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今話題のウォーハンマーカフェでホルスヘレシーしてきたバトルレポート

ウォーハンマーカフェ東京グランドオープン!!

さる12月3日、アジア初のウォーハンマーカフェが東京に誕生した。世界を震撼させる圧倒的リッチ空間、フォージ製品すらも取り揃え、最強のホスピタリティを兼ね備えたスタッフを擁する夢のサ店、ウォーハンマーカフェが東京秋葉原に爆誕した。Twitterのトレンドにも度々入り、全国規模のホットトピックとなったことは記憶に新しい。これの意味することは、東京は今やウォーハンマー世界の第二帝国(インペリウム・セカンダス)となったということだ。毎日のようにハイエロファントやサンダーホークやウォーロードタイタンが売れていくこの魔窟では、全世界から集ったボビィスト達がウォーハンマーについて語らい、ダイスを振り、変な名前のついた茶をしばくのである。
そんな中、開店1週間の節目にタンケンさんのアイアンウォリアーと再戦ができるということになったので、早朝から並んで世界の中心でホルスヘレシーと洒落込むことができた。

因縁の対決再び

前回のバトルから時がたち、2人のアーミーも増強されて戦力が整ってきたので、今回は2500ポイントでバトルということになった。大規模と思えるかもしれないがこのゲームではユニットひとつひとつの規模が大きいためユニットの数はほとんど変わらない。500ポイントなど誤差の範囲内だ。

2500ポイントのウルトラマリーン。歩兵中心の編成にランドライダーが加加わる。前回に比べて重火器とエリート部隊が拡充されている。
対するアイアンウォリアー。主力は前回と変わらぬ顔ぶれだが、プレデター戦車が投入されて長距離火力が増している。

まずゲームテーブルの完成度がヤバい。この電車テレインはなんと備え付けで、このほかにもいくつかヤバいテーブルがあるので予約が解禁されたら是非遊んでほしい。もはやジオラマと呼べるボードで遊ぶのは格別の喜びだ。あとお客さんにめっちゃ写真撮られて嬉しかった。

アーミー紹介

さて、今回使用したリストを詳しく説明しよう。

両手持ちの謎武器(今回はパラゴンブレード扱い)を携えたプラエトールを、ⅩⅢ兵団最強の白兵戦力、インヴィクタルス・スゼラインが守護る。
エリート歩兵プラエトリアン・ブリーチャーと、フルメンタルス・ターミネイター。奥に写るランドライダープロテウスは大将とインヴィクタルスを運ぶ。
兵団の屋台骨、タクティカルスカッド20人が2部隊と、オートキャノンを構えるヘヴィサポートスカッド。ⅩⅢ兵団の真骨頂は各部隊の連携と歩兵による前進制圧だ!
別角度から全景。手前には「鉄棺」ドレッドノートがオートキャノンを構える。さらに火力支援としてミサイルランチャーを装備したヘヴィサポートスカッドが敵を遠くから狙い撃つ。

HQ
・レギオンプラエトール(パラゴンブレード装備)
エリート
・カストラフェラムドレッドノート(グラヴィスオートキャノン×2装備)
・プラエトリアンブリーチャースカッド10人
・インヴィクタルススゼラインスカッド10人
トループ
・マークⅥタクティカルスカッド20人(チェーンバヨネットなど装備)
・マークⅣタクティカルスカッド20人
ファストアタック
・無し
ヘヴィサポート
・ヘヴィサポートスカッド10人(オートキャノン、サーチライト装備)
・ヘヴィサポートスカッド10人(ミサイルランチャー装備)
専用輸送ビークル
・ランドレイダープロテウスキャリアー(側面砲塔ラスキャノン、ツインランクラスキャノン装備)
・レギオンライノ(ツインリンクボルター装備)

アイアンウォリアーは、
HQ
・ウォースミス(パラゴンブレード、アルケインピストル、サーボアーム装備)
・モリタート(プラズマピストル二丁、ジャンプパック装備)
エリート
・アイアンサークル
・コンテンプタードレッドノート(ツインラスキャノン、ドレッドノートフィスト装備)
トループ
・タクティカルスカッド20人(シャープネルボルター装備)
・タクティカルスカッド20人(シャープネルボルター装備)
・ブリーチャーシージスカッド10人(シャープネルボルター、ラスカッター×2装備)
輸送ビークルランドレイダー
ヘヴィサポート
・シージタイラント×5(エリート枠と勘違いされていたとのこと)
・メデューサ
・アークイター
・プレデター戦車2両(ラスキャノン装備)

ミッションは5番「Tide of Carnage」殺戮の波!戦線を押し上げて、自陣、中立地帯、敵陣と制圧するほどポイントが入るミッションだ。初期配置はアイアンウォリアーが先手、ウルトラマリーンはその陣形を見てから配置することになった。何もなければ先に配置した方が先攻になる。まぁ、何もなければだが。

着陣したアイアンウォリアー。さながら生きた要塞の如し。歩兵と戦車を全面に出し、後方から長距離砲弾が飛んでくる堅い布陣だ。
敵の陣容を確認してから布陣したウルトラマリーン。王者の戦は常に前進制圧!歩兵を広く展開し、面で包み込むように殲滅していきたい。

全ての準備は整った。敵陣の制圧を目指し、世界の中心ウォーハンマーカフェ東京で両軍が再び激突する。バトルスタートだ!1ターン目スタート!・・・の前に先制権奪取を試みる!

説明しよう!先制権奪取とは、1ターン目表が始まる前に後攻プレイヤーがD6を振り、6が出れば先攻をもぎ取れるルールのことだ!

はい、6出ました。日頃の行いがいいとこういうときに何かあるんですよねぇ。というわけで機先を制した!前進せよ!Courage and Honor!

1ターン目「夜の夜戦のナイトファイティング in the night」

このミッション、というかホルスヘレシーでは夜戦のルールが適用されることが多い。夜戦になると24mvより先が暗くて見えず、暗いため射の値が1下がり、暗いためビビって指揮値が1下がる。マリーンとて暗闇は怖いのだ。おそらく1ターン目に射撃で一掃される環境を抑制するためのルールと思われるが、今回はこの暗闇が戦局を左右することになる。

こんなこともあろうかとオーギュリースキャナー(サージェントが持ってるスマホ)を持ってきたヘヴィサポートスカッド。夜戦による射程の制限を無視する。
全軍、前進せよ!マクラーグのために!グィリマン閣下のために!整然と進軍するタクティカルスカッドとプラエトリアン。このあとひどい目にあうともしらずに・・・

1ターン目の目標は敵戦力の機動力を削ぐこと。それによって数的優位と機動戦での優勢を確保したい。そのためには、ランドレイダーには沈んでいただかねばならない。

ウルトラマリーンの猛攻撃により、ランドレイダーの破壊に成功。中から出てきたブリーチャーシージスカッドにも手痛い打撃を加え退却に追い込んだ。

ウルトラマリーンの兵団特性で近くのユニットの射を上げることができて夜戦のペナルティを相殺できたのと、夜戦装備を持っていたことで長射程武器を叩き込むことができ、敵重戦車を撃破するという赫赫たる戦果を挙げた。しかしラスキャノンもオートキャノンもミサイルも全てランドレイダーに狙いを定めたため敵主力は健在。1ターン目ウラに移る。

ヒュルルルル・・・ドオォォォン!!曲射で放たれる爆撃の嵐!アイアンウォリアーの反撃が始まる!

逃走していたアイアンウォリアーのブリーチャーシージスカッドがさらなる指揮チェックに失敗して盤外に退場という、笑劇の展開から始まった1ターン目ウラ。そのあとはアイアンウォリアーの冷徹極まる精密射撃により、おろしたてのランドレイダープロテウスがすぐさま廃車となった。塗るのに数週間かかるけど退場は一瞬。This is ミニチュアゲーム。戦列歩兵にも少なからぬ被害が生じた。夜戦でなければ前線は壊滅していたかもしれない。勇壮なるプラエトリアンブリーチャーは爆撃を受けてビビり散らかしてピニングし、その場で右往左往することになった。彼らは次のターンは何もできない。また側背からはアイアンサークルオートマタが巨大な鉄槌を振り回しながら不用意に突出したライノAPCに迫る。その突撃の威力や凄まじく、ぶつかっただけ(憤怒の鉄槌(3))でライノも無事廃車となった。幸い乗員は降車済みで被害無し。だが放置しておくとえらいことになりそうなので次のターンで対処しなくてはならない。プレデター戦車も前進しながらラスキャノンを撃ちまくっており、プレッシャーがすごい。

ライノにぶつかるオートマタの勇姿を君は見つけられるか?
廃車となった青塗りの高級車から、マクラーグの獅子達が解き放たれた。眼前のタクティカルスカッドを殲滅せんと力強く歩みを進める。

2ターン目「明けない夜はない(夜戦が終わるとは言ってない)」

夜戦継続ロールの結果が4だったので夜戦が継続。夜明けはまだ訪れない。戦士達は引き続き暗がりで戦い、そして死ぬことになる。

敵タクティカルスカッドと熾烈な撃ち合いを演じるタクティカルスカッド。リアクションルールにより、お互いに40発以上のボルターを撃ち合うため、双方に被害が出る。
右翼でプラエトール自身によって率いられたインヴィクタルス部隊が突喊。彼らの振るう白刃は敵の喉元に届くのか?一方プラエトリアンブリーチャーはビビっているためその場にステイ。
ここからが本当の戦いだ。待ち受けるアイアンウォリアーは変わらず鉄壁の布陣を敷いている。

側面攻撃に出てきたオートマタを射撃で落として前面に集中できるようになったウルトラマリーンは、総大将と主力白兵部隊を前進させて、敵主力の機能停止を狙う。だがこれはプラエトールも危険に晒す大きな賭けであった。果たして吉と出るか凶と出るか。2ターン目オモテで戦いはクライマックスを迎えようとしていた!運命の戦闘フェイズ!

忠勇無双のインヴィクタルス、警戒射撃にも怯まずタクティカルスカッドに踊りかかる。
大逆者の首を刈り取れ!進め!皇帝陛下の御為に!For the Emperor!!!!!

ラピッドファアイア×特殊弾薬の方程式を以てタクティカルスカッドから放たれるボルト弾は実に60発!!突撃を試みるユニットは、警戒射撃の猛火に晒される。しかし今は夜。視界不良(ヒット-1)な上インヴィクタルスの纏うアーマーはアーティファサーアーマー(2+)だ。傷を負っても斃れる者は無く、ついにアイアンウォリアーの前線に喰らいつくことに成功した。

プラエトールが一騎討ちにてタクティカルサージェントを討ち取り、残りのインヴィクタルスは敵を求めて接敵移動!
グワーッ!!
ⅩⅢ兵団最高の白兵部隊の前には、いかに鋼鉄の戦士達といえど歯が立たない!

素の回3、突撃ボーナス+1、ピストル&近接武器で+1=1人5回攻撃を接5のエリートスタッツでぶつければそりゃそーなる的な展開である。さらに攻撃力にボーナスがない代わりに貫通2をノーペナルティで振ることのできるレガタイン・アックス(Ωウルトラマリーン専用武器❤️)を装備しており、ダメージが通れば死ぬしかない。彼らのアルグリム式ボーディングシールドは接近戦中は4++スペシャルセーヴィングをもたらし、二刀流を阻害しない特別製だ(Ωウルトラマリーン専用装備❤️)。敵戦線に大きな爪痕を残してターン終了。戦果は上場。ウルトラマリーンの勝利は常に揺るがない(インドミダブル)!・・・ん!?

「ハッ!それはどうかな!?」
(カン☆コーン)
「なんだと!?まさかあのシルエットは!?」
「贖罪の天使モリタート見参!!」

読者の諸君は覚えているだろうか?前回のバトルレポートでも大活躍(?)していたアイツを!2丁のプラズマピストルで敵を焼き尽くす恐怖の殺戮者レギオン・モリタートを!今回もやってきた!ウルトラマリーンを壊滅させるために!ヒットロールで1を出さない限り、弾が尽きるまでプラズマを撃ちまくる!偽りの皇帝の傀儡どもよ、死のダンスを踊れ!BLATATATA!!

タクティカル「応射します」
なんとも立体的な構図の戦場。これが世界のウォーハンマーカフェのクオリティ。

リアクション: Return Fire発動。ラピッドファイア×Fury of the Legionの相乗効果で約60発のボルトガンが貨物列車の上で大見得切ってる謎の男に放たれ、地獄の復讐者モリタートはまたしても壮絶に散っていった。(何しにきたの?)

きょうはこのぐらいにしておいてやる
仲間の仇を取るべく、タイラント・シージスカッドが蒼き獅子にその鋼鉄の拳を振りかぶる

ついに本当の地獄が始まった。各所で砲火が飛び交い、鋼鉄の鎧がぶつかり合う。超暗黒30000年紀の戦場がそこにあった。メデューサとアークイターの猛爆撃を受け、プラエトリアンブリーチャーはまたしてもビビり散らかしてピニング。もうお前ら一生そこにいるのか。

絶対に負けられない戦いがそこにある。両軍の総大将が一騎打ちに突入。その凄まじい剣戟の行方は、決着つかず第二ラウンドへと持ち越された。

3ターン目「グッドモーニング・ウルトラマール」

夜が明けた。視界良好。これより大逆者を討つべく総攻撃をかける!全軍奮起奮闘せよ!戦線をさらに押し上げ、敵を完膚なきまでに叩くのだ!

いかに精兵といえど、鋼鉄の巨獣コンテンプタードレッドノートの参戦は阻止したいところ。ここで絶対に撃ち落とさねばならない。
戦車の前進を止めるべく躍進するタクティカルスカッド。

3ターン目、ついに戦場は陽の光に包まれた。諸々のデバフが解除され、渾身の打撃を叩き込みたいところ。

射撃によりドレッドノートを撃破、白兵戦ではタイラントシージスカッドが全滅。アイアンウォリアーの総大将ださたるウォースミスはこの血みどろの白兵戦を生き延び、勝負は第3ラウンドへ。
今回のMVPはオートキャノン。ダメージロールで6が出れば理論上なんでも倒せる便利兵器。射程も長く弾数も豊富で攻撃力もそこそこ高く、使いやすい。
射撃によりタクティカルスカッドを壊滅させたところでタンケンさんは地獄の飲料キャラメルマキアート(追いキャラメル+50円)を投入。これぞウォーハンマーカフェの醍醐味(キャラメル味)

ウルトラマリーンは半壊したタクティカルが再集結して戦場に踏みとどまり、プラエトリアンは相変わらずピニングして右往左往して何もせずターン終了、タンケンさんのターン。ラスキャノンの斉射によりフルメンタルスがサージェントを残して壊滅、メデューサの射撃を受けたプラエトリアンはまたしてもピニングした。

敵将、討ち取ったり!パラゴンブレードの刺し合いで遅れを取り、ウォースミスがついに斃された。

4ターン目「掃討開始」

もはやここまで来れぼ殲滅あるのみ。敵戦力の完全沈黙とポイント大量リードを狙うウルトラマリーン。

あの戦車やっつけようか。
やりました。
プレデター1両が炎を上げて爆散。
さらにもう一両をフルメンタルスの生き残りが拳で打ち砕いた。
パワーフィストm9(^Д^)
戦車の裏に隠れていたタクティカルの生き残り。当然、生かしておくつもりはない。

続く4ターン目ウラはメデューサとアークイターがインヴィクタルスを射撃。特に効果がないまま最終ターンを迎えた。

5ターン目「決着(大爆発)」

敵陣まで戦場を踏破したタクティカルが、車体の爆発に巻き込まれて大損害を受けた。完全に不運。
5ターン目のアイアンウォリアーに残された唯一の戦力。奮闘虚しく5ターン目が終了した。

ここでポイント集計!
ウルトラマリーン
・自陣確保+3点
・空白地帯確保+5点
・ウォーロード撃破+1点
・残存戦力優勢+1点
合計10点
アイアンウォリアー
・自陣に敵兵ありで確保ならず0点

ということでウルトラマリーンがまたしても勝利を収めた。今回の勝因の2割は夜戦を味方につけたことと8割は先制権奪取でしょう。それくらい日頃の行いが大切ということだ。

結局いいところで仕事をしたのはオートキャノンだった。みんなオートキャノンの入ったヘヴィウェポン箱を買おう!!

というわけで年末最後のバトルであろう戦いに付き合ってくれたタンケンさんに感謝。また、今日はネット上でしか会ったことのない人たちとリアルに会うことができたいい日だった。ウォーハンマーカフェには私のカストーディアンドレッドノートも飾ってあるので見てほしい。今日はここまで。
読んでくれてありがとうございました。

私のドレッドノートたち。フォージ製品がすぐ買える恐ろしい世界にようこそ。

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