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【ホルスヘレシー】プライマークがぶつかり合う神々の戦いを見たくないか?【バトルレポート】

鉄は熱いうちに打て。《戦いの聖典-コデックス・アスタルテス-》にもそう書かれている(知らんけど)。ひっさしぶりの30Kのバトルを楽しんだので、今回はその模様をまとめたいと思う。スペースではよく話すけど実はリアルでは初めて会う人たちが一堂に会したもはやオフ会といえるイベントである。

スペースマリーン大運動会開催!!

東京都文京区千石はジャイアントホビーに集った勇者たち。各自2500ポイントずつ持ち寄り、可能であればプライマークを入れるというレギュで行われた。合計20000ポイントのアーミーがテーブルに並ぶとさすがにホルスヘレシーが超人気コンテンツであると再認識せざるを得ない
第ⅩⅢ兵団ウルトラマリーン2500ポイントの全容。誇り高きマクラーグの獅子達を率いるのは、当然総首長ロブート・グィリマンその人だ!今なお生きる伝説の戦士の威容を目に焼き付けよ!
大理石ベースに乗ったロブート・グィリマン。ウォーハンマーカフェの開店記念で入手した。アーミー全体に能力を付与し、戦局を左右するほどの指揮能力を持つ。当然本人の戦闘力も折り紙付き。

ここからは開会式(本日のメインイベント)の様子をどうぞ。

まずは大将帥(ウォーマスター)率いるサンオブホルス・・・ではなくてルナーウルフ。大逆へと突き進む兵団の、在りし日の姿だ。確保力に優れる歩兵を中心に、ドレッドノートが配置された地に足のついた編成。威厳に満ちたウォーマスターホルスのペイントが素晴らしい。
こちらはアングロン率いるワールドイーター。殺意の高い歩兵が並ぶ中、デストロイヤーやアサルトスカッド、そしてジェットバイクといった高機動ユニットが居並ぶ。副官として「血まみれの」カーンが殺戮部隊を率いる。今回の対戦相手だ。返り血やチッピングが、猟犬軍団の荒々しさをよく表現している。
デリヴァランスの黒き大鴉、コルヴス・コラックスがレイヴンガード兵団を従えて着陣。ベタ足の歩兵編成の上空をダークフューリーが舞い踊る。この兵団をチョイスすること自体が激シブだし、漆黒のアーマーのペイントがカッコ良すぎてジャスティスに目覚める
闇の化身ナイトロード。残虐非情、暴力と恐怖が形を成した男、コンラッドカーズがその先陣を走る。固有ユニットが多く投入されており、熱い。写真では見えないが細かくライトニングパターンが書き込まれている。人の皮とか頭とかもぶら下がっている。
人気兵団アイアンウォリアー。リヴァイアサンやオートマタ、タイラントシージターミネイターという強力なユニット達が惜しみなく投入されている。鋼鉄の戦士を率いるのはもちろん男の中の男パーチュラーボ。虎目柄を塗る苦労を想像すると泣ける。
おなじみタンケンさんのアイアンウォリアー。大人気兵団なのでアイアンウォリアーが2アーミーいるのは当然の帰結といえよう。当然パーチュラーボも2人いる(どちらかはアルファリウスかもしれない)。タイラントシージターミネイターが20人も投入されており、洒落にならないほど殺意が高い。というのも相手が・・・
長男兵団ダークエンジェル。タンケンさんのアイアンウォリアーの相手だ。ドレッドノートでアーミーを組むというルール上は許されるが人の心が無い編成だ。さすがは後の許されざる者。先ほどのアイアンウォリアー(こちらも人の心が無い)と地獄のような戦いが繰り広げられることとなる。
集合したプライマークたち。ここまで並ぶと壮観だ。なお長男のライオンくんは40Kで忙しいのか不参加。こんなに仲のいい兄弟たちがこの後血で血を洗う闘争を演じることとなる。

対戦カードは「ウルトラマリーンvsワールドイーター」「ダークエンジェルvsアイアンウォリアー」「レイヴンガードvsナイトロード」「サンオブホルス(ルナーウルフ)vsアイアンウォリアー」となった。今回はナラティブ的側面を重視しながら、なるべく初心者と経験者が対戦して、ルーリングなどがスムーズになるように配慮された。タンケンさんナイス。

ミッションと初期配置

今回のミッションはBlood Fued。秘密裏にユニット種別(インファントリー、キャバラリー、ドレッドノート、ビークル、プライマークなど)を選択して、ゲーム終了時にどれだけその種類のユニットを撃破したかで勝敗を決めるいわゆるデスゲームだ。さーて、何を選ぼうかなー(棒)

初期配置完了。ワールドイーターの戦力の半数はディープストライクで降ってくるため予備戦略として待機。地上部隊をアングロンが自ら率いて突撃する構えを見せている。一方のウルトラマリーンはウルトラマンションに立て篭もりこれを迎え撃つ。十重二十重の砲火陣形の最奥に総大将グィリマンが悠然と待ち構えている。

作戦は完璧だ。ワールドイーターは狂犬なのでなりふり構わず突っ込んでくる(確信)。これを長射程の重火力で迎え撃ち、その凶刃がグィリマン閣下を脅かす前に赤き天使アングロンを他に落とす。途中で降ってくる増援部隊はインターセプトの策略でなんとかする。もしも危急存亡の事態となれば、必ずやグィリマン閣下が御自ら大逆者を全て討ち果たすであろう。つまり高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処するわけだ。いにしえのテラにおいて極東地方のウォーロード、オーダ・ノブナーガが、強猛なキャバルリー部隊で名を馳せたタキダ・クランをトライフォールド・ガンラインフォーメーションで打ち破ったタクティクスを聡明なるグィリマン閣下が再現してみせるとのことである。

完全無欠の火砲陣地を瞬時に編成。戦術の天才ロブート・グィリマンの叡智に限界は無い。ドレッドノートが突出して敵を引きつけ、タクティカルが防衛ラインを構築し、その後ろから重火力が射撃する。もし野蛮なる狂犬が迫ってきたら我が軍最強の戦闘力を誇るインヴィクタルスを繰り出しこれらを殲滅する。完璧過ぎて自分が恐ろしいぜ。
初期配置完了して1ターン目を開始。みんないいミニチュアだ。このターンお前たちの何割かが死ぬ。残念だ。

ゲーム開始

1ターン目表ワールドイーターのターンは盤上のユニットが全力移動しただけで終わった。というわけでウルトラマリーンのターン。夜戦が適応されているため夜に適した戦いが必要になる。

1ターン目裏、スコルピウスミサイルタンクの射撃が炸裂、さらに全軍をもって20人のディスポイラースカッドを殲滅。アングロンにも傷を負わせることに成功した。

2ターン目開始。このターンの開始時に予備戦略として控えていたユニットが出現することになる。

空中から強襲してきたデストロイヤースカッド。この後非人道兵器をばら撒いてタクティカルスカッドに甚大な被害を出した。
降下に失敗してしまったユニット。私が戦場の端っこに配置して差し上げた。この遅延は戦力の決定的な分散を招き、戦局に大きく影響することになる。
迫り来るディスポイラー。多少の被害などものともしない。ウルトラマリーンの戦列に向けて雄叫びを上げながら殺到する。

2ターン目裏、ウルトラマリーンとしては当初の作戦通りドレッドノートで敵主力を足止めし、強固なガンラインを維持したいところ。

鬼神の行く手を阻むコンテンプタードレッドノート。来いよアングロン。そんな斧なんか捨ててかかって来い(震え声)
被害を出して退却に追い込まれたジェットバイク。死ぬほどカッコいいユニットだがいかんせん打たれ弱い。この後ミサイルを喰らって次々即死(攻8に対して耐4なので残り傷数に関わらず死ぬ)して全滅ことになる。

予備戦力ユニットが次々に到着し、攻撃を強化するワールドイーター。20人のデストロイヤー、20人のアサルトスカッド、10騎のバイクが降下してウルトラマリーンの陣形を半包囲することになる・・・はずが2ユニットが降下地点を誤って戦場の遠くに着陸してしまう。ホルスヘレシーのディープストライクは、基準となるユニットを中心に、降下する全ユニットがそこに現れるが、ユニット到着時にD6で1を出すと対戦相手に好き勝手な場所に置き直されてしまうリスクがあるのだ。包囲されて突撃されたら相当危なかったが、もちろんこれもグィリマン閣下の知謀のおかげ(?)で窮地を脱した。

核兵器の如きアングロンの猛攻を受け爆散するドレッドノート。最期にアングロンに一太刀浴びせ、兵団の英雄は見事に散って行った。彼の名はヘラ城砦院の墓標に刻まれることだろう。
戦の華、一騎討ち!デストロイヤーサージェントが振るう血風の二刀流を、タクティカルサージェントが洗練されたマクラーグ剣術で迎え撃つ。ホルスヘレシーでは戦場のドラマを彩るギミックが多数用意されている。これもその一部といえよう。
先制攻撃され、圧倒的手数で攻撃されたにも関わらずそれらを全て交わしてみせたサージェントの剣が敵将の首を落とした。プライマークの眼前で敵将を討ち取るとはなんたる栄誉!しかし戦闘そのものには敗北し、第一戦術分隊はその後壮絶な玉砕を遂げた。

2ターン目裏、ウルトラマリーンの反撃が始まる。このターンの目標はズバリ、アングロンを討ち果たすこと!戦神の首級を挙げ、引き裂かれた《帝国》に平和と安寧をもたらすのだ!

まずは移動。左翼に展開していたドレッドノートを中央へ再展開し、アングロンとデストロイヤーの両方に対して圧力をかける。続いて最強戦力の一角であるインヴィクタルスをデストロイヤーに対して前進させ、白兵戦でのカウンター殲滅を狙う。

グィリマン「全隊!目標は敵将アングロン!皇帝陛下の御名において《大逆者》を誅伐せよ!Courage and Honor!!
ボルトガン、ミサイルランチャー、ラスキャノン、オートキャノン・・・全ての弾倉が空になり、巨大な爆炎と、濛々とした土煙が上がる。やったか!?

やりました。プライマークといえど単騎で全軍の斉射を浴びれば斃れるのだ。しかし、直前に散っていたドレッドノート先輩が1傷与えていたから何とか倒せたということを忘れてはならない。
モデリングの都合でブルタックでベースについていただけだったらしいのでご安心ください。

悪鬼滅殺の悲願を成就したウルトラマリーンは掃討戦を開始。だが油断はできない。ワールドイーター軍にはまだあの男が、「血まみれの」カーンが残っているのだ。

40K世界では「裏切り者」カーンとして知られる男もまだこの時はワールドイーターの血柱の一人であった。猛烈な戦闘力。その刃でドレッドノートをゴリゴリ削る。よく見るとものすごい返り血を浴びている。
不用意な挙動で逆突撃(ワールドイーターのアドバンスドリアクション)を受けてしまったインヴィクタルス。しかし防2+/スペシャル4++の盾の壁と、マクラーグが誇る精巧極まるレガタインアックスがデストロイヤースカッドを粉砕。全滅と思いきや狂気の奮戦(士気チェック2D6でピンゾロ)を叩き出したため白兵戦継続。さすがは30Kの薩摩藩。諦めるんは女々しか!チェストマクラーグ!!
いまだに盤石な防御陣形。グィリマンは冷静沈着で、まだ一歩たりとも動いていない。
主戦場に急行するシミタージェットバイク。総大将亡き今、機動戦で趨勢を覆せるか?

3ターン目、ワールドイーターの予備戦力が主戦場に馳せ参じる。アングロンを討たれてもその士気が萎えることはない。バイクから放たれるマルチマルタが今回著しい戦果を挙げているスコルピウスミサイルタンクを掠めるも無傷。アサルトスカッドは全力移動、その他のユニットは白兵戦中のため戦いを続行。

蛮勇もここで果てる。デストロイヤーの生き残りがインヴィクタルスを一名戦死させる狂戦士ぶりを見せるも、すぐさま主君の後を追うことになった。

3ターン目裏。全軍を前進させ、残存兵力を掃討して勝利を確固たるものとするべく行軍を開始する。We March for Macragge!

オートキャノンとミサイルランチャー、そしてスコルピウスの射撃を受けてバイクは全滅、アサルトスカッドも壊滅的被害を出して潰走した。緑のテンプレートが置いてある場所は先のターンで非人道兵器によって二度と通らなくなった場所。
前線にインヴィクタルスが到着。古参英雄に猛烈に助太刀した。激しい白兵戦の結果カーンを含む全てのワールドイーターを撃破。ここに戦の勝敗は決した。
並び立つ神の子ら。直接斬り結ぶことはついに無かったが、実現していたらグィリマンも危なかっただろう。

3ターン目裏でワールドイーターは退却するアサルトスカッドを残して全滅したため4ターン目でゲーム終了。ここでポイント計算。撃破した特定ユニットの数だけポイントを獲得する。私が選んだユニット種別はもちろん・・・

プライマーク戦で判定?ダメだよ!KOじゃなきゃ!

というわけで戦いは終わった。結果だけ見れば射撃によって終始優勢勝ちだったが、到着部隊の混乱がなければ包囲されていたし、序盤での撃ち漏らしが少しでもあったら前線を食い破られていてもおかしくないため、かなり際どいともいえる展開であったといえる。ゲーム試行回数と、ロスターで選べる選択肢が多かったため勝てたとも言えるので、次に戦う時は同じ結果にはならないかもしれない。さらなる軍拡を進め、次なる戦いに備えよう。

本日のMVPはこのスコルピウスミサイルタンク。大テンプレートが歩兵に刺さる刺さる。攻8でレンディングするミサイルは人道的ではない。逆にこれを使われていたらこっちがヤバかった。
今日までに5000ポイント以上のミニチュアを使ってきたので、ルールに合わせて自由自在にロスターが組める。アーミー編成そのものがホビーだ。次は機械化歩兵部隊を作りたい。

今回のロスターはこちら
Primarch
ロブート・グィリマン

HQ
プリムス・メディカエ
・ニードルピストル

TR
タクティカル10人
・アーティファイサーサーマー
・プラズマピストル
・パワーソード
・チェーンバヨネット10本
・オーギュリースキャナー
・ナンシオヴォックス

タクティカル10人
・パワーソード
・ヴェクシラ

EL
インヴィクタルススゼライン
・5人追加

コンテンプタードレッドノートタロン
・追加1台
・グラヴィスオートキャノン
・グラヴィスラスキャノン

フルメンタルスターミネイター
・パワーフィスト×2

HS
ヘヴィサポートスカッド
・5人追加
・ミサイルランチャー
・オーギュリースキャナー

ヘヴィサポートスカッド
・5人追加
・オートキャノン×10
・オーギュリースキャナー

スコルピウスミサイルタンク
・サーチライト

とても素晴らしいゲーム会でした。とても楽しかった。ありがとうございました!そしていつもご愛読ありがとうございます。ではまた。

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