見出し画像

「音楽の日」ダンスコラボで思ったこと、これからの希望

日本のボーイズグループ界を応援している以上、やはりこのことは避けられないと思い久々に記事を書きます。

2023年7月15日、この日は日本のダンスグループシーンが大きく変わった記念日と言っても差し支えないでしょう。

日本の男性ダンスグループが、事務所の垣根を越えてコラボした音楽の日の企画「ダンスのGIFT」。


私はリアタイでは見られませんでしたが、翌朝すぐに見逃し配信で全編見させて頂きました。

今回私が推しているグループこそいなかったものの、参加しているアーティストの皆さんが、ベテランから若手の人たちまで時にクールな顔を見せつつ、終始とても楽しそうに踊り、終わった後にみんな笑顔で肩を組んだり拍手したりハイタッチしているのが印象的でした。お互い違う事務所のグループに尊敬の心を持ち、心から楽しんでいるのが伝わった、いい企画でした。
特に、ボーイズグループとして長年恵まれない環境にあったDA PUMPさんは感慨深かったと思います。

また、終了後にこの企画に携わったs**t kingzの方が「これが当たり前になってほしい」と言っていたこと、中居さんが終始ハイテンションで「これができるテレビってすごい」「なかなかできないことだけど最高」と言っていたことに、この企画の意図がすべて集約されていると思います。

以前、私はこのような記事を書きました。

当時はダンスボーカル界で20年以上頑張っているw-inds.やLead、10年クラスのDa-iCEや超特急といったベテラン組はもちろん、当時デビュー直後で勢いがあったJO1さんですら、歌番組に思うように出れなかったと記憶しています。

その後、INIさんやBE:FIRSTさんといった勢いのある若手が次々デビューし、日本のボーイズグループが活気を見せ、大手の事務所以外でも紅白に出場するグループも出るなど、ボーイズグループの勢力が徐々にですが変化していると思います。

それを踏まえての今回の企画。なかなか事務所間の壁を超えるのは難しかったと思いますが、この企画を試みてくれたs**t kingzの皆さん、TBSの方々、この企画に参加してレベルの高い素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたグループの皆さんに感謝したいです。

それを踏まえて、今回1つ気がかりな点があります。

色々な事務所の素敵なグループの皆さんが素晴らしいダンスを見せた一方で、先述していたw-inds.やDa-iCE、超特急など、地上波の露出がなかなか出来なくても長年ダンスボーカル界隈で頑張ってきたグループの参加が今回なかったのは、彼らを見てきた者として少し残念に思いました。
色々な事情等はあると思いますが、もし次回このような企画があればぜひ出演して頂きたいですし、TV局側の方たちもこういったキャリアのあるボーイズグループを事務所にこだわらず忖度なくもっと出して頂きたいです。
地道に経験を積んだグループが、事務所に関係なくもっと幅広く出てこそ表現の幅も広がりますし、こういった企画の真の魅力がより発揮されると思います。

幸いにもs**t kingzのshojiさんが終了後このようなコメントをしてくださっています。

このツイートを見て、少しですが希望が持てたような気がしました。

今回は1回目なので試しにやってみようという意味合いも強く、すべての事務所のグループを出すというのは難しかったと思います。スケジュールの都合上、出たくても出られなかったアーティストもいると思います。

今回の企画成功を踏まえて、この企画が音楽の日やCDTVといった音楽番組で恒例となり、より幅広い事務所のダンスボーカルグループがベテラン若手関係なく出られる企画になることを心から願っています。

最後に、そもそもw-inds.Leadって誰?超特急って何者?という方のために動画貼っておきますのでよかったら一度見てみてください。

w-inds.「Bang!Bang!feat.CrazyBoy」Music Video

Lead「See Your Heart」Music Video

超特急「MORA MORA」Music Video