MUJUN

この広い地球にひとり

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  • こだわりが強すぎて生きるのが面倒くさい話シリーズ

    できないことが多い。できるけどやり方が人と妙に違っていてやりづらい。そういうことを時々書きます。

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どこにも属せなかったから

私はいろんなマイノリティだ。 発達障害、LGTB、HSP。 こういう分類の仕方を知る前は、もっと不思議な孤独を味わっていた。 なぜ自分は人と違うんだろう、特別なのかな?それは素敵なこと?それとも惨めなんだろうか。 分類できた今、幸せかどうかはわからない。 ただひとつ、よかったなと思うのは、「"私の幸せな人生"は一般の人以上に誰にも定義できるものではない」という考えを肯定してもいいかなと思えるようになったこと。 本当は不安だ。みんなのように、何か信じる成功や幸福の形が

    • 急な自殺願望の前兆を知っておく

      自殺願望・希死念慮が湧いてくる日、今まで長年規則性がわからなかった。 ホルモン周期?寒暖差?冬だから? 10年うつをやってきたが、ここ1年で急に法則性が見えてきた。しかもそれは、とても意外なものたちだった。 しかも、原因は希死念慮の当日ではなく、前日や後日にヒントがあるというハードモード。 私だけに当てはまるものかもしれないけれど、誰かのヒントにもなるかもしれないから記事にしておく。 1. 遅延性食物アレルギー特定の食べ物を食べてから、数日後に疲労・倦怠感・眠気を誘

      • 自殺はサヨナラが言えない

        ※自殺に関する記述があります。このテーマにセンシティブな方、影響を受けやすい方は観覧をお控えください。 このところ希死念慮に苛まれる日が増えてきた。 先日、様々な要因が重なって、朝からどうしようもなく巨大な絶望感にのしかかられ、死を覚悟した日があった。 うつ状態が長らく続いた末に自殺を考えたことがある人ならわかると思うが、「死を覚悟したなんて、自殺なんだから死ぬかどうか自分で選べるでしょ?」と一般的に言われるかもしれないが、そうではない。 体の病気と同様、心の病気も「

        • 新年の抱負

          今あることを感謝していく。 感謝と言っても大袈裟なものじゃなくて、「○○があるなあ、嬉しいなあ」とか「幸せだあな」とか、そういう気持ちにいちいち丁寧に気づいていくことが「自分一人のためにする感謝」だと思う。 自分一人のためにする感謝は、今のじぶん、時には未来の自分を幸せにしてくれる。 いろんな広告に追い立てられて、SNSに焦らされて、「未来の幸せをつかまなくては」って思うことが毎日ある。現代をそれなりに普通に生きていれば、嫌でも逃れられない。 だからこそ、他人基準の幸

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        どこにも属せなかったから

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        • こだわりが強すぎて生きるのが面倒くさい話シリーズ
          34本

        記事

          「人はコンテンンツではない」という現代人が完全に忘れがちな事実

          この当たり前の事実を、現代人はもう忘れているのではないだろうか。 当アカウントで何かを発信しようと思うとき、私は自分のどこを切り出そうかすごく迷う。だって私は1人の人間なのだ。生きている。人間は多面的で、迷いや矛盾は常に生じている。 1人の人間と言えど、間逆のことを言うことがあるのだ。だが読者はそれを許さない。私だってそうだろう。読者の側にいるとき、読み物の主義は一貫性を持たせてほしいし、少なくとも1記事の中で矛盾が起きているのはなんだか気持ち悪い。さらにその記事に興味を

          「人はコンテンンツではない」という現代人が完全に忘れがちな事実

          暖かいお茶と、硬い床と、適度な人間の存在感があれば、夜に眠れる

          暖かいお茶と、硬い床と、適度な人間の存在感があれば、夜に眠れる

          とても不思議なことなのだけど、タバコは朝の時間帯になると美味しくなくなる。寝起きとか関係なく。

          とても不思議なことなのだけど、タバコは朝の時間帯になると美味しくなくなる。寝起きとか関係なく。

          できる仕事・できない仕事、の話

          発達障害(ADHD/ASD)で会社員ができなくなった私は、仕事を辞めてからも「どういう条件・環境があれば自分は活躍できるのか?」を考え続けてきた。 今のところわかっているのは、 ・文字や数字をたくさん読まなくていい仕事 ・複雑な工程がない仕事 だ。 さらに、得意なことだけをピックアップすると、 ・フィジカルでシンプルな仕事 ・コミュニケーションがメインな仕事 ・センスがいらないものづくりの仕事 具体的にいうと、アート教室の講師や、イベントの出演者などをしていたときは

          できる仕事・できない仕事、の話

          やるべきことをやる安心感、の話

          やるべきことをなくやっている時と言うのは精神がすごく落ち着く。 落ち着かなかったり焦っていたり悲しかったりする時はやるべきことから逃げているのかもしれない。 やるべき事は多分どんなことでもいいんだと思う。 床の掃除だったり食器を洗うとか洗濯をするとか。 もう少し頑張れそうなら、書類仕事をするとか、事務手続きをするとか、何か先延ばしにしていたことをやる。 そっちのほうがもっと充実感が大きいけれど、それが無理ならやっぱり床に落ちている服を拾うとか植木に水をやるとかそういうので

          やるべきことをやる安心感、の話

          いつの間にかモテ部屋に住んでいた、の話

          異性に求められる部屋というのは、自分が異性に求めている部屋の価値観と同じだと言うことを知った。 ↑参考にさせてもらった記事だ。 「男と女では求めているものが違うのだ」という刷り込みがあったから「男性が求める女性の部屋ってなんだろう?私が男性に求めている部屋のおしゃれ感とはまた違うのかもしれない」とか思っていたけれど、調べてみるとどうやら違うらしい。 過剰すぎないインテリア、清潔感、一人で暮らしている感が大切らしい。 当たり前だが、くどすぎるインテリアも、汚い床も臭い部屋

          いつの間にかモテ部屋に住んでいた、の話

          文章力の基本、の話

          noteを書いている中で、「読みやすい文章を書けているだろうか?」とよく思う。 もともとADHD気質で面倒くさがりな性格もあって、「文章を推敲する」という粘りの要る作業が苦手だ。 考え事自体は好きだし(というより脳が自動的にやってしまう)、それらはアウトプットしなければ脳の容量をパンパンにしてしまうので、言語化して放出することは有意義なのだが、「記録物として、読み物として綺麗な文章にしよう」というのは、また別の話である。 ・句読点の打ち方 ・行の変えるタイミング ・表現

          文章力の基本、の話

          スキ > フォロワー の話

          noteでは今のところフォロワーが1名しかいない。(その一名の方、ありがとうございます。) でもちゃんといろんな記事には様々な方がスキを押してくれて、たまに10件以上のスキをもらう。 Twitterとかと連携してないのが悪いのだろうけれど、元々あまり双方向コミュニケーションの激しいSNSで思想を発表することが苦手な私は一応MUJUNのアカウントも持っているのだけれどほとんど呟いていない。 スキにだいぶ救われているというか、何かしらのフィードバックがあることで元気をもらっ

          スキ > フォロワー の話

          いろんな種類の「愛の頼り先」を持っておこう、の話

          先日、前触れもなく深く落ち込んだので、原因の整理としての日記です。 ------------------------------------ 昨夜は一時的に非常に混乱と不安で取り乱した。要因はたくさんあったんだけど思うけれど、 1. もともとやるべき仕事が溜まっていたのに手をつけられていないと言う罪悪感 2. 最近恋愛がうまくいっていないと言う不安 3. (これが決定打である)声がうまくいっている友人との会話で自分がうまくいっていないと言う話をしてしまった&過去の恋人の

          いろんな種類の「愛の頼り先」を持っておこう、の話

          秋は落ち込む季節、の話

          このところ、気温と気圧の急降下が多いからだろうか。 物凄く深く落ち込む頻度が上がっている気がする。 単純に近しい人と接触する機会がないということもあるだろうが、それにしても異常なほどの孤独感や無気力に苛まれる。 趣味であるはずの映画鑑賞にも集中できず、ずっとスマホを見ては誰かからメッセージが来ていないか狂ったように確認している。 一人でいると内省する時間も増えるから、考え事や様々な「生活の仮説(哲学のようなものをこう呼んでみた)」も増えていく。それらは本来こういった場

          秋は落ち込む季節、の話

          「親に愛されていたと思いたかった」という呪い

          私はいつも愛情にとことん飢えている。相手は男性であったり友人であったり、いろいろなのだけれど、かまってくれる人、承認してくれる人、愛してくれる人、助けてくれる人などに非常に固執し、依存しようとしてしまう。依存したいがために、そこまで好きではない相手でさえ良いところを無理矢理探そうとするところすらある。 こういうことに関して、「自分が幼少期に愛情不足だった」と思った事はなかった。いや、「親の愛を受けなかったはずがない」。そんな幼少期の記憶を思い出そうとすると、私の脳は少し複雑

          「親に愛されていたと思いたかった」という呪い

          「恋愛」だけは他人と比べて安心する、の話

          こんなこと言うと怒られそうだけど、人の生活をの話を聞くことで「まぁそんなもんか」と感じて、自己肯定感が上がることがある。 特に恋愛のことがそうだ。 イケてるJKから彼氏の話を聞いたり、幸せそうなカップルを見つけたり、安定した夫婦を見つけると、最初はすごく憧れている。 しかし、本人たちから詳しく話を聞いてみたり、近くで観察していると、「あぁ、この男性は彼氏としてはたいして魅力的じゃないなぁ」とか、「このカップル、自分たちが闇抱えてることに気づいてないなぁ」とか思ってしまう。

          「恋愛」だけは他人と比べて安心する、の話