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バスケットボールを撮影するに至るまで【1】バスケ邂逅編

「バスケやっていたんですか?」
「バスケ観始めたきっかけって何ですか?」
「筑波大学を応援するきっかけって何ですか?」
「なんでバスケを撮影するようになったんですか?」

 バスケを観始めて6年、最近こういったことを度々訊かれるようになりました。私なぞに興味を持っていただき恐縮です。
 とはいえ、もう十回以上繰り返している話で、さすがに端折ったりしたくなっちゃう。
 なので、記事にまとめておこうと思いまして、初めてnoteで文章らしい文章を残します……本来、こっちのほうが正しい使い方なのでは? 説。



Q. バスケやっていたんですか?
A. やってないです。むしろ動きたくない勢です。

 小・中・高と嫌いな教科が美術と体育で、卒業できる最低限の日数しか授業に出なかったので、学生時代ですらほぼやった記憶がない体たらく。
 なので、バスケっ子たちの凄さはもちろん、痛みや苦しみがちゃんと理解できなくて。
 それがとても心苦しかったので一昨年、せめてちょっとだけでも……と思い、JBAのコーチングライセンスを取りました。っても、E-1ですけど。Dを取りたいと思って講習料は払っているんですが、仕事が忙しすぎて全然取りに行けていない……神奈川県協会さんにそろそろ忘れられていそうだ笑



Q. バスケ観始めたきっかけって何ですか?
A. 『黒子のバスケ』です。

 めっちゃ驚かれるんですけど、今時珍しくもなかろう……?

 正確に言うと、「『黒バス』きっかけで2つの疑問が湧いたから」。

 2012年初夏、当時某社でアニメやゲームの着信メロディー配信サイト運営の仕事をしていた時のこと。
 配信楽曲選定のために部署で定期購読していたアニメ雑誌で『黒子のバスケ』の記事を読み、「人気あるよねぇ、ちょっと原作読んでみるか」と思って読んだら面白くて。で、その時に思ったんですよ。

「そういえば、リアルでバスケの試合って観たことないなぁ。どんなかんじなんだろう?」

 って。これが疑問の1つ。
 先述の通りバスケ経験はおろか、授業すら行っていないポンコツですので、バスケの試合がどんな感じのものなのかはもちろん、そもそもどこでやっているのかも知らない、みたいな……いや、「体育館でやってるんだろう」くらいはわかりますけどね。でもそんなもんです。

 そしてもう1つ。
 私は文章を書くのが好きで、大学では文芸学科で小説を書いたりしていたわけですが。

「漫画でバスケは表現できるけど、文章でバスケってどうやって表現するんだろう?」

 という疑問が湧いて。
 バスケの試合をプレイ・バイ・プレイ的に追いながら、臨場感を小説で表現しようとすることは、ぶっちゃけ激しくナンセンスだという結論には至っているのですが、それでもバスケを通した物語を書きたいと思ったら、プレイを文章化していくという行為は避けられない。
 その場合、どうやってあの激しいスポーツを文章に落とし込むのだろう? って、純粋に興味が湧きました。
 そして、実際に書いてみたいな、とも。

 そのうえで、文章化するにおいて、映像ではなく、実際に観ないと駄目だと思ったんです。
 ここの話はめちゃくちゃ長くなるので割愛しますが、とにかく実地取材が大事だと思ったので、観に行ってみよう! という気になりました。
 それが確か、2012年7月頭ごろ。

 さて、「バスケの大会はたぶん、体育館でやっている、はず」くらいの考えしかなかったので、とりあえずGoogleで地元のバスケ大会情報を探すことにしました。「神奈川県 バスケ 大会」みたいな感じで。
 すると、神奈川県バスケ協会に辿り着き、横浜市の市民体育大会のバスケ大会があったんですよ。
 どんなカテゴリのチームが出るのかとか、そんなことも全然わからず、とりあえずバスケの試合が観られればそれでよかったので、フワッと行ってみることに。

 行った先は区立の体育館。トップ画像がその時スマホで撮った写真です。
 観客席はもちろんなく、床に座りつつ間近で観ていたのですが、自分が知りたかった空気感や呼吸感、距離感といったたくさんの情報を体感できて、気付いたら飲まず食わず4時間くらい、いろんなチームを観ていました。
 これが本当に刺激的な経験で。
 地べたに座って間近でバスケを観られる経験を最初にしてよかったのかもしれないと思います。
 プロの試合をスタンド観客席から観るのが最初だったら、私はここまでバスケを観たいと思い続けなかったかもしれない。

「もっとすごい試合が観たい」

 この観戦をきっかけにバスケ観戦熱が巻き起こり、1ヵ月半後、国体の関東ブロック大会を観に行くことになります。
 この試合を観に行かなければ、私は大学バスケを観ることはなかったかもしれない……そんな大会。
 その話はまた後日にでも。

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