イギリスでの所得税還付の受け方まとめ

(全ての情報は2019年3月時点のものであり、個人的な見解に基づくものです。内容の正確性及び安全性を保証するものではありません。最終的な判断はご自身の責任の下で行ってください。)

日本からイギリスの現地法人や関係会社へ出向され、イギリスで所得を得ている方には、イギリスで源泉徴収された所得税の還付を受けられる可能性があります。私は2年間で合計£8,000程度の還付を受け取りました。

制度の名前は(通称)Temporary Workplace Relief("TWR"。但し過去はDetached Duty Reliefと呼ばれてたようです)。制度名の如く、イギリスでの労働が一時的あると看做して生活費用の一部を損金に算入可、結果として課税所得を圧縮できます。そのため、源泉徴収された所得税の一部を過払いとして還付申告が行えます。

イギリスの所得税の計算期間は原則として4月6日〜翌4月5日です。申告期限は書類申告の場合は10月末、オンライン申告の場合は1月末です。

Temporary Workplace Reliefの2要件
TWRは以下の2要件を充足する方が対象です。
  ・出向元と雇用契約が継続している
  ・イギリスでの労働期間が24ヶ月以内である

ここから先は

3,016字

¥ 500

少しでも参考になれば幸いです。