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私はこうしてスタートアップのCTOになった 第1話「中華鍋」

「シェアハウスのパーティで料理を作らなきゃいけないから、中華鍋を持ってきてくれないか」

長年の付き合いの友人と飲んでいた時に、こんな依頼をされた。
そして私は2017年の7月下旬、とあるホームパーティに遊びに行った。中華鍋をリュックに携えて。

パーティの会場は南青山(現在は浅草)にあったKarigracy(カリグラシー)というシェアハウス。この時はまだ私にとってあまり関心が無かった、"シェアリングエコノミー"を全力で体現している家だ。

下記の記事を読むとその面白さをわかっていただけるかもしれない。

参加者は15名ほどいただろうか。一風変わったシェアハウスのパーティだからか、個性豊かなメンバーがたくさん。私は初対面の方が多かったが、酒の力もありすっかり楽しんでいた。

パーティの中盤くらいで、飄々とした雰囲気の男の子を紹介された。
話を聞くとWebサービスを運営していて、エンジニアを探していると。私はフリーランスのエンジニアで、ちょっとスケジュールに余裕があったので、「なんでも相談してよ!」的なことを伝えてFacebookで友達になった。

それが後に私がジョインすることになるモノオクのCEO、阿部との出会いだった。

私が中華鍋を持っていなかったら、パーティに呼ばれることもなく、阿部と出会うことも無かったかもしれない。人生は摩訶不思議である。

早速パーティの翌週、2人は新宿でランチをすることになるのだが、それはまた次のおはなし。

つづく

Everything's gonna be alright!