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IQテスト(WAIS-Ⅳ)の結果から読み取る自分の行動特性の分析

おもちです。(@Ms7Aak)

画像は特に深い意味はなく、ただ気に入っただけです。

10月から3ヶ月かけて、社会人になる前に一度経験しておこうということで、精神科にいってADHD診断を受診しました。


理由としては

・研究活動を通して、コミュニケーションの齟齬やパフォーマンスの低さに精神的苦痛を覚えたから。

・昔からなんとなく人と違う特性を持っており、強い言葉で指摘されることもあった。よって、自分の特性を明確にしておかないと人生で損するのではないかと考えたから。

・ADHDの定義を明確にしておきたかったから。

というものです。

一つ目の理由で、どうしても当時は心の苦しみに耐えがたく精神薬を頂こうとも考えました。しかし飲むのがめんどくさい&複数の投薬者のツイートから、薬を減らす苦痛が今味わってる苦痛を上回る可能性が高いと判断し、投薬には至りませんでした。

そして、もう一つ大きな理由があって

・正確性の高いIQテストを受けられる

という点が大きいです。

僕は昔から数字への嗜好性が異常に高く、2歳で九九を覚え、お絵かきの時間でもスケッチブックに永遠に数字を書くような左脳寄りの人間でした。

アスペルガー寄りなのかそれとも本当に好きなだけなのかは結果を受け取っていないのでよく分かりませんが・・・。

ですので、理屈云々じゃなくて、単純な好奇心として自分がどのくらいのIQ値を持ってるのかを知りたかったんですよね。正直、IQだけで全ての能力は測れないという議論は僕にとってどうでもいいです。そもそもこの世の全てを一つの物差しではかれる数値など存在しませんから。

そして、先ほど挙げたADHDについてですが、医師の方に確認したところ一番重要な点は

はっきりと生活に支障が出るか

という点です。

そもそも自覚・無自覚を超えた領域での話なので、

他人の指摘がなくては

自分の弱点改善に努めようとも出来ない

という次元の話だそうです。

掃除が嫌いだからやらない、やろうと思えばできるみたいなのは単なる性格や習慣の問題であり、ADHDではないので注意。

いつの間にか大事な場面において何かしらの不注意で窮地に立たされてた、とかならグレーゾーンかもですね。(大学の成績とか)

ADHDに当てはまりそうな特徴というのがよくTwitterで流れますが、

あれは誰もが認めたい人間共通の煩悩をリストアップしてるだけです。

共感によっていいねを稼ごうとしてるだけだと思います。

しかし初めて見た人にとっては「私じゃん・・・。」となります。


この現象には名前がしっかりつけられていて、

バーナム効果と言います。


・・・この辺の周辺知識は置いといて、

そろそろ本題のIQテストの結果行きましょうか。

・結果について

WAIS-Ⅳの結果は以下の通りです。正式なフィードバックはまだもらっていないので数値はパッと見て瞬時に暗記した数字にはなりますが・・・。

全検査IQ 130

言語理解 127(語彙の意味の説明、似たような語彙の違いの説明、一般的な知識)

知覚推理 107(積み木、行列推理、パズル)

ワーキングメモリー 129(言われた数字を順番に言っていく瞬間記憶(Max8~9コ)、(算数の簡単な文章題のリスニングテストみたいなやつ)

処理速度 137(記号探し、符号)

です。(言語理解とワーキングメモリーの数値は逆かもしれない)

正直、せいぜい115程度かなと思っていたのでこの結果にはびっくりしました。

僕がこの結果の中で注目しているのが

処理速度と知覚推理の差です。


複雑な情報を処理する問題は結構苦手で、今回のような言葉ではない記号やパズルだとかなり苦戦する傾向にあるみたいです。

僕は実際に道具や記号を介して未知なる問題を解き明かすことは大の苦手でした。また、美術とか工作も嫌いすぎて逃げ回っていましたね。工学部でも学業成績はそこそこいいものの、実験が苦痛すぎて学生実験や卒業研究はパフォーマンスが全然出なかったです。それもこのIQ値を見れば納得です。

IQ値が低いのに加えて、処理速度との差が苦手意識を加速させている気がしますね。

いうなれば、

覚えた事を出力する部分がWindows10だとすれば、

複雑な物事の内容を理解する部分だけがWindows XPで出来ている


ようなものだと勝手に思ってます。他の能力が同年齢の上位1~2%であるのに知覚推理だけが上位32%ですのでなかなかポンコツです。

正直、物事を早く処理したくてたまらなくなってくるので、理解が不十分でも結論づけたくなるのが僕の悪いところなんだと思います。そしてある程度のクオリティにはできちゃうので本当は理解していなくても誤魔化せるんですよね。(研究者や東大生をはじめ、問題の本質と真摯に向き合っている人には一瞬で見抜かれることもある)

研究みたいなじっくり時間をかけて考えるのって処理速度はそこまで問われないんですよね。でも内容の理解力はいやといっていいほど問われる。

要求値をIQで無理やりたとえると、処理速度は110でいいが知覚推理は130レベルであれ、みたいな感覚です。つまり僕の能力と求めている部分が正反対なんですよね。

これこそ

「パズルのピースがかみ合わない=適性がない」


ではないかな、と一つの仮説として自分の中で考えています。


・今回の検査結果を通して


自分が苦手な領域を明確にできたので、

理解認知のトレーニングという対策が思いついただけでも万々歳です。

そしてどんな難しいことでも

処理速度を活かし試行回数をとにかく増やす

記憶力によって一度学んだことをしっかり脳に定着させる

処理しやすいもの=言葉に置き換えて理解する


といったように得意なものを経由すれば大抵のことは理解できるのかなとも思えてきました。

学生まではさんざん偏差値などで競争させられてきたけど、

社会人以降は、IQ値や偏差値など、

数字にとらわれない人間になる・・・(自戒)

おしまい。

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