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障がいを持つ方、就活の際は「障がい特性シート」を使おう。

遡ること約1年前、私がフリーランスで仕事をしていたときのこと。

コワーキングスペースでたまたまお会いした、ベテランフリーランサーさんに私の境遇を話したら、
「そしたら、自己紹介シートを作ったほうがいいね
とのアドバイス。

曰く、障がいを持っていること、どんな障がいでどんな特性があるか、をクライアントさんなり、仕事に携わる方なりに、「自己紹介シート」として渡すと効果的とのこと。

しかし…。
「んー?自己紹介シート、どう作ったらいいの?
「自己紹介シートを見るような人は、どんな情報を知りたがっているの?

と、モヤモヤしたまま、自己紹介シートを作ることもなく、約1年が経過してしまいました…。

そんな先日、「障がい特性シート」を作る機会がありました。

まずはネットでリサーチ。

ネットに溢れているのは、
「障がい特性シート、どう作ったらいいの?
「採用の人事の方は、どんな情報を知りたがっているの?

そう。まさに1年前に私がモヤモヤしたこと。

ハッとさせられながらリサーチを続けていると、こちらのPDFにたどり着きました。

こちらを参考に、「障がい特性シート」のひな形Excelシートを作成しました。

・共通事項
障がい特性の項目にどこまで対応できるか、また、対応できない場合、どう自分なりに対処すればいいか、会社の方にどう配慮してほしいか、ひと目で分かるように作りました。

・「原本」
プルダウンから選ぶことができます。
障がい特性の項目に「100%対応できる」から「全く対応できない」までの10段階で回答します。
障がい特性からいちばん近いものをプルダウンから選ぶと、パーセントに応じて色が変わります。
色が赤になったら、右の対処法に、自分なりの対処法、会社の方に配慮してほしいことを書いてみましょう。

・「印刷用」
A4用紙1枚に収まるように印刷できます。
Excelシートに抵抗がある方、スマホなどから閲覧されている方向け。
障がい特性の項目に5段階で回答します。
25%対応できる、対応できない、に丸がついたら、右に、自分なりの対処法、会社の方に配慮してほしいことを書いてみましょう。

すごーく項目が多いですが…。これを記入しておくと、就活の際に、そのまま会社に履歴書とともに提出したり、履歴書の「障害の程度」の項目もぐっと書きやすくなります。

また、私のように、就職後であっても、会社の方により理解を深めてもらう意味でも、作って遅いことはないですよ。

「書き方がわからん!」
「項目の意味がわからん!」
という方は、病院のワーカーさんや、各事業所のスタッフさんにお手伝いしてもらってもいいですね。

さいごに。

障がいのある人は、自己紹介シート、障がい特性シート、作ったほうがいいです。

それは相手に理解を深めてもらうのも当然ですが、自己理解を深める意味でも。

私自身、これを制作し、実際に記入して、
「あちゃー、対人対応が苦手なんだなー」
と、振り返りになりました。

自分のこともわかってないのに、周りに理解して、なんて、難しい。

だからこそ、「障がい特性シート」おすすめします。

おしまい!

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