注：人間の生死に関わる話が以下取り扱われています。苦手な方はご注意ください。

おはようございます。MSGEXのGAKUです！

M3-2022春もいよいよ明日に差し迫る中、昨日はPCに向かって30分で2度座ったまま落ちてしまったため、非常に悩みながらも23時頃寝ちゃいました💦

ですが、久々に7時間近くぐっすり寝て元気に復活したので、朝から着実にタスクをこなしてます！仕事かw

という訳で、途中いろいろと延期や休止やを挟みながらも先週から続けてきましたnote楽曲紹介も、今クールは今日が最後！

今日はMSGEX初の試みとして、コンピレーションアルバムに参加させていただくこととなった2曲をふんわりご紹介します✨

まずは、「Healie feat.智子」！しむさんが主催する「FAIRY MUSIC COLLECTION 2 -空想妖精図鑑-」に収録されます！

今回ボーカルを担当していただいた智子さんは、「TOMO」名義でゲーム「陰陽師」の関連楽曲などを歌われたり、バックバンドを従えてのライブやFMラジオ番組のDJなどの活動をされています！最新の楽曲は2022年3月にYouTubeで公開され、10万回再生を突破している「この場所から」！

智子さんとの出会いは2021年夏、「CHRONICLE Vol.Ⅴ」の制作時でした。

特にバラードに強いボーカリストさんを探していた中でご紹介いただき、最初のデモ僕が確か中学の時に作った極々初期のバラード「Sunset Seaside」を情感たっぷりに歌い上げていただき、僕の中でも安心してお任せできるボーカリストさんの一人になりました！✨

今回、当然ながら新譜「PAVILION 22SS」にご参加いただく候補として考えていた中、この「#妖精さんコンピ2」の企画をたまたま知り、あえてロックからもギターからも離れ、純粋に楽曲とボーカルで勝負してみるのも面白いかなと思い智子さんに相談、承諾を得て、今回はコンピ参加という形でご協力いただくことになりました✨

妖精ということで、元々は「癒し」を主題にした優しくハートフルな楽曲にしたいと考え、制作していました。しかし、ちょうど制作の真っ最中だった夜、衝撃的な事件がー。

僕はもともとディズニー界隈にそこまで思い入れはなかったのですが、子育てをする中で子供のミッキーやミニーへの思い入れの強さ、目を輝かせて満面の笑みを浮かべ本当に嬉しそうな様子を目の当たりにして、そんな子供を見ているのが僕も嬉しくて、だんだんと沼に引きずり込まれていきましたw

でも自分が子供と一緒に

「ミッキー、ありがとねー♪」

って手を振りながら話しかけるなんて、数年前までなら絶対にありえない価値観でしたがw 人は変われますw

そして大きな決定打となったのが映画「アナと雪の女王」。

松たか子さんやピエール瀧（電気グルーヴ）さんなど僕の好きな人しか登場していない中、物語の「陽」の根幹を成していたのが神田沙也加さんが務めたアナ。

ご存じの方も多いと思うので詳細は省きますが、アナ、エルサ、オラフそれぞれの歌とストーリーが僕の胸にも響きました。その中でも特に僕が好きなのが、アナがメインで歌う「生まれてはじめて」。

正直、僕自身このニュースを目にして、あまりのショックに作業の手も止まり、2時間程なにもできずただただ狼狽えていました。哀しみすら降りてくるスペースの余裕がないくらいに、「なんで？」「どうして？」激しい衝撃と溢れ出る疑問の数々に、ただただ茫然とするばかりでした。

後日改めてこの曲を完成させた際、たった一音ですが、この件を受けて変わった点があります。サビのメロディの最高音。半音上がりました。

湖のほとりで人の傷ついた心を癒してくれる妖精Healie。でも人が立ち直った時、Healieとの記憶は誰にも残らない。Healieが常に感じている切なさと、それを超えて上回る人への愛しさ。

そんな思いを、この一音、そしてそれに付随するコーラス、ハーモニーに込めました。これがなければ、普通の優しいバラードだったはず。

この曲は、僕にとって特別な曲になりました。

そしてもう１曲が、「Forevermore -2022 Short Mix-」！りもーすさんが主催する第二回メタルコンピ「Xoul's Xrucible」に、なんと19曲中のトリとして収録いただけることになりました！！✨

メンバーはボーカルにめらみさん、ギターに佐藤さん、ベースにNaokiさん、ドラムに敦紫さんの「MSGEX メタル部」。

「Forevermore」のオリジナルバージョンは、M3-2017春「CHRONICLE Vol.Ⅰ」に収録の「PHOENIX」に続く、全三部構成　約12分におよびメタル組曲第二弾として、M3-2018春「CHRONICLE Vol.Ⅱ」に収録されました。

また、Ryutaさんに手掛けていただいたピアノバージョンの「Forevermore-Reprise-」も同アルバムに収録されています。

ちなみに作詞のクレジットにある「AKIRA」さんは、現在の「SHI-DOU」さんに当たります。しょっちゅう名前変わるから訳わからんっちゅーねんw

「Forevermore-Reprise-」ですが、この曲は元々僕が自宅の電子ピアノを弾いていた時に偶然生まれたのをiPhoneで収録したデモをベースに制作されています。

この曲が生まれた頃、詳細は省きますが、僕にとってこれまでの人生で最もきつかった時期で、精神的にも恐らく相当にヤバかったと思います。
（父親だけは気づいていたようで、数カ月たった後に「あの頃は表情も受け応えも何処かおかしかった」と言われて驚いたのを覚えています。）

この日半ば無理やり休暇を取った僕は、妻が職場に、子供が学校に出掛けた直後から、14時過ぎに子供が帰ってくるまでの6時間程、ただただ電子ピアノを弾き続けていました。

自分の曲や好きなアーティストの曲をただただ思いつくまま弾き続けていたところ、突然降りて来たのが「Forevermore」のサビのメロディとコード進行でした。

正直、何事も前向きには捉えられず悲嘆に暮れていた時期だっただけに、

「こんな僕でもまだ新しい楽曲を作ることができるんだ」

と、喜びに泣きながら何度もピアノを弾くという、後にも先にもない体験をしました。

これをきっかけに様々なことが好転し始め、今に至っているだけに、僕としても非常に強い思い入れのある楽曲です。

今回の再ミックスにあたり、まずは「Forevermore」の第一楽章と第三楽章をバッサリ丸々カットしました。その上で、「Forevermore-Reprise-」を再編集したショートバージョンを、第二楽章のイントロに追加して「2022 Short Mix」としました。

Short Mixといっても、7分以上あるのはご愛敬w

明日のM3では、MSGEXの新譜と併せてこれらのコンピレーションアルバムも是非楽しんでいただければと思います！！

では最後にうちの新譜も♫よろしくお願いします✨

以上をもちまして「【MSGEX】9th Album「MSGEX presents "PAVILION 22SS"」Recording Notes & Behind The Scene」、めでたく終了となります！

全て合わせると膨大な文章量となりますので、またM3が終わって落ち着いた後にでも、CDと併せてお楽しみいただければと思います✨

という訳で、MSGEXのGAKUでしたー！
ありがとうございましたー！✨