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変化を強みにする(12th YEAR BIRTHDAY LIVE)

皆さんこんにちは。

3月7日(木)~10日(日)の4日間にわたって、乃木坂46の周年ライブである『12th YEAR BIRTHDAY LIVE』が行われた。

今回、ゲーフラさん発案のもと、ラジオリスナーの有志により、12th YEAR BIRTHDAY LIVEのライブレポートを、リレー形式で行うこととなった。

各公演ごとに、noteを執筆している知人が参戦しており、史上初の試みの元、この企画に便乗した次第である。

今回、中の人は3日目に参戦した。
1日目に参加したゲーフラさん、2日目に参加したタカノハシさんからのリレーを受ける形で、3日目の様子を中心に、このライブのことについて書いていく。


公演概要

今年のこのライブは、2017年に行われた『5th YEAR BIRTHDAY LIVE』以来となるさいたまスーパーアリーナで行われた。

今回のこのライブ、乃木坂46の12年間の歴史を、4日間に分けて振り返るという構成。
各公演の披露内容は、以下の通りである。

初日(2012年~2014年)
1stシングル『ぐるぐるカーテン』~10thシングル『何度目の青空か?』

2日目(2015年~2017年)
11thシングル『命は美しい』~19thシングル『いつかできるから今日できる』
1stアルバム『透明な色』~3rdアルバム『生まれてから初めて見た夢』

3日目(2018年~2020年)
20thシングル『シンクロニシティ』~25thシングル『しあわせの保護色』
4thアルバム『今が思い出になるまで』
アルバム『僕だけの君~Under Super Best~』

4日目(2021年~2023年)
26thシングル『僕は僕を好きになる』~34thシングル『Monopoly』
ベストアルバム『Time flies』

ライブの前日には、4日間合わせて123曲を披露すること、そして、4日間を通して合計10時間のライブとなることが発表された。
そして、事前の配信やラジオなどで、この4日間全てでセットリストが異なる旨の発表があり、それぞれの公演にて、どの楽曲を披露するかを予想するなど、当日が待ち遠しいといった感じが見受けられた。

Day1&Day2

初日と2日目は、ゲーフラさん・タカノハシさんそれぞれがまとめているが、中の人なりにも振り返ってみたいと思う。

Day1

12年の歴史を振り返る初日。
それは、いわゆる「古参オタ」を唸らせる演出ばかりだった。

楽曲衣装に身を包み『ぐるぐるカーテン』で開けた今回のライブ。『夏のfree&easy』。久々に与田祐希さんセンターでの煽りが、西野七瀬さんを彷彿とさせた。

井上和さん、菅原咲月さんの「なぎさつ」ユニットで、11thバスラ以来『孤独兄弟』を披露したと思えば、『他の星から』では、サイリウムカラーを受け継いだ池田瑛紗さんが、当時のことを思い出させるかのような演出。

「2014年からスタートした新たなコンテンツ」という紹介のもと、アンダーライブの紹介。
『生まれたままで』『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』の2曲は、初期からアンダーライブで披露されてきたが、その熱さを目の当たりにした。

『制服のマネキン』にて、阪口珠美さんが軍団長をリスペクトするように「ボールを打った金属音」を聞いた後、『音が出ないギター』にて、ロックアーティストのような、とても強い歌声で会場を包んだ。筒井あやめさんのSっ気溢れる煽りも相まって、盛り上がりを増していく。

『失いたくないから』は、久保史緒里さん、林瑠奈さん、中西アルノさんという「歌唱力の塊」というユニットで会場を包んだ後、『やさしさとは』で、披露したメンバーそれぞれから、感謝の言葉が発せられる。
それを聞いた中の人は、最終的に「アイドルでいてくれてありがとう」と、メンバーそれぞれに対して感謝の思いが溢れた。

歴代キャプテンの言葉の後、ステージ上で、ライブ前の円陣を披露。その後、向井葉月さんセンターでの『人はなぜ走るのか?』。
グループ結成当初から乃木坂46を愛し、グループに加入してからも、溢れんばかりの愛を注ぐ向井葉月さんがセンターを務めたことに、ファンの解釈は一致した。

『ロマンティックいか焼き』にて、メンバーのイチャイチャが見られた後の『ガールズルール』。
この曲になると、会場の盛り上がりは段違いとなる。
山下美月さんの全力の煽りに呼応するかのようなコール。そんな山下美月さんの煽りが、あと数回しか聞けないと思うと、やはり心にくるものがある。

グループ12年間の歩みに感謝する梅澤美波さんのスピーチの後、普段のライブであれば、アンコールのラストに持ってくることの多い『乃木坂の詩』。この日は、本編ラストに披露された。

「今日を明日へのバトンにして」という言葉の通り、このバトンは、2日目に引き継がれるのであった。

Day2

3期生が加入する年代。

『命は美しい』のダンスで、スタートから会場を魅了し、『今、話したい誰かがいる』では、久保史緒里さんと山下美月さんのダブルセンターで、この楽曲にこれでもない答えを見せる。

その後の『自由の彼方』で、33rdアンダーライブを思い出し、『孤独な青空』で、昨年の全ツ大阪公演を思い出した後、『僕がいる場所』で歌詞の切なさに触れた後の『逃げ水』。
曲終わりの岩本蓮加さんと与田祐希さんの表情が、この曲の良さを増幅させる。

その後のMCで、与田祐希さんが「3期生のプライドを見せる」と、かっこよく宣言した後、遠藤さくらさんが会場を煽り、それに会場も応える。

ユニットゾーンに入り、『Threefold choice』で、梅澤美波さん、田村真佑さん、池田瑛紗さんが会場のファンを取り合い、『あらかじめ語られるロマンス』では、メガネをかけたメンバーに悶絶し『行くあてのない僕たち』では、林瑠奈さんと松尾美佑さんが、笑顔でパフォーマンスをする姿に、思わず胸を打たれた。
そこらからの『大人への近道』。
この曲を披露したメンバー(岩本蓮加さん、黒見明香さん、清宮レイさん、一ノ瀬美空さん、岡本姫奈さん、川﨑桜さん)が、今年の新成人メンバー。ひとつ前の『行くあてのない僕たち』の林瑠奈さん、松尾美佑さんも新成人メンバーであることから、「昇り龍世代」でこのようなセットリストを組むことができることは、表現の幅が一気に広がり、とても大きいと感じた。
制服姿で披露していたが、ラストサビ前の演出にて、カラフルなワンピース姿に。制服を脱ぐことで、一人前の大人になるという、まさに「大人への近道」を実感させる、とても素敵な演出となった。

そこからの『シークレットグラフィティー』。
楽曲衣装を身にまとい、憧れの人のポジションでパフォーマンスをする阪口珠美さんの姿。心からのリスペクトを感じられ、とても胸を打たれた。楽曲最後のポーズも、憧れの人を感じずにはいられなかった。

シークレットグラフィティー
ひなちまさんのお隣で親衛隊として
この曲を踊る事が夢だったので
その夢を叶えられた時も感動でしたが
今回はまさかのセンターで
ひなちまさんご本人の衣装を
お借りしました!!!
何百回とパフォーマンスを
目に焼き付けてきたので
この曲への愛は誰にも負けない!!
リスペクトをご覧あれ!!
この気持ちでやり切りました。
首ったけさの首の角度とか..
あの学園のマドンナ感~
あとあとね、ひなちまさんのソロの
恋は優越感~のあの歌声とポーズと表情と...この大好きな気持ちがあれば
大丈夫だ!!と気合いを入れてパフォーマンスをさせていただきました。
でも本番はハートを作る手が震えちゃった
どっきどきなあっという間な時間でした。

https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/102361?ima=2526

ブログでも、大好きな先輩、そしてこの曲に対する思いが溢れ、とても素敵なメッセージを書いている。

続いての『風船は生きている』。
佐藤楓さんセンターで披露されたが、その頃のアンダーのことを思い出した方も多かったのではないだろうか。

オリジナルセンターの渡辺みり愛さんも、佐藤楓さんがセンターを務めたことに、このような嬉しいコメントをしている。渡辺みり愛さんが呼ぶ独特なあだ名も相まって、当時のことが蘇ったのではないだろうか。

期別ゾーン一発目は、5期生による『ボーダー』。
この曲は、3rdバスラにて、正規メンバーに昇格した2期生による曲だが、今の5期生が披露したことこそに意味があると思われる。

その後、4期生による『傾斜する』。
4期生の最初期の制服に、懐かしさが倍増したのでは無いだろうか。

声優・津田健次郎さんの「2016年9月、未来と希望が乃木坂46に加入した」というナレーションの後、3期生の最終オーディション、そしてら加入した直後の映像が流れる。

そして、加入直後の5thバスラで、まだ楽曲が無かった3期生が披露した『ハルジオンが咲く頃』。
7年の時を超えて、さいたまスーパーアリーナの地に戻ってきた。
7年前、この地で歌った記憶が蘇ったのか、それとも7年間の思いが溢れたのか、梅澤美波さんと吉田綾乃クリスティーさんの目には思わず涙が。
その後、『三番目の風』で、会場に観測史上最大風速で吹き荒らす。
ラストサビ前にて、「3期行くぞー!」という与田祐希さんのプライドを全面に押し出す煽り。それに併せ、会場の温度も上がっていく。
そこからの『僕の衝動』。この熱い流れ、もちろんテンションが上がらないはずがない。

そして、3期生が初めて先輩と一緒に披露した『設定温度』。
昨年の真夏の全国ツアーでも披露していたが、歌い継いでいくことの良さ、大切さを実感した。

MCを挟んだ後、『不眠症』で、背中合わせの「くぼした」コンビに熱くなり、『ライブ神』で、中西アルノさんのハマり具合に度肝を抜かれた。

ダンスインストを挟んだあとの『Another Ghost』。
各期の年少メンバー(岩本蓮加さん、筒井あやめさん、小川彩さん)を筆頭に、パフォーマンスで殴ってくる感覚がたまらない。

『サヨナラの意味』を、久保史緒里さん、林瑠奈さん、五百城茉央さん、井上和さん、奥田いろはさん、中西アルノさんの6人で披露。
7年前、このさいたまスーパーアリーナでグループを卒業した橋本奈々未さんが、この曲のセンターを務めていた。
同じさいたまスーパーアリーナの地。そして『サヨナラの意味』という楽曲。この楽曲を披露するということの重さは、とてもでは無いほど計り知れなかったであろう。
あえてセンターを作らず、歌唱力に全振りする形で披露した采配。
一瞬にして、橋本奈々未さんのサイリウムカラーである緑に染まる客席も相まって、この曲の素晴らしさが全面に伝わってきた。

その後の『ひと夏の長さより…』。
賀喜遥香さんセンターで披露されたが、間奏からラストサビにかけて、昨年の早川聖来さんの卒業セレモニーのことを思い出し、ついに涙腺が決壊してしまった。

そして『きっかけ』。
メンバー一人一人が歌い継いでいく、2021年の真夏の全国ツアー東京ドーム公演を思い出す演出で、メンバーの歌声が響く。
ラストサビ前の部分、最後のソロを、井上和さんが歌い上げた。この歌割りは、乃木坂46で最も歌唱力が高いメンバーが歌うが、井上和さんが「歌姫」枠を受け継ぐのだと思うと、俄然楽しみになってきた。

後半に入り、『インフルエンサー』を与田祐希さん、井上和さんのダブルセンターで披露。
この場面でこの曲を持ってくるという、2日目のあまりの層の厚さを実感したと思ったら『太陽ノック』→『スカイダイビング』→『裸足でSummer』の流れ。
山下美月さんの「盛り上がりチャイティーヨ」という、先輩をイジるリスペクトする煽り。

デビューして5年8ヶ月、夢の舞台に辿り着いた当時の最新曲『いつかできるから今日できる』で、本編を締めた。

アンコールに入り、『オフショアガール』で盛り上げたと思えば、まさかの『思い出ファースト』を全員で披露。
期別曲をアンコールに持ってくるという采配に、驚きの声が上がる。
そんな2日目は、『悲しみの忘れ方』で締めくくった。

オープニング映像と同じ、「くぼした」ペアが一番最後に捌ける。
ステージを後にする直前、2人が肩を組んだ場面で、会場がどっと沸く。
このイチャイチャをライブで観られるのがあと指折りほどしかないと思うと、寂しさがこみ上げてくるが、「くぼした」の尊い空間に包まれ、翌日にバトンを繋げた。

Day3まえがき

この12th YEAR BIRTHDAY LIVE期間の中で、中の人が唯一チケットを持っていた日がこの3日目。

先日行われた『34thシングルアンダーライブ』2日目の公演が終わり、中の人が携帯電話をチェックすると、このようなメッセージが届いていた。


拝啓 うすぽての尺様
 この度は私に脱北のチケットを用意して頂きありがとうございます。御礼といたしまして何か追加でお持ちいたしますことをここに御約束いたします。当日はよろしくお願いいたします。敬具

https://x.com/dosankoradio1/status/1750818603904180270?s=46



この内容のツイートが、アンダーライブ2日目の公演中にメンションされており、嬉しさよりも、驚きの方が大きくなっていた。


Day3当日編

迎えた当日。
自宅を出て、会場に向かおうとするも、待っていた電車が踏切安全確認で10分の遅れ。ようやく入線するも、今度はホーム上で非常停止ボタンが扱われ、結局15分遅れで出発。バスラ有券の代償なのだろうか…()

ラ前のラ

昼食を済ませたあと、会場に到着し、友人と合流する。
会場周辺は、隣で行っていた某フェスの影響もあり、非常に多くの人でごった返していた。

毎度お世話になっている5期推し集合写真

5期生推しの集合写真に参加したあと、いよいよ入場。
400レベルの座席だったが、全体が見渡せる上、ステージが近いため、良い座席となった。
なお、この後起こるサプライズを、中の人はまだ知らない…


ライブ本編

18時になり、影ナレがスタートする。
この日の影ナレは、乃木坂46の最年少メンバーである小川彩さんと、最年長メンバーである吉田綾乃クリスティーさん。
影ナレの段階から、観客席が一気に盛り上がる。
注意事項を読み上げた後、小川彩さんが会場を煽る。
その煽る様子に、吉田綾乃クリスティーさんだけでなく、会場も惚れ、開演前に心が温まる。

その後、開演前のひと時を台無しにするような非常に不快なコールはあったものの、Overtureが流れ、12thバスラの3日目がスタートする。

これまでの2日間、各期間で一番最初にリリースされたシングル表題楽曲が最初に披露されていたが、この日の1曲目は、20thシングル表題曲『シンクロニシティ』。
前2日間と同様、2018年4月にリリースされたこの楽曲が披露された。
梅澤美波さんセンターで披露されたこの曲。白石麻衣さん卒業後は、梅澤美波さんセンターで披露されることが非常に多いこの曲だが、センターステージにて、白石麻衣さんが憑依したようなダンス。一瞬、梅澤美波さんが白石麻衣さんに見えてしまった。

その後披露されたのは『空扉』。
ライブ中盤で披露されることが多いこの曲だが、『シンクロニシティ』の流れのまま、梅澤美波さんが煽り、会場の盛り上がりも加速する。

『自惚れビーチ』、『サヨナラStay with me』と、会場を盛り上げる人気曲を連発させたあとの『ジコチューで行こう!』。
今回は井上和さんがセンターを務めたが、間奏の部分にて、井上和さんが与田祐希さんに抱きつく形で、この曲の魅せ場を作り、観客席を沸かせた。

MCゾーンにて、埼玉出身の田村真佑さんが「埼玉の皆さんただいま!」と問いかけると、観客席も「おかえり!」と応え、会場の雰囲気が温かくなる。

MCゾーンを挟んだ後のユニットコーナー。
最初に披露されたのは、3期生によるユニット楽曲である『平行線』。
中の人が一度はライブで見たい曲であり、中の人の願望込みで披露を期待していた曲だったが、まさか生で聞くことができるとは思わず、イントロが流れた瞬間、驚きを隠すことができず、思わず声が出てしまう。

曲後のMCゾーンにて、「全員でやった3期生ライブ以来だが、オリジナルの振り付け、オリジナルの衣装でずっとやりたいと言っていた楽曲。気持ちは5人で披露した」という阪口珠美さんの言葉。これには、中の人も強く心を動かされた。
オリジナルセンターである大園桃子さんが卒業してから約2年半。それでも、このユニットが5人であること、それを歌うメンバーの熱く、強い思いを感じることができた。

平行線
やっっっと披露出来ました。
全員で中々披露出来る機会が無くて
ずっと悲しかったので
今回心から嬉しかった。
気持ちは5人なので
元々のこのメンバーでお願いしますと
スタッフさんにお願いして実現しました。

https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/102361?ima=1736&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter


その後、遠藤さくらさんと賀喜遥香さんの「かきさく」ペアで『心のモノローグ』を披露。
乃木坂46のエース2人による楽曲だが、今この曲をやる時の最適解を、まざまざと見せつけられた。

そして、続いて披露されたのが『言霊砲』。
まさか、3期生のユニット曲を2つとも回収できるとは思わず、これにも中の人は驚いた。
先に書いた『平行線』と併せて、この楽曲の披露も、中の人は楽しみにしていた。

『告白の順番』で、「女子校カルテット」のユニットメンバーに、激アツな部分を見たあとの『ファンタスティック3色パン』。
映画『映像研には手を出すな』の主題歌であり、オリジナルでは、本作に出演した齋藤飛鳥さん、梅澤美波さん、山下美月さんの3人でのパフォーマンス。
昨年、齋藤飛鳥さんがグループを卒業し、その枠に誰が入るかが注目されていたが、今回は小川彩さんが入る形で披露された。

間奏部分、小川彩さんたっての希望で、ルーレット形式でセリフを披露する。
梅澤美波さんは、最初はやりたがらなかったものの、小川彩さんのおねだりに蕩け、あっさり快諾。
「ぶりっ子」「セクシー」「激アツ」の3択のルーレットにより、どのシチュエーションで、それぞれ好きなパンを発表する形式となったが、梅澤美波さんはセクシーに「カヌレ」。山下美月さんは、激アツなシチュエーションのもと、マイク無しで「塩パン」、そして小川彩さんは、ぶりっ子に「彩、メロンパンがだーいすき!♡」と、会場だけでなく、配信を見ているファンまでも虜にするかのように、溶かしにかかってくる。
当然中の人も、問答無用でかわいさにやられてしまった。

その後の『~Do My Best~じゃ意味はない』。
『新しい世界』で、アンダー楽曲の強さを見たあと、MCを挟んでの期別ゾーン。5期生は『キャラバンは眠らない』を披露。
「前の世代を超えろ」という歌詞に違わぬパフォーマンスで、会場を魅了していた。

3期生での『毎日がBrand new day』。
3期生の仲の良さで、温かい空気が会場に流れた。

そして、2018年に加入した4期生。
加入直後、先輩と初めて顔を合わせる様子の映像が流れた後、「4期生は、この楽曲で乃木坂46の一員となった」とのナレーション。
その後、『4番目の光』を披露。
イントロが流れた瞬間、手元のサイリウムを、青×青にしない理由がなかった。
会場を見回し、中の人と同じサイリウムカラーにしている人を発見し、思わず涙が出る。

4期生最初の楽曲『キスの手裏剣』で、加入にて間も無い頃を思ったと思えば、4期生曲最大のキラーチューン『I see...』を全体で披露。
曲がかかった瞬間の沸き立ち方は、乃木坂イチと言っても過言では無い。

『日常』は、10thバスラ以来となる、久保史緒里さんセンターで披露したが、北野日奈子さんの熱が乗り移ったように見え、久保史緒里さんの不敵な笑みに、思わず震えた。

その後の『Against』。
佐藤楓さんと阪口珠美さんのダブルセンターで、この曲の強さを全面に浴びた後、ダンスインストを挟み、2020年夏に、配信限定にてリリースされた『Route 246」。
楽曲衣装で、メンバーのスタイルの良さが際立ち、会場を釘付けにさせた。

その後、コロナ禍にて配信リリースされた『世界中の隣人よ』を披露したのは、伊藤理々杏さん、久保史緒里さん、柴田柚菜さん、林瑠奈さん、奥田いろはさん、冨里奈央さんの6人。
歌唱力が高いメンバーの中に、中の人が推している冨里奈央さんがおり、このゾーンを任せてもらえるようになったのかと、親のように、誇らしく思えてしまった。

そして、1stアンダーアルバムに収録されている『誰よりそばにいたい』。
先日行われた34thSGアンダーライブにて、前日アンコールにて披露されていた楽曲。
中西アルノさんセンターで披露されていたが、この演出そのものが、先日のアンダーライブを思い出させ、中の人も感動した。

『僕のこと、知ってる?』を山下美月さんセンターで披露した時の演出に感動し、『夜明けまで強がらなくてもいい』での遠藤さくらさん、賀喜遥香さん、筒井あやめさんを筆頭に、今の乃木坂を引っ張る強さを感じ、『ありがちな恋愛』の間奏から、賀喜遥香さんと山下美月さんの尊い場面に、思わず心がやられた。

『あんなに好きだったのに…』での、メンバーのイチャイチャその後の『帰り道は遠回りしたくなる』は、久々に与田祐希さんセンターで披露された。
ここのところ、遠藤さくらさんがセンターで披露されることの多いこの楽曲だが、オリジナルセンターの西野七瀬さんと公私共に仲が良いことで知られる与田祐希さん。
久々にセンターでの披露に「よだせまる」の絆を思い、えも言われぬ感情に襲われた。

その後の井上和さんのMC。
乃木坂46の楽曲を披露すること、乃木坂46の衣装を着ることの重さ、それでも、色々な人に支えられていること、乃木坂46の今を誇れるように、一緒に楽しい思い出を作り、様々な感情を共有したいという、強い決意を語った。

「最後にこの曲で一緒になりたい」という言葉の後、『Sing Out!』で、会場を一体にし、本編を締めくくった。
井上和さんのソロダンスも相まって、本編の締めくくりには素晴らしい一体感となった。

アンコールまでの待ち時間、中の人が座っている位置から最も近い通路に、スタッフが配置される。
2日目に、観客席近くに乃木坂メンバーが行く演出があり、この日もその演出があると確信した。
そして、アンコールがスタートするが、そこに登場したのは吉田綾乃クリスティーさん。
そして『トキトキメキメキ』でアンコールがスタートする。
3期生楽曲でも人気の高いこの曲で、会場を盛り上げたと思ったら『自分じゃない感じ』で、さらに温度を上げにかかる。
このタイミングで、中の人は「ホームラン打って」のスケブに、レスを貰うことができた。その光景は、今でも脳裏に焼き付いている。

MCにて「『変化を強みに』という、先輩からもらった言葉をお守りにして」という久保史緒里さんの言葉。
7年間活動をしてきたからこそ、先輩が守ってきたものを大切にしながら進化させていくことが、乃木坂46が強くなりながら坂を登り続けられる理由なのだと思う。

そんな3日目は『しあわせの保護色』で締めくくった。
白石麻衣さん、大園桃子さん、そして梅澤美波さんと、白石麻衣さんをリスペクトする流れに、心が動かされた。
バックで流れるメンバー同士の写真も、この曲の良さを増幅させた。
こうして、中の人が乃木坂46にハマった年代を含む楽曲を披露した3日目は、無事に幕を閉じた。

最高のライブでした
最高のライブの後の最高の時間

セットリスト

影ナレ:小川・吉田

M00.Overture
M01.シンクロニシティ(2018・20thSG)
M02.空扉(2018・21stSG)
M03.自惚れビーチ(2018・1stアンダーアルバム)
M04.サヨナラ Stay with me(2020・25thSG)
M05.ジコチューで行こう!(2018・21stSG)

MC1

M06.平行線(2019・23rdSG)
M07.心のモノローグ(2018・21stSG)
M08.言霊砲(2018・20thSG)
M09.告白の順番(2018・22ndSG)
M10.ファンタスティック3色パン(2020・25thSG)
M11.〜Do my best〜じゃ意味はない(2019・24thSG)
M12.新しい世界(2018・20thSG)

MC2

M13.キャラバンは眠らない(2018・22ndSG)
M14.毎日がBrand new day(2020・25thSG)
M15.4番目の光(2019・23rdSG)
M16.キスの手裏剣(2019・4thアルバム)
M17.I see...(2020・25thSG)

MC3

M18.日常(2018・22ndSG)
M19.Against(2018・20thSG)
M20.Route 246(2020・配信シングル)
M21.世界中の隣人よ(2020・配信シングル)
M22.誰よりそばにいたい(2018・1stアンダーアルバム)
M23.僕のこと、知ってる?(2019・24thSG)
M24.夜明けまで強がらなくてもいい(2019・24thSG)
M25.ありがちな恋愛(2019・4thアルバム)
M26.あんなに好きだったのに...(2018・21stSG)
M27.帰り道は遠回りしたくなる(2018・22ndSG)
MC
M28.Sing Out!(2019・23rdSG)

EN01.トキトキメキメキ(2018・20thSG)
EN02.自分じゃない感じ(2018・21stSG)
MC
EN03.しあわせの保護色(2020・25thSG)

振り返って

今回の12thバスラ。
123曲を披露するということで、振り入れする曲もかなり多く、かなり大変だったということは想像に難くない。
それでも、このバスラを乗り越えることができたというのは、かなり大きいと思う。

中の人が乃木坂46にハマったのは、2019年の暮れのこと。所謂「夜明け新規」というやつである。
今回、中の人が参戦した3日目では、2018年から2020年にかけての曲を披露していたが、その頃の気持ちを思い出し、懐かしさを感じることが出来た。

先程も取り上げた、久保史緒里さんがMCで言っていた「変化を強みに」という言葉。
この12年間、絶えず変化を続けてきた乃木坂46。
もちろん、メンバーの加入や卒業を繰り返してきたというのはあるが、曲を披露するメンバーが変わっても、そのメンバーでのパフォーマンスに対応させ、その変化を魅せる。
「同じライブは二度ない」という言葉があるが、1公演1公演、変化をさせながら、それを最大の武器にしてパフォーマンスをする。
中の人がライブを観る理由の一つであり、ライブでの楽しみの一つでもある。

今後も「変化を強みに」ということを武器に、進化をしながら坂道を登り続ける乃木坂46のことを、心から応援したい。


じゃ、また。

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