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熱せん盲

 今年はインフルエンザの流行が取沙汰されています。
今のところ、取引先さんの営業担当さんがインフルエンザで隔離されていました、というお話1件のみです。
それ以外で、周辺にインフルエンザの患者さんが出たことはないです。

ちょっと驚いたのが、インフルエンザで異常行動を引き起こす子供がいるということ。

どうやら、高熱が原因で幻聴や幻覚が発生し、異常行動に結びつく場合と、完全に無意識で異常行動に出る場合とがあるそうです。

私も学生時代に、高熱を発して幻影なのか? 夢なのか? よく分からないものを見たことがあります。

その時の体温が、41度3分。
手足がしびれ、舌もしびれ、意識が朦朧としました。

そうやってボーッと寝床で横になっている時に幻覚? を見たのです。

家の中に巨大な蜘蛛が現れて巣をはっていくのです。
そして、天井からこちらを睨みつけてくる。

すると、私の体が炎につつまれていきました。
全身から発せられる炎。
そして、光り輝く剣が手に握られていました。
寝床で寝ている自分から、もう一人の自分が飛び出し、光の剣で蜘蛛を刺し貫き、業火で燃やし尽くしたのです。
その後、部屋に巣くっていた蜘蛛の糸が焼き清められていくと、私はいつの間にか眠りについていました。

そして、翌朝。

目が覚めると、すっかり平熱に戻っていて、昨夜までの高熱が噓のようでした。
不思議な感覚のまま、登校し、期末試験に臨みました。

今なお、あれが何だったのか? は、よくわかりません。

単なる中二病的な妄想の類なのかもしれませんが・・・
考えられるとすれば、「熱せん盲」なんでしょうかねえ。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。