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047.「劇団 白昼夢」のこと

学生時代から好きだった劇団がある。「劇団 白昼夢」だ。

白昼夢は2010年結成の日芸出身の演劇団体で、本当もうめちゃめちゃやばい。色々な意味でやばい。尖りすぎてるし、クールだし、センチメンタルで喜劇で最高に泥臭くてかっこいい。

はじめて出会ったのは、入学した年。
新入生歓迎会でたまたま出会い、一瞬で虜になった。
だっていきなり「禁じられた禁次郎」なんて意味わからない紙芝居見せられて(しかも第13話で前後は当たり前に存在しない)、しかも最後に突如「皆さまご唱和ください!」って知らないエンディングテーマを延々と歌わされるの意味わからなくないですか????(褒めてる)


全部の公演にはもちろん行けてないのだけど、どの公演もすっごくいい。白昼夢は生の感じがすごくて、OPダンスもEDダンスも全力で、見ている方がハラハラするくらいのつよさを感じる。
そして、くだらないギャグもいれて喜劇にしつつ、何回でもホロホロと泣かせる。毎回「今回こそ泣かないぞ」と心に強く誓ってから観劇してるのに、帰る頃にはボロボロ。勘弁してほしい。

その中でも特に好きなのは、人間がいなくなり鉄道だけの世界になった「ドロン荒野郷鉄線」、人と人造人間のメイド劇「ラフレシア」、フィクションとリアルの狭間で生きる「贋作・怪人二十面相」。
特にラフレシアは初演も再演も2回ずつ観てるけど、どっちの演出・脚本も良かった。友達を誘いたいけど誘わなくて良かった、でも誰かと話したい、でもそれ以上に私の顔面に残る涙跡を見られたくないとぐるぐるしてしまうくらいには好きです。

意外とyoutubeにアップされているものも多いので、ぜひ一度観てほしい。

今は活動休止になってしまったのだけど、また活動再開したら真っ先に観に行きたい。意味わからないって言いそうな友達ばっかり誘って観に行きたい。そして、ぐちゃぐちゃな感情になってアンケートを書きなぐりたい。そんな思いに駆られる白昼夢が一番好きです。


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