ワールドワイドテクノロジーレースウェイ(旧ゲートウェイ)で先週末行われたボマリト500
今シーズン最後のオーバル戦、レースを制したのはスコット・ディクソン🇳🇿(チップガナッシ)！
他車のほとんどが5ストップする中、見事な燃費走行でディクソンだけが3ストップを敢行しトップチェッカーを受けました

2位はパト・オワード🇲🇽(マクラーレンSP)、3位は2年連続表彰台のデビッド・マルーカス🇺🇸(デイルコイン)というトップ3になりました

レースはスタート直後から接触クラッシュが発生する波乱の展開
今季全てのオーバルで優勝をし、このレースでも期待されていたニューガーデン🇺🇸(ペンスキー)もコントロールを乱しウォールをヒットしてDNF

それ以外にもクラッシュには至らずとも様々な箇所でウォールを掠めたり、サイドバイサイドの中で接触するマシンもいたりとハラハラするレースとなりました

佐藤琢磨はプラクティスから3番手、予選は8番手とここまでは好調を示してました(エンジン交換で9グリッド降格となり決勝は17番手からスタート)
しかし決勝では序盤からバランスが悪いのかアンダーステアで苦戦
幾度もウォールに当たりそうになるオーバーランがあり、最終的には120周目にコントロールを乱してクラッシュしDNFとなりました
(※インディカーはフィニッシュしなくても全車にポイントが与えられるため「リタイア」という概念がありません。そのためDNFと表記します)

今年はオーバル限定の参戦なのでこれが琢磨にとって最終戦となってしまいましたが、年間を通してプラクティスや予選では常に速さを示し、チームへの貢献度も高かったのではないかなと思います
決勝はインディ500の7位がベストとなりましたが常に攻める姿勢を見せてくれたのではないでしょうか？No Attack, No Chanceはまだまだ健在です
来シーズンがどうなるか分かりませんがいずれ発表もあるでしょうし、楽しみに待ちたいですね

このレースを終えてランキングは以下の通り

残すはあと2戦、インディカーの1レースで獲得できる最大ポイントは54ptなのでポイント差を考えると次戦でパロウの2年ぶり2度目のチャンピオンが決まるかもしれないですね
その次戦は今週末行われるRd.16ポートランド
果たして決まるのか？それとも最終戦モントレーに持ち越されるのか？注目です