声を出せるってやっぱりいいな~岡村靖幸2022-2023 AUTUNN-WINTER ツアー「アパシー」備忘録~

遅くなりましたが2023年もよろしくお願いいたします

2023年の2月となりました。
noteへの投稿、またまたかなり間があいてしまい、久しぶりのエントリーです。仕事やプライベートの事に気をとられてなかなか長文の文章を書く時間を確保できていませんでしたが、今年はもっといろいろ書けたらいいな、と思っています。よろしくお願いいたします。

久しぶりの投稿はやっぱり岡村ちゃんの事になりました

久しぶりに書く内容は、岡村ちゃんのライブ「2022-2023 AUTUNN-WINTER ツアー『アパシー』」を観に行ってきた時のことを。私は川崎DATE(2022年12月23日)と千秋楽中野DATE(2023年1月31日)に行ってきました。
同じアーティストの同じツアーのライブなのに、12月の川崎DATEと1月の中野千秋楽DATEは、まるで様子が違う別々のDATEとなりました。そしてとても印象深いDATEとなったのです。

「アパシー」ツアー① 2023年12月23日川崎DATE

12月23日の頃はまだ新型コロナウィルス第8波の最中で、感染者もまたかなり多くなってました。そんな状況が続いてる中でも、岡村ちゃん、バンドメンバーの方々、ダンサーさん、スタッフさん、そして、会場に来たベイベさんたちも、新型コロナ禍の中でどういうようにすれば、ライブなどのエンターテイメントを楽しめるのか、その手がかりをつかめてきたところだったと感じます。
とはいえ、「操」ツアー、「美貌の彼方」ツアー、そして、今回の「アパシー」ツアーの後にでてきた気持ちは「早く前の状況に戻れたらいいなぁ、安心して声出ししたい、盛り上がりたいなぁ」ということでした。

話を12月23日の川崎DATEに戻します。

この日はクリスマスイブ前夜ということもあり、特別なDATE感が増すわ~と会場のカルッツかわさきに向かいながら一人電車の中テンション上がってました。川崎駅に到着し、15分ほど歩いてDATE会場に。
とてもきれいな新しいホールで、座席の配置もとてもよく観やすいホールだなぁと感じました。私は中央列の少し上手より。
両サイドに花道があるのを発見し、「これは花道ムーブあるな!」と期待の気持ちを抱きながら、紫のカーテンがひらひら舞うのをまっていました。厳かなSEが続いて、イントロが流れ、カーテンが開いて、待ってました!と盛り上がりました。一曲目はアルバム『操』のオープニングトラック「成功と挫折」。

Early Summerツアー『美貌の彼方』のときもセトリの順番を定番からガラッとかえて、新鮮な感じがしてとても良かったですが、今回の『アパシー』ツアーのセトリもとてもとても良かったです。私個人的には「Punch ⤴」と「祈りの季節」が戻ってきてくれたのが嬉しかったです。あと冬のDATEだと歌ってくれていた「Lion Heart」もやってくれたのも良かったです。
そして期待通り「花道ムーブ」もありました!前方上手側、下手側のベイベさんたち、良かったですね。

今回のカバー曲は洋楽2曲でした。Roberta Flack「Feel Like Makin' Love」 とBoz Scaggs「You Can Have Me Anytime」 を披露してくれました。とても大人の色気にあふれたパフォーマンスで改めて惚れ直してしまいました。あとクリスマスイブ前夜(ややこしい言い方笑)ということもあり、「Peach Xmas」もやってくれたのも感激です。最後の「愛はおしゃれじゃない」「ビバナミダ」の盛り上がりもとても熱く素晴らしい川崎DATEでした。次の私のDATEは年明け1月31日の中野千秋楽だわ!と頬の紅潮とともに帰路にたったのです。

中野DATEは声出しOKのアナウンス!

年が明けて、新型コロナウイルスの対策も、感染症の第五類へ変更について検討に入る、そんなニュースが流れ始めました。マスクについての議論もさらに活発になってきて、イベントの声出し制限も緩和されるというニュースもでてきました。
さてさて、今後どうなるのかなぁ~なんて思ってた時、1月の最後の日曜日、29日に岡村ちゃんTwitter公式アカウントより突然のアナウンスがありました。!
「明日、明後日(1/30,31)の中野サンプラザ公演に関しては、政府及び東京都のイベント開催制限の緩和を受けて、マスク着用&声出しは可、と致します。」
そのツイートをみて「え、え、いいんですか~!!」と興奮したのは言うまでもありません。

そして
「アパシー」ツアー② 2023年1月31日中野千秋楽DATE

1月30日(月)の声出しOK一日目、終了後に投稿されたSNSをみたら、ベイベの皆さんは、とまどいながらも熱く声出しをされたようで、終演後のもりあがった会場の様子もバンドメンバーの方がアップされた動画でわかり、おお、本当に声出しOKになったんだなぁ・・・と感慨深い気持ちになりました。
そして、千秋楽DATEの朝を迎えたのでした。
仕事を退勤して中野サンプラザに向かい、コインロッカーに荷物をいれて入場。千秋楽だし、中野サンプラザが解体、建て替えになるため、今年7月に閉館と決まったので、中野サンプラザのDATEも最後となることもあったのか、会場のロビーには沢山の人であふれていました。
そして、みんな明るい気持ちでいらっしゃる方が多かったように感じます。声が出せるDATEを待ち望んでいて、その日が突然きたのです。ワクワクしないほうがおかしいですよね。私ももうツアーグッズは買わない予定だったのが、気持ちが高揚していたのかTシャツを買ってしまいました。で、トイレですぐそのTシャツに着替えました。買ってよかったと思いましたよ。

開演時間になって客電が消えて、オープニングのSEが流れ、ああ,
DATEだ!と胸膨らませたときに、聴こえてきた曲が「成功と挫折」ではなく「新時代思想」だったので「あれ、セトリ変えたんだ~。でも新時代思想も好きな曲だし」なんて思ってたら、紫カーテンがなかなか開かない(笑)

かなりじらされましたが、カーテンあいた瞬間会場から「きゃぁあああ!」と黄色い声があちらこちらから響いてました。そうそうこれよ、これじゃなくっちゃ!ともう顔がにやけてたまらなかった。その次の「インテリア」では涙腺が緩んでしまったのですが・・・。というのも「インテリア」はアルバム『操』の収録曲で、『操』は2020年4月のリリースだったこともあり、前回、前々回のツアーでは声出しNGの中のDATEでしか聴いてなかったのです。「ああ、『操』の収録曲で声出しできるの初めてじゃん。『操』ツアーの二回目みたいな感じになったの、良かったね」という思いが湧いてきたのです。

とはいえ、3年ぶりの声出し解禁だとやはり声出しのタイミングとか忘れてたりするなぁと苦笑いしてしまいました。でも、会場にいた全員が徐々に温まっていき、時間が経過していく中ですっかりでコロナ前のDATEの様子に戻ってました。マスクをつけているかいないかの違いだけ。

ベース横倉さんがMCのときに「ターザンボーイの時に涙流しながら弾いてました。皆さんの声、ちゃんと届いてます!」と言ってくれたのが印象的でした。私がもうひとつ嬉しかったのは「カルアミルク」のレスポンスができたことでしょうか。「はいはいはいははーい♪」と声出せたときはもう涙腺決壊してました。

そして、ジェフ・ベックへの追悼として「Cause We've Ended As Lover」を演奏してくれた時も感動しました。ギタリスト岡村靖幸の真骨頂が観れたのが嬉しかったのです。バンドメンバーのギター田口さんとのかけ合いも素晴らしかったです。
スーパーガールの時の側転も久々に観ることができて良かった!

スペシャルなゲストとサプライズ

アンコール1回目の一曲目が「成功と挫折」でした。あー、セトリは順番を変えただけでこの曲やっぱりやってくれるんだ、と思ってたら、岡村ちゃんが「今夜はスペシャルなゲストを呼んでるよ。この曲でギターを弾いてくれたコーネリアス!」と言ったのです。そして、コーネリアス、小山田圭吾くんがギタリストとして登場。もう会場は騒然となり、みな歓喜の声あげてました。
いやー、小山田くんのギター、本当に良かった。痺れました。岡村ちゃんがなぜ彼にギター演奏をお願いしたのか改めて理解しました。すごいサプライズでしばし呆然としてしまった。パフォーマンス後、岡村ちゃんと小山田くんがそろって深々とお辞儀したことも、お互いの敬意も感じ、とても素敵でした。そしてサプライズはこれだけではなかったのです。

最後の中野サンプラザDATEは祝祭のようだった

終演の時間がちかづき、最後の「愛はおしゃれじゃない」~「ビバナミダ」で、岡村ちゃん、バンドメンバー、ダンサー、そしてベイベ、会場にいた皆テンションが最高に上がってたと思います。最初はおそるおそるだった歓声も大きな塊となってサンプラザの会場の一体感を濃くしていました。

客電がついて、DATE終了。そして分散退場の案内が始まったかと思いきや、スタッフさんから「今日で中野サンプラザでのDATEは最後となりますので、その記念に、岡村さん、バンド、ダンサー、スタッフの皆さん、ベイベの皆さんと写真を撮影したいと思います。時間的に余裕がある方はどうぞ参加してください」とのアナウンスが!

これは嬉しいサプライズのプレゼントでした。中野サンプラザが無くなるのは寂しい、でも、そんな中で通常DATEと同じく客席声出しOKの盛り上がるのは嬉しい、最高のライブだった、なんてメモリアルなDATEなんでしょうか、と感激しました。中野サンプラザへの御礼の気持ちも込められたDATEだったと胸が熱くなりました。

そして、次回アーリーサマーツアー7月開催の告知もありました。今度はスタンディング会場中心!正直言って体力的にもつのが不安だけれど、体調管理と体力アップに勤しんで7月を待ちたいと思います。

やっぱり岡村ちゃんのことがだいすき!

声出しOKになって嬉しかったけれど、まだまだコロナの事が心配でもあります。マスク着用だから声だせた、というのもありました。7月になったらまたどういう状況になってるのかわかりませんが、状況が良くなってることを祈りつつ、自分ができる対策は続けようと思ってます。
今回、DATEに行って改めて思いました。やっぱり私は岡村ちゃんがだいすきです!
だいすきな人にはおおきな声で「だいすき」って伝えたいですよね。
コロナだけではなく、いろいろな物事が少しでも良い方向にいくことを願いつつ、また次のDATEを待ちたいと思います。

今回のツタータイトル「アパシー」ですが、「アパシー」とは「無気力・無関心」を意味する言葉だそうです。嫌なニュースばかりなると、しんどくなって、考えることがおっくうになったり、鈍くなり、無気力や無関心になりがちだけれど、そんな「アパシー」な状態にならないでいるにはどうしたら良いか、それを示唆してくれた岡村ちゃんの表現と岡村ちゃんのこと、これからも大好きでいたいと思います。
しんどいことあっても「新時代思想」でやっていきたいですね。
もういろいろあってもこれからも生き抜くぞぉ!という気持ちになれました。
やっぱり声だせて良かった。岡村ちゃん、ありがとう。

今回も熱すぎて、長すぎる文章になってしまいました<(_ _)>


1月31日夜の中野サンプラザ


DATE終了後のピーチマーク

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