バターナッツというカボチャ。

カボチャだけれども、スーパーでよく見る皮が深い緑色のものとは、
見た目も形も味も全く違うもの。

カボチャにも、

• 西洋かぼちゃ

• 日本かぼちゃ

• ぺぽかぼちゃ

などと種類があって

• バターナッツは日本かぼちゃに属するもの

• 普段見かけるカボチャは西洋かぼちゃに属するもの

ということらしいのですが、見た目はともかく、
とにかく味が全く、全く、全く違う。

わが家では積極的に買う野菜ではないものの
9月後半くらいから八百屋の定期宅配に入ることが多いので
これまでもちょこちょこ食べていました。

んが、どうにもおいしくいただけない。

でも先日、自分にとっておいしい食べ方を発見したので、そのお話。

焼いてみる

「見た目は西洋かぼちゃとは違うとはいえ、
　カボチャならば焼いとけばおいしいだろう」

と思って焼いてみたものの、、、

これは正直イマイチ。

水っぽいんですよねぇ。
焼いたカボチャはホックリと甘々してないと、、、！
という先入観があるからか、なかなか美味しくいただけません。

そのまま食べるのがイマイチだったので、
つぶして、人参をのせて、ラグーをのせて、
チーズをのせてオーブンで焼いて、 カボチャドリアに。

ドリアにしたら多い水分が活きて メッチャおいしい！

グラタンとかドリアとかは、
下のソースの部分に水分があったほうがおいしいと思っているので、
バターナッツの水分がなかなかイイカンジ。

けど、"わざわざバターナッツを使いたい" とまでは
正直思えないところ。

スープにしてみる

続いてスープにしてみました。

1.5センチくらいの厚さに切って、
玉ねぎやらきのこやらを合わせてオリーブオイルで炒めて、
野菜スープと豆乳を加えてスープに。

んー

これも、私はおいしくいただけませんでした。
水っぽいし、なんかよくわからない頼りない味。

んが

このスープを振る舞った人から

「めっちゃおいしい！！！」の言葉が、、、！

「え、水っぽいし、なんかはっきりしない味じゃない？」
と聞くと、それがいいのだとか。

曰く、カボチャをスープにすると、
"スープ全体がカボチャ"になっちゃう。
ところが、このカボチャはスープ全体をカボチャ化させることなく、
やさしく奥行きのある味わい。
柔らかく、口から水分を奪わず、ほのかにカボチャの風味がするのが
美味なんだとか。

なるほど。いわれてみれば、そう感じなくもない。

けど、ねもやんてきにはこれも、
わざわざ作りたい味ではない感じ。

なお、自分がおいしいと思わないものを他人に振る舞うな、
というのは本当にそのとおりだと思います。

生でいただく

てことで、こやつをどうしてくれようかと、
ネットであれこれ検索してみると、
"生もおいしい"みたいなことが書かれていた。

あまり期待はしていなかったものの、
確かにほのかに香り、歯ざわりがよくて、水分たっぷりなので
生で食べるとおいしいのかもな〜　
くらいの気持ちで試してみたら、

ビンゴ。

これはメチャウマですよ。
しかも簡単だし。

まず、生１つ目はサラダ。

スライサーで薄切りにして、他の葉っぱと一緒に
ドレッシングを合わせるだけ。
わが家ではオリーブオイルと、適当なお酢。

カリッ、パリッとした食感、
ほんのりした甘みが、葉っぱの苦味とあいまってウマいウマい。

これは病みつきになるウマさ。

生2つ目は薄めに輪切りにしたものにチーズ。

チーズにディルを混ぜたものをのっけていただいたらば、
これはもう、なやましい味だった（褒めてます）。

バターナッツの歯ざわり、噛んでいくと感じる優しい甘みと、
チーズの塩気、ディルのバターナッツとは違う甘い香りが
めちゃくちゃ合う。

ただ、調子にのって、さらにトマトペーストをのっけてみたんだけど、
それはだめでしたね。のっけたものの旨味が強すぎて、
全然バターナッツが活きなかった。

旨味があるものは1つまでがバランス良さげ。

ってことで、生でいただくのがお気に入りになった。

結論

【2022年10月時点の結論】
バターナッツは生で食べるのがおいしい。

また進展があれば、追記します。