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2023名古屋・岐阜旅行(9) リニア・鉄道館(7) センサー付きの建築限界測定車

2023年8月10日(木)
リニア・鉄道館 収蔵車両エリア(1)

スニ30形式荷物車
鉄道省が初の鋼製客単として1927年から製作したオハ31系客車グループに属する荷物車です。荷物車とは旅客の手荷物等を専門に運搬する車両で、貨車ではなく客車の一種とされています。鋼製になったことで車体の強度が増しました。


オヤ31形式建築限界測定車

接触式のセンサーが付いついます。
走行しながら建築物の支障確認ができる構造となっています。新たに線路を敷設したときなどに使用ます。この車両は、1959年にスハ32形式客車からの改造によって誕生しました。


オハ35形式客車
戦前・戦後に製作された3等客車で、国鉄鋼製客車の標準スタイルを確望した車両です。1939年から1949年までの間に1308両が製作されました。
ガラスの製造技術の進歩によって1000mm幅の大窓を安価に3等客車で使用可能となりました。明るい室内は評判となりました。


マイネ40形式客車
戦後に初めて製造された1等寝台車。寝台をレールと平行に配置した「プルマン式」と呼ばれるものと、2人用個室4室を備えた豪華な設備です。1948年に21両が製造され、東京~九州間に運転された急行などに使用されました。1955年に1等寝台が廃止されてからは、マロネ40形式2等寝台車となりました。


オロネ10系客車
1955年から製作された10系客車グループの1等寝台車(後のA寝台車)この客車はヨーロッパの客車を参考にした設計により徹底した軽量化を達成し、機関車などへの負担軽減、輸送力増強が実現しました。
ヨーロッパ調の車体デザインや客車で初めて採用した空気バネ付き台車の快適な乗り心地も好評でした。

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