むーこ

たいてい、どうでもいいこと。

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  • よなよなエッセイ

    そのほか色んなこと

  • 今日もむらかみ -2018/06-

    ミャンマー起業女子のああでもないこうでもないホンネたち。価格の500円は私の超個人的な日記の閲覧権だと思っていただければ。

  • 不思議の国のミャンマー

    ミャンマーのこと

最近の記事

ミャンマーロックダウン遂に。

しばらく更新できていなくて、ごめんなさい。 私がnoteを更新していない間、こんなことがありました。 時は9月上旬。茂木外務大臣のアジア諸国訪問。これによりミャンマー日本間でのレジデンストラック・ビジネストラックの合意がなされ、早々に開始されることに。 限定的ではあるものの、これでいよいよ日本とミャンマーの国交が再開される...!とミャンマー関係者の中では、期待に胸躍らせた人も多かったはず。例に漏れず私もその一人でした。 9月当時ミャンマーは外国人の受け入れを停止。日

    • 7月のHerBEST(2020_07)

      8月中も、ミャンマーへの飛行機は飛ばないことが決まった。というと、少し語弊があるのでちゃんと説明すると、現在ミャンマーへは政府の手配した臨時便のみ飛んでいて、ODA関係の人を中心に少しずつミャンマーへの入り口は開きつつある。

      • 6月のHerBEST(2020_06)

        私がヤンゴンから離れて、2か月が過ぎようとしている。 「むーこさんが現場にいなくて、大丈夫なんですか?」 この2ヶ月幾度となく聞かれた質問。私は、苦笑いしながら答える。 「うーん、大丈夫かは、わからないんですけど、まぁそうなっていくしかない、ということでしょうね」

        • 青梅のなる頃に、思い出すこと

          その古びた小瓶が、キッチンの棚、奥底から発見されたのは、祖母が亡くなって7日目のこと。そこには忘れようもない、7日前まで息をしていた祖母のなつかしい文字があった。 「1987年10月14日」 おそるおそる、小瓶を取り出して蓋をあける。 ふわっと、どこか懐かしい、梅の香りが広がる。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 私は、死んだ祖母が大好きだった。彼女はお世辞にも美人とはいえなかったが(ごめんなさい、おばぁちゃん)、どこか愛嬌のあるまんまるのテディベアのような風貌をしていた。

        ミャンマーロックダウン遂に。

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        • よなよなエッセイ
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        • 今日もむらかみ -2018/06-
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        • 不思議の国のミャンマー
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        記事

          忘れたくない気持ち:今ほど「社長であってよかった」と思う時はない

          毎日テレビで見かける安倍総理を見つめる私は気が気じゃない。 ああ、そこでこう答えちゃう?お、そこはそう言うのね。ん?マスク?いやぁ...それは。と。 私は特に政治に詳しい人ではない。取り立てて関心がある方かといえば、そうでもないだろう。私が気が気じゃないのは、それをついつい自分に置き換えるからだ。 私の会社はスタッフたったの9人の小さな会社だ。ちなみにミャンマーにある。よくわからないこの親近感を、一国のリーダーに覚えるのはどこかおこがましい...のはわかっているつもりだ

          忘れたくない気持ち:今ほど「社長であってよかった」と思う時はない

          Twitterの使い方を見直します。私はあなたと仲良くなりたい。

          twitterのフォロワーさんが気がつけば3000人になっていた朝。3000!?!? 今や、twitter戦国時代。フォロワー1万だとか3万だとか、そんなプチインフルエンサーがざらにいるこの世。それに比べれば、3000という数字は遠く及ばない、むしろ「およぼう」と考えようもんなら私は、目眩がするくらい。 くらーり。 でも考えても見てほしい。私は職業ツイッタラーではもちろんないし、世に言うインフルエンサーではない。影響力がほしい!っていう訳でも、まぁないんじゃないかな。そした

          Twitterの使い方を見直します。私はあなたと仲良くなりたい。

          2月のHerBEST(2020)

          あっという間に2月が過ぎ去った。 お正月を終えて、ミャンマーに帰ってきたのが1月半ば。 その頃から比べて少し会社に変化があったように思う。 ある朝のこと、日経新聞の記者さんからご連絡をいただいた。 「HerBESTさんを取材してもいいですか?というか村上さんを」 私を?なぜ...と思ったが、せっかくいただいたお話。恐縮ながらもお引き受けすることにした。取材を受けると言うのは実に不思議な感情になるもので、ついついカメラを向けられると、顔がこわばってしまう(笑)。 (こわば

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          2月のHerBEST(2020)

          歩みをとめてもよいことはない

          私は時々メンヘラになるので、なにもかもいやになっちゃう時ってあるんですね。例えば不安な時とか。恋愛がうまくいかない時とか。仕事で嫌なことがあったときとかね。 人生ってなかなか不条理なもので、頑張ったってどうにもならない時がある。そのたびに私は「ああ、いい感じに人生やってるなぁ」って思うようにしてるのだけど、必ず呪文のように唱えるのがこれ。 「歩みを止めても良いことはない」 自暴自棄になりそうになったり、不安に押しつぶされそうになったり。そういう時だからこそ、ちょっとふん

          歩みをとめてもよいことはない

          結局「感情」には勝てない。

          ヤンゴンは夜中の11時半。こんな時間までオフィスにいることは珍しいのだけど、少し何かを忘れたくて仕事に没頭していた。そして多分今も、そう思って文章を書いている。 目の前には飲みかけのオレンジジュースがあって、そこに羽蟻がたかっている。ミャンマーは油断するといつもこうだ。家のどこかに巣があるのかなんなのか知らないが、どこからともなく彼らは現れて、そして自らジュースという液体の中に、自分の身を投げていく。私は不思議でしょうがない。 もう飲めないそのジュースの表面には、死んだ蟻

          結局「感情」には勝てない。

          HerBESTの365 #2019

          2019年12月31日。今年も年の瀬。 この日にやると決めていることがあるとすれば、たったひとつ。 2019年の振り返りnoteを書くこと。 そう思って、大崎のスタバにやってきた。 何かがいつもと違う。なんだこの漂う年末年始感は。 そう何が違うって、今年は日本にいる。 思えばここ3年ずっと、私の年末年始はミャンマーだった。 ミャンマーの年末年始は、「ほぼない」に等しい。その代わり4月に「ティンジャン」というミャンマーの年末年始がやってくる。だから例年この時期を日本にい

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          HerBESTの365 #2019

          タイムマシンとカルボナーラ

          気がつけば今年もこの時期がやってきていた。HerBEST Family Dayである。 ミャンマーの会社はどこもかしこも、社員旅行をやる風潮があるようで、起業して2年目(去年)からだろうか。その風潮は私たちHerBESTにも当然のように押し寄せたのだった。 でも、はい、みなさん。大変残念な報告です。弊社にはそのようなお金がありません(まだ。)そして、お客様をほっぽり出してみんなでビーチ(片道バス6時間)に行くこともできなさそうです。 ウルウルした瞳で私に迫るスタッフたち

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          あなたの背中

          その人はいつものあの机で、書き物をしていた。向かいの大きな窓からは西陽がさして、彼の影を少し長細くしていた。彼が何かを勉強しているのだということに気がつくのに、そんなに時間はかからなかった。 彼は英語を勉強していた。昨日も今日も明日も明後日も。私はそんな彼の背中越しに座って黙々と文章を書いたり、本を読んだりしていた。彼の名を、わたしは知らない。でもひとつ、わかることがあるなら、あの日から私は彼のことがずっと好きだったのだと思う。

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          あなたの背中

          ウニより尊くて、トロより甘い

          2019年11月。私は銀座で寿司を食べていた。 私はミャンマー在住である。銀座でお寿司を食べる日が自分の人生の中でやってくるなんて、想像だにもしていない。カウンター席の目の前で握られる寿司は艶やかで、思わず大将の繊細な指先に視線がいく。 ああ、やっぱり日本だなぁ。と思う。日本はいい。何がいいって、魚が美味しい。寿司屋にいるから思ってるわけじゃなくて、いや本当に。本当だってば。 せっかく帰ってきたのだから、と起業家の大先輩が奮発しておごってくれたお寿司。私には少しやっぱり

          ウニより尊くて、トロより甘い

          この会社は私のことを理解してくれないから、こちらから願い下げよ。

          いつもは穏やかで温厚な彼女が、部屋に入ってくるなり、怒鳴り散らしている。私は必死に彼女のミャンマー語に耳を傾けてみた。全部わかる、とまではいかなくても大抵は部分的にわかるのに、興奮に任せて喋る彼女の言葉は早口言葉どころではなく、全く理解出来ない。 給料日にはいつもなにかが起こる。だから私はこの日があまり得意ではない。とりあえず目の前で怒鳴り散らす彼女の目を覗き込んで、ゆっくりと喋る。 話を聞けばどうやら今月で解雇になった別のスタッフAにお金を貸していたらしい。額にして彼女

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          この会社は私のことを理解してくれないから、こちらから願…

          完成度はともかくとして。

          完成度はともかくとして、もっと文章を書いていきたいなぁと思う。 文章とは不思議なもので、一度書かなくなってしまうと、するすると書けなくなってゆく。うまく言えないのだけど、私には「書きたいものBOX」のようなものが存在していて、それが砂時計のように下に穴が空いているような気がするのだ。ああ、書いておきたい。そう思っても忙しさにかまけて書かないと砂がなくなってしまって、また降り積もるまでに少し時間がかかる。でも書き続けていると、砂はどんどん降ってきて、些細なことも、砂に変わって

          完成度はともかくとして。

          HerBESTの11月

          すっかり気がつけば12月。ミャンマーは雨季が終わって、お日様が帰ってきた乾季。この時期のミャンマーは過ごしやすい。朝晩はクーラーがいらないくらい。 拝啓、日本の皆様。日本はコートがいるそうですね。 あまりにもnoteに書けないような、ちょっと自分でもびっくりしてしまうようなトラブルを経験していた10月、11月。きちんと更新できていなくて申し訳ありませんでした。 今年はトラブルが本当に多い一年だな、って思います。人とは少し違う人生を選んでいると、人とは少し違うトラブルにあ

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