オランプラウ

国内の南国離島在住。ボツイチのシングルファーザーとして、プライドを持って三人娘の子育て…

オランプラウ

国内の南国離島在住。ボツイチのシングルファーザーとして、プライドを持って三人娘の子育てを実践中。フリーランスのコンサルだが、コンサルと呼ばれるのは嫌い。新たな業務スキルを身に付けるべく修行中。

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  • 本棚(読書記録)

    ビジネス上の、読みたい・読み進めた書籍の書評を記録。思考や意向のこれまでのプロセスの確認、今後進むべき方向性を考える際に参考になる資料として。

  • マネジメント用語集

    経営上頻出する言葉、知っておくべき用語の意味をまとめたもの。言葉の定義・概念はコミュニケーションや対話の質を高める為に大変重要なものである。

最近の記事

今年最後が最初

こんんちは。主題の通り、このnoteの投稿は今年最初で最後ということになりそうです。現在居住のこの地に、移住して3年。どこにいても大変なことはあるし、これまでの人生経験や思い出がなくなるわけでもなく、ずっとその延長線上を生きてきている感じです。 それでも、かけがえのない人を失ったという事実や、周囲からの手助けも素直に受け入れながらやっている子育てからは、自分の本質を確認し、鍛えていくものになっていると思っています。特に、子育てで実母に協力してもらいながら子どもたちと関わる中

    • 小さな会社の儲かる整頓(小山昇)

      日経BP社  株式会社武蔵野 代表取締役

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      • WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE-現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ(佐渡島 庸平)

        幻冬舎 安全と安心、信用と信頼という言葉の定義、意味を考えるために、又コミュニティの作り方、あり方という視点を常に持ちネットを中心とした社会を視ている著者の中身を知りたくて、衝動的に購入。その内容は本書で書かれている通り、これを読んでそのまま知的好奇心が満たされる部分は少ない。それでも、この先もっと深く考えてみたいという誘惑をおこさせてくれるレベルに仕上がっていると感じた。もともと、地方創生、地域活性化のためのコミュニティの再構築はいかになされるべきか、或いは何処を目指し、

        • AI vs 教科書が読めない子供たち(新井紀子)

          東洋経済新報社 国立情報学研究所教授 本日読了。最初に登場したRSTの例題を間違えてしまった自分にショックを受け、読み進む意欲が回復するまで少し時間を要したが何とか最後までたどりつく。 数学者として論理と立場が一貫していて気持ちがいい。東ロボくん開発プロセスなどで分かった科学的事実はまだそれほど多くはないものの、研究者としての真摯で誠実な姿勢を感じるし、現在の自身の周辺環境との関連性からも説得力のある”推論”も提示されていると思う。 複数人によるディスカッションなどで、

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        記事

          イノベーションのジレンマ(クレイトン・クリステンセン)

          翔泳社 玉田俊平太監修 伊豆原弓訳 ハーバード・ビジネススクール教授  本日読了。コンサルタントとして、本書と著者の存在はもちろん知っていたが、初版(原版)から20年を経て初めての通読であった。ハードディスク・ドライブ業界の事例は有名なもので、読んでいなくても大体認知できていたところではあるが、掘削機や製鉄業界の事例も具体的に確認できてより「破壊的イノベーション」の理解がすすんだと思う。そもそも「持続的か、破壊的か」を定義することが最も重要であるというのが今日の認識と課題と

          イノベーションのジレンマ(クレイトン・クリステンセン)

          フィードバック入門 -耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術-(中原 淳)

          PHPビジネス新書 東京大学准教授 本日たった今、読了。中原先生の著書は2冊目。もちろんいずれも人材開発とそのスキル・研修に関わる著作である。中原先生の本を、プロコンである私自身がどのように読んで参考にするかは、一考の必要があるのだが、だからこそ読む価値があると思っている。さらに中原先生の本はどれも読みやすいものが多い。読み応えという意味では物足りなさを感じることもあるが、それは「自分にどう活かすか。」がうまく関連付けられていない証だろう。だからそういう時こそ、一考、二考、

          フィードバック入門 -耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術-(中原 淳)

          中小企業支援の視点と手法(高島 利尚)

          制作(電子書籍):コンテン堂 元中小企業診断協会 東京支部長

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          中小企業支援の視点と手法(高島 利尚)

          わたしおとうさんだけど、おかあさんでもある

          ここ数日、SNSを賑やかにしている#わたしおかあさんだから(#わたしおかあさんだけど)の話題。(参考:togetter「絵本作家のぶみに関する考察や分析をまとめてみた~」) 現実に母親である女性からばかりでなく、子供がいない人やその他多くの男性からも「呪い」といった強い言葉でその歌詞を非難、批判されているようである。 それを受けて、のぶみ氏は「これはママおつかれさまの応援歌」としてそれらに対するコメントを公表している。またジャーナリストや専門家たちもその影響や心理的背景などを

          わたしおとうさんだけど、おかあさんでもある

          死すべき定め-死にゆく人に何ができるか(アトゥール・ガワンデ)

          みすず書房  原井 博明訳 医師が患者(クライアント)に対応する基本的なパターンとして以下の3つがあると本書では述べられている。 ➀家父長制的 ②情報提供型 ③解釈的 言葉はどうあれ、コンサルタントにも当てはまるものだと思う。 そして、とくに老齢期や終末期にある患者には③(コンサルタント的には適応を要する問題へ対処する場合の姿勢といったほうがよいかもしれない)が適切な方法であるという。 ➀については、単に不足する知識や技術を使えば解決できる問題の場合であればスピーデ

          死すべき定め-死にゆく人に何ができるか(アトゥール・ガワンデ)

          なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか(R・キーガン/L・L・レイヒー)

          英治出版   中土井僚 監訳 池村千秋 訳 「弱さ」にこそ成長、発展、発達に向けたチャンスの種があるという趣旨に、強く賛同する。そしてそれをオープンにして、改善、進化、変革への「意欲」と組織内にある絶対的な「信頼」を土台にした「しくみ」によって、個人と組織の成長、能力向上を同時に実現するというプラクティスに感嘆せざるを得ない。【隠す】ことに費やすコストの大きさがすさまじいものであるとの考え方も大変納得できるものだ。 人の成長は、大人になってからも続き、それには3段階のレベ

          なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか(R・キーガン/L・L・レイヒー)

          年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学(E・モレッティ)

          プレジデント社 池村千秋訳 都市(地域)経済学の面白さがわかる書。但し、ここで述べられている施策、政策、対策の実行がそのままその都市や地域の活性化や経済規模の拡大に繋がるとは思えない。というより、そもそもそれを実行できる資源と能力をもった地域は限られていると思う。それでも、科学的(統計的)に事後検証された産業クラスタの相乗効果は、少しでも地方創生の事業に携わっている者であれば知っておく必要はあるだろう。「まとまった大きな、強い一押し」は、その分リスクも大きく、成功しなかった

          年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学(E・モレッティ)

          謙虚なコンサルティング(E・H・シャイン)

          英治出版。金井壽宏神戸大大学院教授監訳、野津智子訳。 経営コンサルタントとして、「人を助ける」「支援すること」とはどういう事でどういう方法が適切なのかを深く考えるきっかけになった。MITスローン経営大学院名誉教授のシャイン氏の実経験から導き出した率直な考え方、コンサルタントとしてビジネス、対人関係での向き合い方、姿勢は、基本的に賛同でき、自分もそれを実践したいきたいと思った次第である。 「助けたいと思う心」「好奇心」「思いやり」にもとづいて、「本当の問題(懸念、不安)を探

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          問題と課題

          事業を続けていくには、或いは少しずつでも改善し成長していくためには、何を問題として認識し、それをどうに解決していくかを考えなければならない。そこから複数の選択肢をつくり、どの手法を選び実行していくかはとても重要な取り組みとなる。この考え方自体が経営理念、哲学ともなるものだが、そもそも「問題」と「課題」という言葉の使い方は人によってまちまちである。組織や対人におけるコミュニケーションと、深い相互理解・共通意識を醸成していくためには、その言葉の定義をはっきりさせておくとスムーズに

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          経営戦略

          事業環境のすべての現状把握から、未来の状況を予測し、そこで自らの強みを生かして競争優位性の確立と維持を実現するもの。これには長期的・大局的・総合的(統合的)観点が必要で、経営上の最も重要な技術と位置づけることができる。 さらに簡略化すれば、「将来あるべき経営体制(状態)を目指すための基本方針であり、そのシナリオ」ということもできる。

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