今からPCを買ってPSO2を遊ぶ人へ(2020/4版)

もうサービス開始して7年?近くになるPSO2ですが、今頃PC買って始める人いるのか?と思ったんですがもしかしたらいるかも知れないので各店舗のPSO2推奨モデルについて語っていきたいと思います。
(2020/4月時点で)

2020/4/1・・・誤記および誤解を招く表現を修正
2020/4/2・・・パソコンの自作について記載を追記

Q.その前にゲーミングノートPCってどうなの?

最近流行のゲーミングノートですが、個人的にはデスクトップをオススメしてます。なぜかというと
内蔵グラフィックと外付けグラフィックの切り替えが初心者にはめんどくさいことが多いため
です。ゲーミングノートは多くの場合、二つのグラフィックコアを持っています。
 CPU内蔵のグラフィックコア(低性能で省エネルギー)
 外付けのグラフィックコア(高性能でエネルギー消費大)
これをゲーミングノートPCはバッテリ駆動or充電状態やアプリによって、切り替えるようになっています。が、これが厄介でPSO2でゲームするときは外付けのグラフィックコアを使って欲しいのにCPU内蔵の方を使用してたりします。
 デスクトップパソコンにはそういった切り替えは存在しないので(ほとんどの場合(※)両方使用可能ですが、グラフィックボードと呼ばれる外付けのグラフィックコアが刺さっている場合、そちらに映像出力ケーブルを差すだけで無条件で外付けの方が使用されます)デスクトップの方が分かりやすくゲームを始められます。
※・・・以前はAMDが内蔵グラと外付けを連動させて性能上げるとかしてましたけど、無視して構いません。遙か前の機能なので今はないと言っていいです。
 もちろんWindowsや外付けグラフィックのドライバの設定をしっかりしてやればちゃんと動きますが、初心者には中々取っつきづらいかなという印象です。
 性能的にはエントリーレベルと言われる安いゲーミングノートPCでも設定6が動く程度にはPSO2は軽いゲームに該当するので、性能的な問題はありません。(外付けグラフィックにGeforce1050Ti以上が使われていればまず設定6が快適に動きます)

というところで2020年4月時点でのPSO2用ゲーミングパソコンを各社毎に見て行きたいと思います。
※主にBTOパソコンを販売している会社に絞っています。BTOとは「Build To Order」いわゆる受注販売の意味ですが、BTOパソコンと言われたときには「中身をたくさんカスタマイズできるパソコン」という意味ぐらいに思ってもらえればいいと思います。

1.ツクモ(ex.COMPUTER)

 https://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/game/suisyo/pso2.html

 あまり書かれないマザーボードのモデル名までちゃんと書かれているのに好感がもてます。
(なぜ書かれていて好感が持てるかというと、CPUやグラフィックボードに並ぶ程の重要パーツなのに、多くのBTOパソコンではマザーボードのモデルを書かず、安物のマザーボードにすることで本体の値段を下げる手法がBTOパソコン販売会社でよく見られる手法のためです。そのため書いてあるだけで好感が持てます)
肝心の性能についても「推奨エントリーモデル」で十分設定6で遊べると思います。
 強いてあげれば容量がSSDの240GBしかないのが残念です。PSO2が現状、70GB近い容量を使ってしまっているので他のゲームがほとんどインストールできません。「推奨スタンダードモデル」も500GB止まりなのであまり余裕はありません。
 カスタマイズ可能なので大容量のHDDか、お金に余裕があれば2台目のゲームインストール用SSDを追加すると良いと思います。さらに余裕があればメモリを16GBにすると良いかも知れませんが、そこまでするなら「推奨スタンダードモデル」を買う方が長く使えるかと思います。

2.パソコン工房

 https://www.pc-koubou.jp/pc/pso2.php

 最近聞く評判は上々のパソコン工房、ここでも一番安い
  LEVEL-C0B7-i5F-RVS-PSO2 [Windows 10 Home]
 でも十分設定6まで遊べます。ツクモのエントリーモデルと比較すると標準でメモリが16GB、SSDが480GBなのも良い感じです。値段的にコスパはかなり良さそうです。ツクモと同様、カスタマイズで追加のHDDを入れてあげると長く使えるかと思います。

3. G TUNE

  https://www.g-tune.jp/gaming/PSO2/

 一応紹介しますが一種類しかありません。もちろんこの性能で設定6は余裕だと思います。ただ正直この製品を買うなら上記2社の中で選ぶのが良いかなと思います。値段的にも性能的にも取り立てて良い部分が見当たらないので。

4.ドスパラ

 https://www.dospara.co.jp/5gamepc/cts_pso2

 正直、最近ドスパラ自体が色々問題が多くてオススメし辛いです。会社のサポート体制はあまり良くないので、自分で直せる人ぐらいしかオススメできません。

 とはいえ推奨モデルを販売しているので一応見ます。価格が一番安い「GALLERIA DC」は設定6が十分に動きますがやはり標準だとSSDの250GBの容量で少なすぎますので、追加でHDDをつけると良いかと思います。

 スペックと価格だけで見れば「PSO2を設定6でプレイする」という意味では一番勧められる製品なのですが(Core i3 なのがPSO2以外の最新のゲームを高解像度でプレイするには物足りなくなるかも知れません)ドスパラであることが脚を引っ張ってる、というかそれほど最近のドスパラはオススメできない企業に成り下がっているので。ちょっと覚悟して購入して頂きたいなという感想です。

5.ark

 https://www.ark-pc.co.jp/special/PSO2-ep6/

 ここも1製品しかないしオススメとは言い難いです。というのはPSO2をやるには性能が良すぎ&値段が高すぎます。
 もちろん他のゲームをやるのも踏まえれば良い製品ですが、ことPSO2だけに絞って話をするならば、この製品は役不足すぎます。逆にいえばものすごく性能は良いのでPSO2以外に最新のゲームを!という方なら検討してもいいかもしれません。

以上、ここまで各PSO2推奨モデルを見て行きましたが、現状では

 CPU:Core i5 以上または Ryzen の3500以上
 MEM:8GB(余裕があれば16GB)
 HDD(SSD):240GB以上
 グラフィック:Geforce 1650 以上

これだけのスペックがあれば設定6が十分動きます。
もし自作するのであればこの辺りを狙って作ってください。

Q.やっぱり自作すると安くなるの?

これについては「安くはならない寄りのどちらともいえない」です。昔は安かったかもしれませんが今はWindowsというOS代も含めるとそれ程安くはならない割に作る手間が掛かるので。

ただ「新しいゲームをやるのに他の性能は足りてるけどグラフィックだけが足りない」という時や「CPUだけ入れ替えたい」という時に自作ができるとPCまるごと買い換えなくとも、パーツを買うだけで済む、という意味では安上がりかもしれません。

最初から自作はハードルが高いと思いますので、これから自作パソコンを始める方はまずは上記サイトで販売されているBTOパソコンを買って、そこから徐々にパソコンパーツを取り替えてみてコツを掴んでから、1から自作をするようにするのが一番とっつきやすいかな、と思います。
(ここまで紹介したBTOパソコンはすべて自作パーツ市場で出回ってる部品と互換のあるパーツを使ってることが多いので。最近ほとんど見ませんが富士通やNECなどのメーカーが出しているデスクトップPCは独自規格で交換不可能なことが多いです)

以上、ご参考になれば幸いです。

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