【MSGEX】9th Album「MSGEX presents "PAVILION 22SS"」 Recording Notes & Behind The Scenes -Day1-

こんばんは。MSGEXのGAKUです!

これを執筆し始めたのが19時半。これ今日も21時に間に合わないんじゃないか???と疑念を持ちつつ執筆しております💦

「明日から22時公開にした方が間違いないんじゃないか?」

「いや最初に宣言した通り21時に公開するべきだ!」

「いっそのこと当日中公開にして翌朝以降見てもらう形にした方が堅実じゃない?」

私の中のリトルGAKUたちが絶賛バトルを繰り広げておりますw

→前日執筆、翌日公開の最も堅実なスケジュールに修正させていただきました!🙇明日も帰りが遅くなりそうなので🙇

さて!本日ご紹介させていただく楽曲は、こちら!!!

06. [Uplifting Trance Pavilion]
La Forme du Bonheur -Yuu Ito RMX 2022-
feat.めらみぽっぷ

Words: SHIORI / Music: GAKU
Arrangement: Yuu Ito (U-RASIA)

[Musicians]
Vocal: めらみぽっぷ
Chorus: めらみぽっぷ & GAKU
Keyboards: Yuu Ito (U-RASIA)
Programming: Yuu Ito (U-RASIA)

という訳で、前作8th Album「CHRONICLE Vol.V」

からのリードソング「La Forme du Bonheur」のリミックスとなります!

Vocalのめらみぽっぷさん(以下、めらみさん)には、これまで「CHRONICLE」シリーズにおける各アルバムのリードソングやメタル組曲を中心に数多くの楽曲を歌っていただいています!

僕がめらみさんに歌唱を依頼しようと思ったきっかけが、エモ・スクリーモ系同人音楽サークル「Foreground Eclipse」の存在。

正直言うと、聴いていた当時に同人や東方の世界は良く理解していなかったのですが、YouTubeで”ふぉあぐら”の楽曲を見つけては

「いや~、カッコいいなぁ~!♫✨」

と思っていたのが2010年代前半。その他めらみさん関連では「Bad Apple!!」も大好きでした!

そこから更に数年が経過した2016年。

当時、活動開始に向け楽曲なども含めて準備を進めていた新ユニットが、諸々の事情(個人の事情ではなく、各メンバーの様々なタイミングが上手く噛み合わなかったのが最大の原因)で暗礁に乗り上げてしまいました。

そこで困った僕が、当時すでに制作回りでお世話になっていたMoonbow Studio さんを介してご紹介いただいたボーカリストさんのうちの一人が、
めらみさんでした。

その後、「CHRONICLE Vol.Ⅰ」「CHRONICLE Vol.Ⅱ」の2枚としてリリースされることになる楽曲たちの制作を行う中で初めてM3の存在を知り、「CHRONICLE Vol.Ⅰ」を引っ提げてM3に初参加したのが2017年春。

その後、かつて共にバンド活動をしていたメンバーたちの一時的な復帰などもありつつ、あくまで女性ボーカルのメインはめらみさんに担っていただいており、5年間で7作に渡って続けてきた「CHRONICLE」シリーズのメインボーカルはめらみさんと言っても過言ではない程、これまで数多くの楽曲を歌っていただけて、本当に感謝しています!!✨

なお、今回のM3-2022春については、諸々のタイミングや新型コロナ等の兼ね合いから、今までのように沢山の楽曲にご参加いただくのが難しい状況となったため、めらみさんにもご了承をいただいてリミックスという形で収録させていただくことになったのが、今回の経緯です。

そしてそれがある意味、「PAVILION」の企画に繋がる布石となったと言っても、過言ではありません!!

さて次に、リミックスを担当していただいたのは、Digital J-Popを中心に楽曲制作を行われている同人サークル「U-RASIA」の伊藤由宇さん(以下、由宇さん)!

U-RASIAさんのM3-2021秋新譜「U-RASIA Autumn 2021 MIX」のクロスフェード!「Breakout destiny」「coastline -version 2021-」など、僕も大好きな楽曲が沢山収録されているアルバムです!!!

そして今回、由宇さんにリミックスをお願いしようと思ったきっかけは、こちらのツイートでした!


ここから少々余談になります。

今にして思うと、バンド界隈から同人界隈に事実上活動のフィールドを移した2017年以降、心のどこかで「自分はバンド出身」という全く意味のない拘りに執着していたかもしれません。

そしてそれが故に、サポートでご参加いただいたバンド界隈の皆さまと一緒にスタジオで楽しく音を鳴らしながら制作を進める一方、M3に参加しても当然ながら知り合いや仲間が増えることもなく、増やす努力もせず、ただただ楽曲を制作しCDをプレスして販売する、というルーチンを繰り返す状況になっていきました。

そして、2020年2月頃より拡大した新型コロナ禍により、スタジオでのバンド形態での制作が困難な状況になり、自分はより内に籠りながら独りで音楽を制作する状態に。

決して独りで制作することが悪いとは全く思いませんし、否定するつもりも毛頭ありません。

ただ、僕個人においては、「CHRONICLE Vol.Ⅳ」や「CHRONICLE Vol.V」を制作しながら、自分は誰かとコミュニケーションを取りながら一緒に音楽を制作する行為、そして自分ではない誰かが楽曲制作に介在することにより創出される、自分独りでは決して生み出すことのできないフレーズやアレンジの独創性、意外性にこそ”面白味”を感じていたのだと、逆説的に自覚してしまったのです。

「CHRONICLE Vol.Ⅳ」では、学生時代まで遡って当時制作した楽曲を現代に転生させるというテーマ、「CHRONICLE Vol.V」では、「La Forme du Bonheur」が生まれる直接のきっかけにもなった映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を踏まえて、楽曲のどこかにエヴァからの影響を感じる楽曲を意図的に集めてアルバムに集約するというテーマを掲げ、制作を進めてきました。

そしてその中で、リモートでのセッションから楽曲を制作してみたり、オンラインで自宅とスタジオを繋いでミックスやマスタリングを行うなど、コロナ禍ではあっても「一緒に制作している気分」になれるであろう手法を数々試してきました。少しでも楽しさを感じるために。

勤務先の都合で「緊急事態宣言」および「まん防」が出ている間、大人数が参加するイベント類への参加を一切禁じられていた僕は、今回こそはと考えていたM3-2021秋にも参加することができず、オンラインでの参加が決まりました。

このため、制作時と同様に少しでも気分をアゲるための「チャレンジ」として参加させていただいたのが、すし~さんのネットラジオ「M3-2021秋同人サークル応援放送」でした。

自分たちの楽曲をご紹介いただくという何か恥ずかしいようなでも嬉しい感覚がとても新鮮でした!もしかしたら、この放送を聞いてMSGEXを聴いてくれた方がいらっしゃるかもしれませんね✨

そして何より、当日参加されたサークルの皆さまの楽曲がとても素晴らしくて、「楽しさはここにあるじゃないか!!」と、改めてリスナー目線でM3を捉えることができたのが、これも今回の「PAVILION」に繋がる自分自身の大きな変化のきっかけでした!

きっかけをいただけたすし~さん、そして当日参加されたサークルの皆さんに、大変感謝しております!

そして今回も4/17(日)21時からのあぷらじでMSGEXをご紹介いただきます!今回は紹介順も2番目と早いので、皆さま当日は是非YouTubeLiveかTwitchでご視聴ください!!


M3-2021秋が終わった直後、僕がツイートで「新たな出会いを今後のコラボに繋げたい」と語っていたのも、本音です。しかしながら、正直なところ迷っていました。

この時点で、実は今回のM3-2022春、MSGEXは「CHRONICLE」シリーズを総括する新曲、新録を含むベストアルバム2枚をリリースして、活動を休止させることも真剣に検討していました。

活動休止とはいえど、事実上の活動終了。同人活動を終了し、音楽活動については職業作曲家/アレンジャーに専念する選択肢も検討していました。

今回のアルバムの内容を見て

「またまた~、そんな適当なこと言っちゃって~www」

って思う方がいらっしゃってもおかしくないと思います。

ですが、この根拠としては、前作「CHRONICLE Vol.V」の製品番号が「L3M-008」、今回の「MSGEX presents "PAVILION 22SS"」の製品番号が「L3M-111」であることにより、説明がつけられるかと思います。

同人活動を終了するのか、継続するのか、この時点では正直どちらに転んでもおかしくない状態でした。

そして、M3-2021秋が終わった数日後。先程の由宇さんのツイートに話は戻ります。

今回リミックスをお願いしようと思ったきっかけは、こちらのツイートでした!

・・・今考えても不思議なのですが、由宇さんが果たしてどこでどうやってMSGEXとそのCDをご存じになったのか、今でもわかりません💦たまたまYouTubeで流れて来たのか、あぷらじでも聴かれたのか・・・今度聞いてみますw

ただ、このツイートをきっかけに、一気にDigital J-Pop界隈の活動者の皆さまとTwitter上でやり取りをさせていただけるようになったり、M3の終了以降に実際CDを手に取って聴いてくださる方々も増えたり、同人活動における世界が一気に広がったのは確かです✨

更に想定外の事態として、M3-2021秋が10月に終わった後、2021年11月の1ヵ月のCD売上額が、M3当日の売上枚数を超えるだけでなく、2017秋のM3参加以降、この一カ月だけで過去最大の売り上げ枚数を記録することとなりました。

恐らく新譜を気に入ってくれたであろう方の中で、旧譜も含めて購入してくれた方が少なからずいらっしゃったり、中には大人買いで全CDを購入してくださった方が複数名いらっしゃったのが、自分にとっては衝撃的でした。

これらの事実が後押しとなり、

お声掛けして断られたらしょうがない!
一緒にコラボしてみたいと思った方にとりあえず声を駆けてみよう!

いう気持ちになり、最初にお声掛けさせていただいたのが由宇さんでした。

由宇さんには当初、リミックスを1曲お願いしたいということでご連絡させていただき、選曲の結果、最後に

「La Forme du Bonheur」

「薄紅」

が残った中から、最終的に「La Forme du Bonheur」を選曲いただきました!

それから複数回に渡りデモ音源を送っていただき、試聴の上で感想やコメントなどをフィードバックさせていただいて、リミックスは次第に完成へと向かっていきました!

のですが、由宇さんが僕の想定を遥かに超えてリミックス制作にパワーをかけてくださった結果、完成までの過程において制作されたバージョン数が膨大過ぎて大変なことにっ!?💦

現在僕の手元だけでも、以下のバージョンそれぞれについて、間奏の尺が異なるものが複数存在しています✨実は密かに別バージョンも個人的に

・Uplifting Trance Version:CD収録バージョン
・Digital J-Pop Version:全編にギターが加わり、その分SubBassがカットされたバージョン(ギターソロはオリジナルより引用)
・Uplifting Trance Version(Miner Intro & Outro):CD収録バージョンとは異なる短調のイントロおよびアウトロのバージョン
・Digital J-Pop Version(Miner Intro & Outro):CD収録バージョンとは異なる短調のイントロおよびアウトロのバージョン

最終的にどれを正式採用するかというところで由宇さんとも相談を重ねつつ、どちらも甲乙つけ難く非常に悩みましたが、最終的に決断を出した場所、それは横浜ベイブリッジの上ーっ!!✨

今年の新年早々に一足早く完成したのが、この曲です!そしてこの曲の完成を境に、怒涛のコラボレーションによる楽曲制作が本格的に始まったのです!!!

という訳で、初日から1曲だけでこんなことになってしまい、明日以降最後まで辿り着けるのか不安極まりないwww ですが、自分が言い出した以上は最後までやり切ります!

最後までお付き合いくださりありがとうございました✨明日以降はもう少しスマートにまとめたいと思っています!

でも、これでも2,000字以上はカットしたので、あまり期待しないでくださいw

という訳で、MSGEXのGAKUでした!ありがとうございましたー!😊

PS1. 本来-Prelude-に書くべき「PAVILION」のコンセプトなどがご紹介できていないため、今後どこかで書こうと思っています。今後の楽曲紹介に上手くハマらなければ、突如-Prelude-の分量が倍くらいになってるかもしれません。あしからずw

PS2. 「La Forme du Bonheur」の作詞や作曲のコンセプトについては、昨年M3-2021秋に公開した記事「CHRONICLE Vol.V」全曲紹介①~④の中でご紹介してますので、よろしければ併せてご覧ください!













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