仮面ライダーOOO〜フィニッシュは中間フォーム〜

幼い頃に仮面ライダーBLACKとRXを見て育った僕は仮面ライダーというコンテンツが好きだ。その後高校生の頃に平成ライダーが始まり大学生の頃に平成ライダーを何作か見ているうちに生活の一部となり毎年新しいライダーを楽しみに見ている。気付けば社会人になっても休日の日曜に毎週の様に早起きして仮面ライダーを見ている日々を続けている。

平成ライダーの中には特に好きなシリーズもいくつかあり、リアルタイムで劇場版を見に行ったものもある。そのひとつがOOO(オーズ)である。
好きなライダーではあるが細部まで覚えているかと言われるとそんなことはない。しかしとても強く覚えていることがあり、主人公火野映司とアンクのバディが戦いを通じて友情を築いたというストーリーは印象に残っている。最終話でアンクは消滅し、映司は消滅したアンクを復活させる方法を探す旅に出るという終わり方である。

平成仮面ライダーシリーズはメインスポンサーであるBANDAIがおもちゃを売ることで成立しているシリーズなのでおもちゃの売上は大事だと思うし、大人の目線で見ると初期フォームからパワーアップフォームへ進化していく際に新しく変身アイテムを売り出すことで1年を通じて売上を伸ばすことに一役かってることは間違いない。

シナリオはパワーアップフォームを出すために強敵を登場させたりラスボスがめちゃくちゃ強かったりするようになっていると思う。初期フォームからちょっとパワーアップした第2段階がいくつかあり、その後さらに強い最強フォームが登場しだいたいは最強フォームでラスボスを倒して物語はフィナーレを迎える。

そんな作品が多い中でOOOは中間フォームの一つであるタジャドルコンボという姿で最後の敵を倒す。タジャドルコンボはアンクの一部ともいえるコアメダルのコンボでありアンクと映司が一緒に戦っているとも言える姿である。先程のストーリーにおいて触れた2人のバディ物語として見たときに「一緒に戦っている」というのを最も感じられるのがこのフォームであり絆を感じる。

だからなのかこのフォームで最終決戦を終えたということをめちゃくちゃ印象的に感じているのかもしれない。

今回の新作劇場版「復活のコアメダル」においてもこのタジャドルフォームについて2人の絆を感じるシーンが沢山ありとても満足した。
結末についての賛否はありそうだが、1人のファンとしてまたいつか2人がバディを組む姿を見れる日を楽しみにしている。

復活のコアメダル入場特典



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