日記170724

土曜日はしみっちゃんと二人して深日港まで釣りにでかけた。こう書いてぐっと心がつらくなる。誰が興味あんねん、なんて思えて。書きたいから書くだけやというなら見えへんところに書いたらええやんけとそら思います。こういうところに書くんやから誰かに読んでほしいわけですけど、そうして誰かに読んでほしいという気持ち自体が気色悪いと感じたりしてもうこれはノイローゼやないか。


といってクヨクヨも漏れ出してきてたのでアウトドアで遊ぶということはひとつの治療ですよ。アオイソメのアタマむしって針にとおして水に投げ込んでかかったハオコゼ、こいつには毒があるから魚挟みでグッとはさんで体にふれないようにと無理やり糸をねじって針を抜いて弱りに弱ったところをリリース。ぽいッ。死ね!俺の快適のために!罪の意識をねじまげて私は今日も生きてます。結局俺はハオコゼしか掛けられず、ほんとになにもない人間だな、そもそも人間ってなにさ?となってしまったがポイントを変えたら爆釣。がははは。明日という字は明るい日と書くのさ。やまない雨はない。しかし雨のあいだに死ぬ奴はいる。もうこれは躁鬱やないか。

帰宅の電車を待っているとなにかが耳元で「ぶん」風を切った。なんや蛾ぁか。でかいな。という感想をいだいた自分に驚いた。いつもだったら声をだして飛びのいていただろう。いまやもう、俺のほうから不安と恐怖にいつでもやったんど『つるつるの壺/INU』といった感じだ。


帰宅後すぐ魚の腹をあけて小サバ小アジ小タイは唐揚げと竜田揚げに。ガシラは味噌汁に、猫は三味線に、人間は玩具に、コトバはコースターにしてしみっちゃんと大いに呑んだ。今日のところはこれで。

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