『コミカライズ魂——「仮面ライダー」から「がんばれ!! ロボコン」まで』を公開

 昨今、特撮テレビ番組やアニメ作品をマンガ化した「コミカライズ」に注目が集まっています。すがやみつるは、かつて、そんなコミカライズ作品でマンガ家としてデビューし、石森プロ作品を中心に、多数のコミカライズ作品を手がけてきました。

 そんなことから、過去に描いた『仮面ライダー』や『キカイダー』などのコミカライズ作品について、インタビューを受けたりすることも多くなっています。

 そこで、すがや自身が関わったコミカライズ作品、および、その周辺の出来事について、まとめておこうと考え、一気に書き下ろしました。

 記憶に頼りながらの記述なので、あやふやなところもあるかもしれませんが、1970年代のコミカライズの状況についての一面は記録できているのではないかと思います。

 同様の仕事を手がけた他のマンガ家さんも、同じような文章を綴ったり、あるいはインタビューなど受けるなどしてくだされば、当時の状況がより鮮明になるはずなので、それを期待しているところです。

 1章ごとに有料ノート(100円)として個別に読めますが、有料マガジン(800円)でまとめ買いしていただい方がお得になっています。個人で有料コンテンツを作成するのは初めてなので、至らない点もあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。

 なお、2011年に上梓した拙著『仮面ライダー青春譜』(ポット出版)と、記述が一部かさなるところもあります。その点については、あらかじめお断りしておきます。

 目次は以下のとおりです。

* * *

コミカライズ魂〈目次〉

はじめに コミカライズって何だ?

第1章 コミカライズ前史

 1 コミカライズは、いつ始まったのか?
 2 あの手塚治虫もコミカライズを?
 3 手塚版とディズニー版の『バンビ』を模写した石ノ森章太郎

第2章 街にテレビがやってきた——テレビ創世期のコミカライズ

 1 月光仮面の登場——そして紙芝居と貸本屋が消えた
 2 そして紙芝居屋と貸本屋が消えた
 3 1950年代後半から60年代にかけてのテレビヒーローたち
 4 そして『ウルトラQ』がやってきた
 5 マンガで読んだ『ウルトラマン』
 6 『キャプテン・ウルトラ』と『ウルトラセブン』

第3章 コミカライズへの道——石森プロからの呼び出し

 1 はじまりは『快傑ハリマオ』
 2 コミカライズ作家としての石ノ森章太郎
 3 ぼくの担当は『さるとびエッちゃん』
 4 不夜城の石森プロ

第4章 『仮面ライダー』狂想曲〈1〉「テレビマガジン」編

 1「テレビマガジン」で『仮面ライダー』のコミカライズ
 2 テレビ版『仮面ライダー』の紆余曲折
 3 心優しい「テレビマガジン」の編集者たち
 4 ひとり『マンガ家入門』
 5 石森プロ、代々木へ

第5章 『仮面ライダー』狂想曲〈2〉「冒険王」編

 1 石川賢版『変身忍者嵐』に大ショック!
 2 『新・仮面ライダー』(冒険王)の第1回で編集長からクビの宣告!
 3 生き残りをかけた人気取り作戦
 4 マンガのアイデアがテレビにパクられた?

第6章 『人造人間キカイダー』のスタートと監修の終わり

 1 『ゼロダイバー』から『キカイダー』へ
 2 「小学一年生」の『キカイダー』が描き直しに?
 3 石森プロは眠らない
 4 母をメシスタントに招く
 5 監修からの卒業
 6 編集もアシスタントもできる便利なマンガ家に
 7 原稿料は1400円

第7章 『仮面ライダーV3』と映画のコミカライズとオリジナルと

 1 『仮面ライダーV3』の登場で大あわて
 2 「劇画ロードショー」で映画のコミカライズも
 3 石ノ森先生の代打でオリジナルマンガを描く
 4 『ジャッカルの日』? 動物マンガですか?
 5 オイルショックで消えた週刊誌デビュー

第8章 『仮面ライダーX』と『がんばれ!! ロボコン』

 1 「テレビランド」創刊と鈴木敏夫さんとの出会い
 2 オタクたちの蠢動
 3 『仮面ライダーX』で忙しさの限界に
 4 『アスガード7』はじまる
 5 『星の子チョビン』と吾妻ひでおさん
 6 仕事をスッぽかす!
 7 『神狩り』ショック
 8 『がんばれ!!ロボコン』と『仮面ライダーアマゾン』が同時スタート
 9 売れるということ

第9章 『仮面ライダーストロンガー』と『ゴレンジャー』と『真田十勇士』

 1 『ゴレンジャー』のキャスティングにクビを突っ込む
 2 『仮面ライダーストロンガー』のお色気路線
 3 長編なら、すがや?——『真田十勇士』も同時にスタート
 4 ミュータントプロ再結成——鈴木敏夫さんを社長にしよう!
 5 『ロボコン』で大失敗

第10章 さらば石森プロ——それからのコミカライズ

 1 『ストロンガー』も『真田十勇士』も終わる
 2 マイコンと出会う
 3 『ロボット110番』と『ネスコタン』
 4 「テレビマガジン」初のオリジナル『マシン刑事999』
 5 『快傑ズバット』参上!

第11章 コミカライズは終わらない——『仮面ライダー』アゲイン

 1 「冒険王」最後のコミカライズは『スパイダーマン』
 2 映画『ダイナマイトどんどん』もコミカライズ
 3 ホビーマンガに手応え——『ラジコン探偵団』を描く
 4 『ゲームセンターあらし』がスタートするも……
 5 前借りした『ラジコンカー大事典』の印税でパソコンを買う
 6 原作者・鶴見史郎の誕生
 7 アニメ『キャプテン・フューチャー』のコミカライズも
 8 最後のコミカライズは『仮面ライダー』と『キカイダー』

おわりに——コミカライズ新時代の到来


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