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サンドラ好きのためのサンドラメモ

★はじめに★

 ​はじめまして。barnetと申します。

 この記事は、リミット解除によりめでたく帰ってきた「サンダー・ドラゴン」について、今までサンドラを使わなかったあんましサンドラを知らない方向けに解説をしております。

 元々は私が個人的に書いていたメモを記事向けに直したものなので、有用なテクニックだとか、細かいギミックの説明だとかは無いし、構築以外に画像も載ってません。
そのくせに総文字数は25000文字以上と無駄にクッソ長いです。

 また私はサンドラへの愛は人一倍であると勝手に主張していますが、実力はKC2ndでTOP1000以上にもなったことのないクソザコデュエリストです。後述するリミット適用後も3ヶ月間はサンドラでデュエルキングになってた程度の強さで、大会で優勝した経験も無い、一言で言えばうんちな人です。うんち。

 ということで思いっきり予防線を張ったので、暇な人だけ見てください。熟練者の方々は「あー、このカード使えるんだー」程度の情報でも足しになれば幸いです。
それではどうぞ。

1. だいたい800文字で分からせるサンドラの歴史


 2019年9月26日、DSODワールドの実装と共に登場したテーマ群。OCGでは2018年にテーマ化されたカードで、規制を受けながらも未だ環境デッキの一つとして活躍している彼らが、なんとリンクスにやってきました。
 しかしエースカードの融合モンスターは当然実装されず、同期にはあの「召喚師アレイスター」や「黒の魔導陣」など、今なお活躍して(やが)るツワモノ揃い。エースの存在しないサンドラは、あえなくファンデッキの一つに留まるレベルでのスタートとなりました。

 その後年は明けて2020年1月1日、「フューチャーホライゾン」にて「雷刧龍サンダー・ドラゴン」が登場。貴重な打点要因としてパワーアップし、環境デッキとまでは言わないものの、そこそこ強力なデッキへと進化(実際2月のKCではYoutuberのボーイさんが銀アイコンを獲得)。様々なシンクロと手を組み中速型のビートダウンデッキへと化しました。

 そして3月1日にライトロードのキーカードとして「光の援軍」が、続く3月26日にはセレクションBOXにて「混源龍レヴィオニア」が登場。圧倒的な墓地肥やしと墓地除外からの展開力、当時は「レベル5以上のモンスターが戦闘破壊されたら何度でも次ターン2枚ドロー」という、本当にインチキとしか言えなかった「スキル:インチキドロー」によって、瞬く間に環境デッキのトップとして君臨しました。

 その後、強すぎてやばすぎたということで「光の援軍」「封印の黄金櫃」「雷電龍サンダー・ドラゴン」が揃ってリミット3にボッシュート。あろうことか初動ほぼすべてを規制されたことで一気に弱体化してしまいました。
忘れないからなKONAMI。

 しかし9月KCにてウィッチクラフトや芝刈り型不知火など、墓地肥やしをギミックしたデッキが活躍したため「光の援軍」がリミット2へ。ついで援軍と併用させないために「封印の黄金櫃」も同じくリミット2行きとなり、最後に「雷電龍サンダー・ドラゴン」がリミット解除となりました。
こうしてサンドラは完全に初動が帰ってきたわけではないものの、従来の展開力を取り戻すことができたのです。やったぜ。

2. サンドラの強いところ、弱いところ


●何が強いの?
・1体でもサンドラを出す(除外する)と広がる圧倒的な展開力の高さ。リソースが早々に切れない盤面維持力と低くない打点、ギミックの広さ。
・雷電からのサーチ、雷獣のリクルートと回収、雷鳥の蘇生とマリガン、召喚条件の緩い2800打点の雷劫。これらをフィールドから墓地or除外(手札から発動)という比較的行いやすい条件で展開ができること。
カオス系カードとのシナジーの高さ。テーマ内で光、闇属性を持つためカオス系カード(後述)の効果を発動させやすく、また除外することでサンドラの効果も同時に発動することができ、1回の行動で複数のアドを稼げ、一気に盤面できる。
シンクロ、エクシーズとの相性の良さ。主に雷獣、雷鳥から特殊召喚ができるため通常召喚権をチューナーなどに割きやすい。またシンクロすることでサンドラの効果も発動できるため、非常に相性が良い。
回してて楽しい。かっこいい

●何が弱いの?
事故率の高さ。初動カードが少なく、雷源以外のサンドラがレベル5以上のため、除外やフィールドに出す手段が無いと何も動けなくなってしまう。初手が雷電雷獣雷獣雷劫とかザラに起こる
効果が名称ターン1、どちらか1つしか使えない。ウィッチクラフトみたいに1枚で1ターン2回動ける効果ではので、状況に応じてどっちの効果を使用するか考えるプレイングが求められる。
構築が偏りやすい。サンドラ自体モンスターを多く入れる構築になりがちなため、防御札や妨害カードを採用する余裕が少なく、防御面もモンスター効果に頼ることが多い。ヴェールたんやBloo-Dは天敵。

3. カード紹介(サンドラ編)

特に重要なカードは、名前部分を太字で表してます。

●サンダー・ドラゴン系
サンダー・ドラゴン (光属性)
このカードを手札から捨てて、同名カードを2枚までデッキから手札に加える効果を持つ。
→元祖サンドラ。元々サンドラがテーマ化する18年前にできたカードなので、効果は単一であり後述のカードと直接的に絡みは無いが、後述する各種サンドラのサーチ等には対応している。残念ながらリンクスでは一緒に使われることはあんまりないが、手札を増やす能動的にカオスモンスターのコストにできる点はやっぱり強力。入れるなら3枚ガン積み。

雷電龍 - サンダー・ドラゴン (闇属性)
フィールドから墓地へ送るor除外で、「サンダードラゴン」と名のついたカードをデッキから手札に加える効果と、手札から捨てることで同名カードを1枚デッキからサーチできる効果を持つ。
あらゆるサンドラカードをサーチする潤滑油。いかに手早くこのカードからサーチに動けるかがデッキの肝となる。
3枚あってもいいがこれ1枚単体では動けず、積みすぎると事故要因になりがちのため、墓地肥やし型以外で3枚積みは非推奨。2枚が安定か。

雷獣龍 - サンダー・ドラゴン(闇属性)
フィールドから墓地へ送るor除外で、「サンダードラゴン」と名のついたカードをデッキから守備表示で特殊召喚する効果と、手札から捨てることで墓地or除外ゾーンから「サンダードラゴン」と名のついたカードを手札に加える効果を持つ。
→攻撃力2400と打点も低くなく、破壊・除外されても場にサンドラを残せられる展開の大きな要となるキーカード。
どのサンドラカードの回収も行えるので、リソースを尽かせない仕事人。20枚デッキでもない限り3積みが安定と思われる。

雷鳥龍 - サンダー・ドラゴン(光属性)
フィールドから墓地へ送るor除外で、手札を任意の枚数だけ入れ替えるマリガン効果と、手札から捨てることで、「サンダードラゴン」と名のついたカードを墓地or除外ゾーンから特殊召喚できる効果を持つ。
→主に使われるのは蘇生効果で、盤面構築に必要不可欠なカードとなる。また手札事故を起こしやすいテーマだが、マリガン効果を使うことで引きたいカードを引きやすくする事故軽減も有効に活用できる。
ただし、孤高除獣が絡まないと他のサンドラカードをサーチすることができないカードなので、採用枚数は要相談。デッキ構築次第で2~3枚の採用が主流。

雷源龍 - サンダー・ドラゴン(光属性)
フィールドから墓地へ送るor除外で、同名カードを手札に加える効果と、手札から捨てることで雷族モンスターの攻撃力を永続的に500アップする効果を持つ。
→きんたま。打点アップは魅力的だが、雷鳥と似て自身以外のサンドラカードを持ってくることができない。ただしレベル1で防御力2000と初動ごまかしの壁として機能するため、全く仕事をしないわけでもない。
 雷獣が2900、雷刧が3300〜3600まで永続的に打点が上がるので、雷獣がブラマジを突破できたり雷刧が3000打点を超えられるので、あると便利なカード。
後述する孤高除獣のコストを増やしたり、他の雷族モンスターを入れる場合は採用価値がある。このカード自体サーチ手段が豊富なので、1枚採用でもあり。

雷劫龍 - サンダー・ドラゴン(闇属性)
1. 墓地の闇属性と光属性をそれぞれ1枚ずつ除外することで特殊召喚できる効果
2. 相手モンスターを破壊した際に墓地のカードを1枚除外し、デッキから「サンダードラゴン」と名のついたカードを1枚手札に加えられる効果
3. 相手エンドフェイズ時に除外ゾーンにあるカードを1枚選択してデッキの上 or 下に戻せる効果
4. 手札からモンスター効果が発動された時、エンドフェイズまで自身の攻撃力を300アップする効果(相手ターンにも発動)
→唯一上記らと動きが異なるカオスモンスター。4の効果だけ強制発動な点に注意。
召喚条件が緩く、2800と高い攻撃力に加え手札からモンスター効果が発動すると3100打点まで上がるメインアタッカー。
召喚時にカードを除外するためサンドラの効果を同時に発動できるのも強み。ただし初手には何もできないカードであり、サーチ手段も多いことから1枚でも十分に機能する。
一度でも特殊召喚に成功すれば、その後は墓地にいようと除外されてようと雷鳥で蘇生できるので、シンクロ素材にするのもOK。デッキ枚数が多いなら2枚でも検討の価値あり。

4. サンドラ以外で採用されるモンスター(カオス、初動、防御、妨害、その他)


【カオスモンスター】
混源龍レヴィオニア(闇属性)
墓地から光、闇属性を合計3枚除外することで特殊召喚でき、さらに以下の効果を発動できる(効果を発動した場合、そのターン攻撃できない)。
光属性のみ:墓地からモンスターを1体守備表示で特殊召喚
闇属性のみ:相手の手札を1枚デッキに戻す
両方:相手の場のカードを2枚選んで破壊
→サンドラを環境に上げた英雄であり犯人。
雷劫と除外コストを食うがわりとどうでもよく、それ以上に相手の盤面破壊とサンドラ効果発動をこれ1枚で行ってくれるため、シナジーも高い上にワンキルが成立しやすい。
多めに積みたいが、墓地肥やし系デッキでなければ複数採用は事故の元となるので注意。20枚構築とかなら無理に採用する必要も無い。
「ドラゴン・目覚めの旋律」や「エクリプス・ワイバーン」を墓地に落としてレヴィオニアを除外→ワイバーン除外でサーチできる。

・カオス・ソーサラー(闇属性)
墓地の闇属性と光属性をそれぞれ1枚ずつ除外することで特殊召喚できる効果と、1ターンに1度相手の表側表示モンスターを除外(使用したターンは攻撃不可)できる効果を持つ。
→OCGでも禁止経験のあるカオスモンスター。雷劫と同じ手段で特殊召喚でき、モンスターを除外できる強い除去手段を持つ。
レヴィオニアと同様サンドラの効果トリガーにすることもできるうえ、レベル6なのでシンクロ素材としても扱いやすいカード。
レヴィオニア同様デッキコンセプトによって採用するか否か変わるため、必ずしも必須なカードではない。

・カオス・ベトレイヤー(闇属性)
自身が墓地にいる時、同名カード以外の光、闇属性モンスターを1枚ずつ除外して守備表示で特殊召喚できる効果と、特殊召喚成功時に相手の墓地のカードを1枚除外できる効果を持つ。
→ソーサラーと違い墓地からのみの特殊召喚であるが、その代わりアドバンス召喚が可能。レベル6なので、グローアップ・バルブなどと合わせると召喚権無しでシンクロ召喚、雷獣を特殊召喚してランク6エクシーズに持ち込むことも可能。
アドバンス召喚だけでは価値が薄いため、墓地肥やし型での採用が望まれる。

【初動カード】
孤高除獣(闇属性)
召喚時に手札のカードをコストとして1枚除外し、同族カードを1枚デッキから除外できる効果と、相手によって破壊された場合に除外ゾーンからカードを1枚手札に加える効果を持つ。
→闇のお父さん(誰も呼んでない)。
手札にあるサンドラを除外できる数少ないカードであり、初手に絶対引いておきたいカードの一つ。雷電と雷獣or雷源を除外するだけで2アドを稼げる化け物でありながら、破壊時の効果もリソースが尽きた際のサルベージを担えるため、活躍の幅が広い。
余った黄金櫃でクリボールやレヴィオニアを除外し、自爆特攻して強引に回収するといった荒業もできるので、覚えておきたい。
効果発動時に攻撃力1700を棒立ちさせてしまうのと、初動以降は除外カード回収くらいしか仕事できないのが難点。

太陽電池メン(光属性)
召喚時にデッキから雷族モンスターを墓地に送る効果と、雷族が召喚された時にフィールドへトークンを1体特殊召喚する効果を持つ。
→雷族限定のおろかな埋葬で、手札にある雷鳥や雷刧などの効果を使いやすくできる。太陽電池メンをリクルートする手段として「電池メン-ボタン型」を入れるのもあり。
手札に雷鳥がいる場合は雷電 or 雷獣を落として蘇生、逆に手札に雷獣がある時は雷鳥を落として雷獣で回収→雷鳥で雷獣蘇生といった動きがメインとなる。
雷族の召喚時にレベル1のトークンを作る効果は、リンクスでは場が埋まってしまうデメリットとなりがちだが、「スキル:チューナー化 ノーマル」でトークンをチューナー化するか、手札の異次元の精霊でどかしてシンクロに繋げたり、「スキル:カモン!」にしてBloo-Dを召喚したり、融合版トリシューラを出すための素材として使うなど用途は多い。
アドの枚数では孤高除獣に劣るものの、数少ない光属性でありボタン型でリクルートできるので、安定度は多少こちらのが上。肝心のボタンがリバースモンスターだけど。

・ライトロード ハンター ライコウ(光属性)
リバースした場合に相手のカードを1枚選んで破壊し、デッキからカードを3枚墓地に送るライトロードモンスター。
→某携帯会社のマスコットキャラクター。お父さん。墓地を3枚肥やすうえに相手のカードを選んで破壊するため、苦手な魔法罠を処理することができる。
リバースモンスター故能動的に動けず、裏側のまま処理されると何もできないのが難点。

・ライトロード・サモナー ルミナス(光属性)
手札を1枚捨ててライトロードモンスターを墓地から蘇生させる効果と、エンドフェイズ時にデッキからカードを3枚墓地に送る効果を持つライトロードモンスター。
採用するならライデンとセットで。

・炎の女暗殺者(炎属性)
リバース時にデッキから3枚カードを除外し、相手に800ダメージを与える効果を持つ。
→ライコウ同様リバースモンスターのため、どちらかというと初ターンの防御カードとして活躍できる。ライフ4000のリンクスで1/5のダメージを与えるのも弱くない。
ライコウ同様裏側のまま処されると何もできないのと、チューナーなど墓地に置きたいカードも除外される可能性があることが難点。

・家臣モンスター
→家臣モンスターは、アドバンス召喚限定の通常召喚権追加効果や自身を特殊召喚する効果を持つため、手札に来たサンドラカードを1ターンで場に出すことが可能。
ただし「効果を使ったターン、自分はエクストラデッキから特殊召喚できない」制限効果があるため、チューナーとの併用には注意。

・雷帝家臣ミスラ(光属性)
・炎帝家臣ベルリネス(炎属性)
・地帝家臣ランドロープ(地属性)
・邪帝家臣ルキウス(闇属性)
・冥帝従騎エイドス(闇属性)

【防御カード】
基本はクリボールが優先、それ以外のカードはクリボールを持っていない人向けと考えていい。

クリボール(闇属性)
相手の攻撃宣言時に手札から捨てて、攻撃モンスターを守備表示にする手札誘発系カード。
→みんな大好きクリボール。メインアタッカーになる雷獣や雷劫は守備力が0であり、苦手な召喚獣プルガトリオをはじめ様々なモンスターを止められるので、できれば入れておきたい。闇属性なのでカオスモンスターの素材にも出来るのがメリット。

・アルカナフォースXIV TEMPERANCE(光属性)
ダメージ計算時に戦闘ダメージを0にする手札誘発系カード。
→天パ。1回限りではあるものの戦闘ダメージを0にするのでワンキルされにくくなるのと、光属性なのでカオスモンスターの素材にできる。
似たような効果を持つクリボーとの違いは、分断の壁や銀幕の鏡壁で受ける反射ダメージも0に出来ること、アドバンス召喚できるおまけ要素もあること。

・アーティファクト - ヴァジュラ(光属性)
相手の直接攻撃宣言時に、手札から特殊召喚できるカード。
→インチキサンドラ登場時に流行した防御カード。場に残ればアドバンス、シンクロ、エクシーズ召喚に繋げられるので、次の展開の補助も担ってくれる。
特殊召喚時に自身の魔法罠ゾーンのカードをすべて破壊してしまうが、サンドラが伏せ、永続系カードに依存せずに動くテーマのため、デメリット効果があまり気にならないのもポイント。

・盾航戦車ステゴサイバー(闇属性)
相手バトルフェイズのダメージ計算時、ライフを1000払って墓地から特殊召喚して攻撃を防ぐ効果、フィールドから離れた時に除外される効果を持つ。
→ダメージ計算時に発動できるので妨害されにくく、守備力も2400なのでやられにくいのが強み。墓地からの蘇生のみなので、墓地肥やし型構築での採用が望ましい。

【妨害カード】
 どちらもそれぞれ光闇属性であり、効果も強力なうえにカオスモンスターのコストにもできるので、入れておいて損は無い。

アーティファクト - ロンギヌス(光属性)
相手ターン中に手札から捨てて、ターン終了時までお互いにカードを除外できなくする効果を持つ。
→主に苦手とする不知火、召喚獣への展開妨害として採用できる。サイドデッキ向け。

D.D クロウ(闇属性)
手札から捨てて、相手墓地のカードを1枚除外する。相手ターンでも発動可能。
→裁定変更により間接的に強化された手札誘発カード。墓地で発動する効果を使われる前に打つことで、効果を発揮できなくする(クリッターなど)ほか、墓地から除外して発動するカード、墓地に居てほしくないカードに有効。
現環境(2020年10月初頭)で刺さるのは「妖刀 - 不知火」「ウィッチクラフト・マスターピース」「BF T - 漆黒のホークジョー」「剛鬼のサーチ効果」「カラクリ蝦蟇油」「テラナイトの蘇生効果」「召喚魔術」「呪眼」とか。

【その他】
 サンドラ自身は雷獣、雷鳥などで特殊召喚することが多いため、孤高除獣などが絡まなければ通常召喚権が余りやすい。なので墓地に行った際の効果を発動させるためのアドバンス召喚をギミックに入れることもできる。
 ただし、サンドラカード同様上級モンスターのため手札事故要因になる可能性も上がるので、採用するかどうかはよく考えるべき。

・人造人間サイコショッカー (闇属性)
このカードが場にいる限り、フィールドの罠を発動させなくする永続効果を持つ。闇属性。
→アドバンス召喚することでサンドラの効果トリガーとしつつ、バック除去手段の薄いサンドラを罠から救う万能機械。ブラマジに使うと相手が発狂する。
打点も2400と低くないが、コズミック・サイクロンを採用する場合は不要となることもある。

・氷帝メビウス(水属性)
アドバンス召喚成功時に魔法罠カードを2枚まで破壊する効果を持つ。
→召喚に成功するだけで最高2アドを稼げるうえ、苦手なバックを処理できるのが強み。グローアップ・バルブなど蘇生効果を持つチューナーと合わせて7~シンクロにも展開が可能。

・邪帝ガイウス(闇属性)
アドバンス召喚成功時にフィールドのカードを1枚除外し、それが闇属性モンスターだった場合は相手に1000ダメージ(リンクスでは500)を与える効果を持つ。
→フィールドのカードを対象とするため魔法罠も除去できるし、場に残ったサンドラを除外して展開を増やすのもあり。

砂塵の悪霊(地属性)
召喚、リバース時にフィールドの表側表示モンスターを無差別に破壊するスピリットモンスター。
→アドバンス召喚の強みに加え、相手のモンスターを一掃できることと、再利用できるのがポイント。先攻で伏せてカラクリ相手に使うと気持ちいい。

・鳳凰(炎属性)
召喚、リバース時にフィールドにセットされた魔法・罠カードを無差別に破壊できるスピリットモンスター。
→砂塵の悪霊と異なりバックを除去できるのがポイント。ただし「セットされた」カードのため、永続魔法罠を破壊できないのが難点。

九尾の狐(炎属性)
場にモンスターが2体いる時に手札、墓地から特殊召喚できる効果、相手によって破壊された時に場にレベル2のトークンを2体生成できる効果、墓地から特殊召喚した時に貫通能力を付与する効果を持つ。
→個人的推しカード。裏側で破壊されてもトークンを出せるため雷獣たちをアドバンス召喚しやすく、また場に出した雷電や底なし落とし穴を踏んだ後にリリースできるため、展開と防御、妨害ケアを同時に行える。
プルガトリオの餌にされないように注意。

5. チューナー編


 シンクロ展開を行う上で重要なカード。シンクロ素材にするだけでサンドラの効果を発動できるため、展開できるなら積極的に使いたい。
チューナーの数が非常に多いので、ここでは汎用的に使用できるカードのみを記載。
めっちゃくちゃ長いよ!

【レベル1】
グローアップ・バルブ(地属性)
デュエル中に1回だけ、デッキからカードを1枚落として蘇生する効果を持つ。
→現在OCGでも禁止カードのアドしか稼がない超汎用チューナー。墓地肥やし型でなくとも採用価値すべき1枚。持っているなら複数枚採用したい。
地味にブラックローズ・ドラゴンの隠された効果のコストにも対応している。

ジェット・シンクロン(炎属性)
手札を1枚捨てて墓地から蘇生する(フィールドから離れると除外)効果を持つ。
→手札コストが掛かるが、バルブと違いデュエル中1回の制限が無いこと、手札のサンドラを墓地に送れるのがメリット。プルカスの餌にならないように(以下略)。

異次元の精霊(光属性)
自分の表側モンスターを除外して手札から特殊召喚、次の相手スタンバイフェイズ時にこのカードが残っている場合、除外したモンスターを帰還させる効果を持つ。
→黄金櫃で持ってきた雷電を除外しつつ特殊召喚したり、雷獣を除外して雷電リクルート→6シンクロにつなげたりと、フィールドに出したサンドラとの相性は抜群。フィールドに孤高除獣を残したくない時に素材として使う方法もある。

・ライティ・ドライバー(地属性)
「シンクロン」モンスターの素材に代用できる効果と、召喚時に「レフティ・ドライバー(レベル2)」を手札、墓地、デッキから特殊召喚できる効果を持つ。
→こいつ1体 + レベルコピーで様々なシンクロモンスターになることができるため、初動の少ないサンドラでは貴重な壁要素になる。
またレフティは墓地から除外するとライティをサーチできるため、チューナーを途切れさせず次に繋げられる。

・水晶機巧 - クオン(水属性)
相手メインフェイズ及びバトルフェイズ中に、手札のモンスターを場に召喚して機械族シンクロモンスターをシンクロ召喚する効果を持つ。
一度場にモンスターを召喚させるので、サンドラの墓地に行った際の効果を発動できる。手札事故の軽減要素にもなるのがメリットだが、エクストラデッキが若干制限されてしまうのが難点。
主なシンクロ先は、甲化鎧骨格(レベル6)や鬼動武者(レベル7)あたりか。

【レベル2】
ゾンビキャリア(闇属性)
1ターンに1度、手札を1枚デッキの上に戻して墓地から特殊召喚(フィールドから離れると除外)する効果を持つ。
→ジェット・シンクロンと異なり、こちらはコストとして手札をデッキに戻す必要がある。手札にある2枚目の雷電などを戻せば気にならないが、コスト面で見るとジェット・シンクロンのほうが使い勝手が良い。

エレキツネ(光属性)
相手によって破壊されると、そのターン相手は特殊召喚、魔法罠モンスター効果の発動をできなくする効果を持つ。
→効果は強いが相手への依存が高いため、この効果はおまけ程度。
エレキツネの最大の利点は、孤高除獣の手札コストになることと、雷刧龍の効果からサーチすることができる唯一のチューナーであること。

・深海のディーヴァ(水属性)
召喚成功時にレベル3以下の海竜族を特殊召喚する効果を持つ。
→リクルート先の範囲は狭いものの、同名カードをリクルートできるほか、コスト無しで連続シンクロができるのが魅力。
初手ディーヴァ+黄金櫃の2枚だけでグリオンガンド+雷電の盤面を作れるので、ワンキルに持ち込む場合はおすすめ。

幻獣機オライオン(風属性)
墓地に送られた時にフィールドにレベル3・風属性のトークンを1体特殊召喚する効果、トークンが存在する時は戦闘・効果で破壊されない効果、墓地のこのカードを除外して、手札の幻獣機モンスターを召喚する効果を持つ。
→どこからでも墓地に送られるとトークンを生成するため、チューナー化:ノーマルとの相性が良い。また初動が無い場合でも壁にすることができるので、盤面維持力が高い。

・レプティレス・ヒュドラ(闇属性)
自分フィールドのモンスターが爬虫類族のみの場合、相手の表側表示モンスターの攻撃力を0にして手札から特殊召喚、相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける効果と、シンクロ素材として墓地に送られた場合、表側表示モンスターの攻撃力を0にする効果を持つ。
→最初の効果は種族限定のため使わない。強力なのはもう一つの効果で、シンクロ召喚に成功して墓地に送られるだけでモンスターの攻撃力を永続的に0にできるため、突破力を一気に上げることができることができる。

【レベル3】
サイコウィールダー(地属性)
同じレベルのモンスターが場にいる時、一回だけ特殊召喚できる効果と、シンクロ素材にされて墓地に送られた時、シンクロモンスターの攻撃力以下のフィールド上のモンスターを1体破壊できる効果を持つ。
→レベルコピーと相性が非常によく、即座にレベル6シンクロを可能にする車輪。破壊効果は基本的にブリューナクなど2300打点以下が対象ではあるが、墓地で発動する効果のため無効にされにくく、実質ノーコストでモンスターを剥がせる手軽さを持つ。

・スクラップ・ゴブリン(地属性)
戦闘では破壊されない効果、表側守備表示の状態で攻撃対象にされた場合、バトルフェイズ終了時に自身を破壊する効果、「スクラップ」のカード効果で破壊された場合に墓地のスクラップ・ゴブリン以外のスクラップモンスターを回収できる効果を持つ。
→相手がどんなにモンスターで攻撃してもそのターンは確実に攻撃から守れるなど、下級にしてはなかなか強固な効果を持つが、戦闘以外の破壊耐性は無いことに注意。
構築が限られるが、このカードを素材にすれば、2枚バウンス効果を持つスクラップ・ツイン・ドラゴン(レベル9)を召喚できる。

【レベル4】
ライトロード・アサシン ライデン(光属性)
1ターンに1度デッキを2枚墓地に送り、その中に「ライトロード」モンスターがいると攻撃力を200アップする効果と、エンドフェイズにデッキを2枚墓地に送る効果を持つ。
→光の援軍のお供。ライトロードモンスターの中では珍しく自発的に墓地肥やしを行えるため、援軍とセットでメインフェイズ中に5枚の墓地肥やしができる仕事人。
レベルが高いため、上級サンドラとのシンクロ先が少ない(レベル9、10、12)のが少々ネック。

6. エクストラ編

 相手の盤面を触れる手段を持たないサンドラにとって、サンドラの墓地効果と盤面を荒らす効果を持つシンクロモンスターとの相性はとても良い。
環境に応じて採用するカードを選び、また相手の盤面によって召喚するシンクロモンスターを吟味する必要がある。
 チューナー同様非常に多くのシンクロモンスターが実装されているので、ここでは「ダークエンド・ドラゴン」を除き、素材縛りの無いカードだけを記載する。
ここも長いよ!

【必須級】
ブラック・ローズ・ドラゴン(炎属性)
シンクロ召喚成功時にフィールドの全カードを破壊する効果と、墓地の植物族モンスターを除外して相手の守備表示モンスターを1体攻撃力を0にして表示変更できる効果を持つ。レベル7。
→キングヘイロー氏も言うように、レベル7シンクロを出せるデッキなら必ず採用したい1枚。ワンキルへの足がかりにしたり、不利盤面の返しにも使えるため、入れない選択肢はほぼ無いと言ってもいい。
グローアップ・バルブを採用している場合は2つ目の効果を使うのもあり。

氷結界の龍 ブリューナク(水属性)
1ターンに1度任意の数だけ手札を捨てて、その枚数分相手フィールドのカードをバウンスする効果を持つ。レベル6。
→バウンス効果が弱いわけもなく、手札コストは重いもののカオスモンスターの素材作りにも役立てるので、ここぞという時に使っていきたい。
黄金櫃+レベル1チューナー1枚でブリューナク+雷獣の盤面を作り、合計4700ダメージでワンキルできるのはサンドラの常識って勝手に思ってます。

灼銀の機竜(炎属性)
手札か墓地のチューナーを1枚除外して、フィールドのカードを1枚破壊する効果、相手によって効果破壊された際に除外ゾーンにあるチューナーを手札に回収する効果を持つ。レベル9。
→1枚だけと範囲は狭いがコストはそもそも墓地にあるため、お手軽に1枚破壊をすることができる汎用シンクロモンスター。
レベル1チューナーを多く採用しているデッキでは、雷刧龍や効果を使った後のレヴィオニアを素材にできるので、出せる機会は非常に多い。機械だけに。

【レベル5】
レベル1チューナーを採用している場合、孤高除獣をシンクロ素材にして展開可能。

・幻層の守護者 アルマデス(光属性)
攻撃宣言〜ダメージ計算終了時までモンスター効果、魔法罠の発動を止める効果を持つ。
→現環境では攻撃反応罠は少ないため使う機会は少ないが、棒立ちの獣をどかす手段として、またクリボールやカイトロイド、超重武者 - グロウVが大嫌いな人は採用してもいいかも。

・機巧水晶 - アメトリクス(水属性)
シンクロ召喚成功時に相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを守備表示にする効果、相手によって破壊された時に墓地の機巧水晶を蘇生する効果を持つ。
→クオンを採用している場合は使いまわしができる他、ブラマジやカラクリなど雷獣の2400打点では処理できないモンスターを強引に突破することができる。

・転生竜サンサーラ(闇属性)
戦闘破壊または相手の効果で墓地に送られた場合に死者蘇生の効果を持つ。
→守備力2600と馬鹿にならない壁となるほか、蘇生効果は相手の墓地のモンスターも対象にできる。場持ちは良いけどカラクリ相手には目も当てられない。

【レベル6】
主に雷電+レベル1チューナーで出すことが多い。雷電のサーチ効果のトリガーにするため、ブリューナクの他に1枚は採用したい。
デッキによっては初ターンに出す機会も多いが、打点が低いので、あくまで壁や次の展開に繋げる要因としても使いたい。

ハイパーサイコライザー(地属性)
攻撃力2000であり、このカード以下の攻撃力のモンスターは攻撃宣言できず、このカード以上の攻撃力を持つモンスターは効果を発動できない効果と、相手によって破壊された時に自分の墓地の種族と属性が同じとなるチューナー体と、チューナー以外のモンスター1体を手札に加える効果を持つ。
→打点は低いものの、相手へ大きな威圧をかけることができる貴重なモンスター。攻撃力効果が逆だったらどんだけ強かったことか。
超重武者ならほぼ全員がニートと化したり、BFのライキリ→ホークジョーによる盤面崩壊を防いだりと、環境でも役に立つことが多い。
墓地回収効果も雷電を素材にした場合、墓地回収→エンドフェイズまでに手札効果発動と墓地肥やしに使える。

・デーモンの招来(闇属性)
対象に取ることができない効果と、破壊された時に「デーモンの召喚」を特殊召喚できる効果を持つ。
→サイコライザー達と比べると相手へ圧力をかける手段にはならないが、対象を取る効果をすべて無視できるため盤面維持しやすい。
罠の多い環境だとサイコライザー以上に仕事をするので、環境を見定めて採用するか検討したい。

・瑚之龍(水属性)
手札を1枚捨てて相手フィールドのカードを1枚破壊する効果、墓地に送られた時に1枚ドローする効果を持つ。シンクロチューナー。
→最近まで珊瑚龍だと思ってた。ブリューナクと比較されることが多く、役割が少々似ている。とはいえ墓地に送られた際に1ドローできるため、効果のコストが実質0になるのは強力。

・超念導体ビヒーマス(地属性)
このカードと戦闘を行った時、自身と相手モンスターを除外できる効果を持つ。
→使い捨ての不知火の武士。やっかいなコキュートスや炎神らを突破する用に。

【レベル7】
雷獣+レベル1、または雷電+レベル2で召喚可能。レベル6同様サンドラのレベルと最もマッチするレベル帯であり、ブラロ含め各々優秀な効果を持つ。

PSYフレームロード・Z(光属性)
特殊召喚された相手の攻撃表示モンスターを、自分スタンバイフェイズまで自身含めて除外する効果を持つ。
→初ターンに出すシンクロモンスターの最適解。1ターンで打点2500を超えるモンスターを通常召喚できるカードはそうそう無いため、相手の展開を大きく阻害しながら次の自分の展開をサポートすることが出来る。
どのシンクロを採用するか悩む人は、とりあえずこのカードを入れておけばいいかも。

鬼動武者(地属性)
攻撃宣言時に相手モンスターがいる場合、相手の魔法罠を発動させずモンスターの効果を無効化できる効果を持つ。
→炎王ユベルを完全に消し去ったマシーン。デストロイガンダムではない。
アルマデスと違い「効果を無効化する」ため、打点を上げた戦神を強制的に3000に戻したり、フォーチュンレディ・エヴァリーの攻守を0にできるのがとにかく強い。ただしカイトロイドは止められない。

・妖神 - 不知火(炎属性)
1ターンに1度フィールドの表側モンスターまたは墓地のモンスターを1枚除外して、以下の効果を発動できる。
炎属性:相手の魔法、罠カードを1枚選んで破壊する。
アンデット族:フィールドにいるモンスターの攻撃力を永続的に300上げる。
シンクロモンスター:相手フィールドのモンスターを1体選んで破壊する。
→実は素材縛りのない見返り美人。通称プチブラロ。あやっち。
自身のカードを割りたくない時や、雷劫や雷獣の打点を上げたり、ブラロを使った後の破壊手段用に。
各効果は1度にまとめてではなく、打点上げ→バック破壊→モンスター破壊の順に発動するため、セレンの呪眼を付けたメドゥサを一方的に処理出来る。
また効果は発動しないが、フィールドや墓地のサンドラを除外することも可能。

【レベル8】
雷獣+レベル2または雷電+レベル3で召喚可能。どれも優秀ではあるが、他シンクロ体と役割が被らないように気をつけたい。

スクラップ・ドラゴン(地属性)
自分フィールドのカードと相手フィールドのカードをそれぞれ1枚ずつ破壊する効果と、相手によって破壊された際に墓地のスクラップモンスターを蘇生する効果を持つ。
→みんな大好き汎用破壊ドラゴン。雷獣を素材にしてリクルートした雷電をコストにすると、相手のカードを破壊しつつサーチに繋げられるので、サンドラとの相性は群を抜いて高い。レベル2チューナーを採用する構築であれば必須と言える。

・B・F-降魔弓のハマ
シンクロモンスターを素材としてシンクロ召喚した際、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる効果、戦闘ダメージを与えた時に相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力を1000ダウンする効果、相手が戦闘ダメージを受けなかった自分バトルフェイズの終了時に自分の墓地の「B・F」モンスターの数×300ダメージを相手に与える効果を持つ。
→攻撃力2800の2回攻撃が強力であり、バルブやジェット・シンクロンを使えば容易に召喚できる。相手のステータスダウンも無視できない強さで、ダメージさえ通れば苦手な3000打点モンスターをサンドラだけで突破出来るようになる。

・ダークエンド・ドラゴン(闇属性)
1ターンに1度、自分の攻守を500下げて相手のモンスターを1体墓地に送る効果を持つ。
→今回紹介するカードでは唯一闇属性モンスターを素材に指定するカード。効果は堕天使ディザイアと同じだが、場に残り続けられれば最大5回まで使うことが出来る。雷獣が闇属性なので出しやすいのもポイント。

・閃光龍スターダスト(光属性)
相手ターン含めて、フィールドにいるモンスターを1体、1度だけ破壊から防ぐ効果を持つ。
→自身含めてモンスターの破壊を防ぐ壁として使えるため、盤面の維持力はZよりも強い。

【レベル9】
雷刧龍(レヴィオニア)+レベル1または雷獣+レベル3、雷電+レベル4で召喚可能。ヴァーミリオンより採用価値は低い。

・鬼岩城(地属性)
攻撃力を素材にしたチューナー以外のモンスター数×200上げる効果を持つ。
→シンプルな効果ではあるが3100打点になるため、青眼など3000打点モンスターをほぼ素で突破できる。

・浮鵺城(風属性)
シンクロ召喚時に墓地のレベル9モンスターを特殊召喚する効果、このカードがいる限り、レベル8以下のモンスターは召喚時に攻撃できない効果を持つ。
→単純に守備力3000の壁として活用できるほか、相手モンスターの攻撃を1ターン遅くすることができる。もちろん自分のモンスターも召喚時に攻撃できないので注意。

【レベル10】
雷獣+レベル4または雷刧(レヴィオニア)+レベル2で召喚可能。

・DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダー(風属性)
DDDモンスターが3体いると打点が3000上がる効果、自身以外のDDモンスターが召喚に成功すると、墓地からDDモンスターを特殊召喚できる効果を持つ。
→名前むっちゃ長い。基本サンドラとDDを組むデッキはないので、効果を使ったレヴィオニアをどかす手段として採用される。

【レベル11】
雷刧龍(レヴィオニア)+レベル3で召喚可能。

・星態龍
シンクロ召喚を無効化されない効果と、攻撃宣言時からダメージステップ終了時まで他のカードの効果を受けない効果を持つ。
→変態龍。ラヴァ・ゴーレムが減った現環境では、レベル3チューナーを採用したデッキなら採用候補に上がる程度。

【レベル12】
雷刧龍(レヴィオニア)+レベル4で召喚可能。

・A BF - 神立のオニマル
BFモンスターでシンクロ召喚した場合にチューナー化する効果、効果で破壊されない効果、墓地のBFモンスター1体と同じレベルに変化する効果、シンクロモンスターだけで召喚した場合、ダメージステップの間だけ打点を3000上げるを持つ。
→みんな大好きガンダチ。ガンダムじゃない。主にライデンを採用するデッキで使われる。効果破壊耐性を持つので、ブラロの効果を受けずにフィールドにガンダチしたまま3000打点でぶん殴れる。

●エクシーズモンスター
雷獣と雷鳥がレベル6なので、ランク6のモンスターを展開しやすい。
なおエクシーズモンスターの効果で墓地に送られた素材は「フィールドから墓地へ」という条件を満たさないため、サンドラの墓地効果のトリガーにならないので気をつけること。意味わからん。

No.25 重装光学撮影機フォーカス・フォース(ランク6)
レベル6モンスター2体でエクシーズ召喚可能。相手ターン含め、エクシーズ素材を取り除き、相手フィールドのレベル5以上のモンスター効果をターン終了時まで無効化する効果を持つ。
→カメラ。相手ターン中に上級モンスターの動きを止める強力な効果を持つ。また雷獣、雷鳥がレベル6であり、それぞれフィールドに用意する手段が豊富なので召喚しやすい。先手で出せれば相手への大きな圧力となる。
ってかお前も名前長いな。

●融合モンスター
・氷獄龍トリシューラ(水属性)
フィールドにカード名が異なるモンスターが3体いる場合、それらを除外して召喚できる(融合カードは不要)効果、融合素材がすべてドラゴン族の場合、相手のデッキの一番上のカードとエクストラデッキのカードを1枚、自身のデッキからカードを1枚ずつ除外できる効果を持つ。
→フィールドに出したサンドラモンスターを能動的に除外したり、底なしやカナディアで場が埋まった時のケアとしても使える。
太陽電池メン + 雷獣or雷鳥の計2枚で出すこともできる。上手く除外による効果を使っていきたい。

7. 魔法、罠カード編

●魔法カード
封印の黄金櫃
デッキからカードを1枚除外し、2ターン後に手札に加える通常魔法。
→現状唯一1枚で展開できる超超超重要なカード。雷電を除外してサーチするもよし、雷獣を除外→雷電SSからシンクロ展開などにつなげるもよし。サンドラでは必須カード。
3枚入れたかったけど、リミット変更により最高2枚しか積めなくなった。まぁOCGではサンドラのせいでまた制限カードになったんだけどな!

光の援軍ソーラー・エクスチェンジ
ライトロードモンスターを加えた場合に採用できる最強の墓地肥やしカード。
→櫃と違いピンポイントでカードを対象にできず、墓地に送る効果にはなるが、一気にカオスモンスターの特殊召喚からサンドラの展開に持ち込むことができるため、速攻性が非常に高い。黄金櫃と同じく超超超重要なカード。
光の援軍が黄金櫃と同じくリミット2に指定されているため、どちらを採用するかでデッキの展開方法、採用枚数が大きく変わる。
さすがに援軍と櫃1枚同士で組むことは無いだろう。

・クロス・ブリード
手札と自分フィールドの表側モンスターから同じ属性、種族のカード名が異なるカードを2枚除外して、同名カード以外の同じ属性、種族のカードを手札に加える通常魔法。
→1:3交換とコストが大きいが、雷電・雷獣があれば雷劫をサーチ→雷電で雷鳥サーチ、雷獣で何かしらをリクルートと、これ1枚でほぼすべてのサンドラカードを除外・手札に置くことができるうえに3:3交換になるので、実質アド損0となる。

・スターブラスト
LP500ごとに手札かフィールドのモンスターのレベルを1つ下げる通常魔法。
→ライフを減らしつつ、手札のサンドラを通常召喚することができるので、手札事故の起きやすいサンドラとしては、初動になりつつスキル:スリカエも使えるので、動きづらい手札を解決する手段としても相性がいい。
手札2枚の動きとしては非常に弱いのがデメリット。
スキルで悪用されまくったため、めでたくリミット1になりました。そらそうよ。

・ドラゴン・目覚めの旋律
手札を1枚捨てて攻撃力3000以上、守備力2500以下のドラゴン族モンスターを2枚までサーチできる通常魔法。
→墓地にカードを肥やしつつ混源龍レヴィオニアをサーチできる。墓地に送るのはサンドラでもバルブでも、最悪レヴィオニアでもいいので、雷鳥らを絡めて一気に展開を仕掛けることもできる。青眼混合型なら青眼の白龍をサーチできるが、オルタナが実装されるまでサーチする機会はほぼ無いだろう。

・コズミック・サイクロン、ギャラクシー・サイクロン、ナイト・ショット
→狡猾、フレファイ、底なしなど苦手な罠カードを除去する手段として。

・禁じられた聖槍
自分のモンスターを魔法罠から守るほか、フィニッシュを掛ける際に相手の打点を下げることもできるため、小回りが効く。

・痛み分け
効果で処理できないコキュートスや炎神、月光のサーベルダンサー、リバースモンスターを安全に処理できる。

・大欲な壺
使いすぎたサンドラのリソースの回復に使えるほか、召喚魔術の墓地効果阻害や相手の霊獣モンスターをデッキに戻すなどピンポイントメタに使えるカード。
とはいえ除外カードのサルベージは(1枚だけだが)雷劫でもできるので、サイドデッキ向け。

・エクシーズ・レセプション
自分フィールドにいるモンスターと同じレベルのモンスターを、効果を無効化し攻撃力と守備力を0にして特殊召喚するエクシーズ向けのカード。
効果が無効になるのはフィールド上でのみなので、サンドラが墓地に送られれば問題なく効果を使うことができる。
手札に余ったサンドラを壁にしたり、効果を使い終わったブリューナク達と合わせてエクシーズ素材にするのもあり。

●罠カード
・百雷のサンダードラゴン
墓地の雷族を蘇生させ、同名カードがあれば除外からも特殊召喚できるので盤面維持に長けるが、蘇生したモンスターがいる限り雷族以外のモンスターを特殊召喚できないデメリットがある。
シンクロを採用しないデッキであれば入れてもいいが、それ以外だと自分の首を締める可能性があるので注意。「サンダードラゴン」と書いてあるので雷電のサーチ、雷獣の回収の対象にもなる。

・雷龍放電
唯一テーマ内で相手の魔法罠を破壊できるカードではあるが、永続罠なので発動が遅く、効果を使おうにもサンドラを召喚しつつデッキから雷族を除外しないといけないので、労力に見合わないのが難点。

・サンダー・ブレイク、因果切断、天罰、神の摂理など
主に手札に来たサンドラを墓地に落としつつ、相手の展開妨害に。

・弩級部隊、一族の掟、暴君の威圧
こちらはフィールドにいるサンドラ(特に雷電)をリリースする目的でも使える。

8. 主な構築


あくまで構築例の一つなので参考程度に。
サイドデッキのカードは代用、ないし入れ替え候補枠。環境に応じて色々試してみてください。

孤高除獣型

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実装当初から使われる、孤高除獣 + サンドラの最もオーソドックスな構築。サンドラを使い慣れていない人は、まずこのデッキから基本的な展開方法を練習する方がいいと思う。
リミットが無くインチキドローもナーフが掛かっていなかった時代は30枚構築も多かったが、現環境では30枚にするメリットがほぼ無いため、薄めの構築が増えている。

電池メン型

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孤高除獣を太陽電池メンに変更し、太陽電池メンをリクルートできる電池メン - ボタン型を入れてボタン型1枚でも動けるようにした構築。
トークンや場に残った太陽電池メンをどかす方法として、防御手段の弩弓部隊や痛み分け、一族の掟などが採用しやすい。
ボタン型を孤高除獣に入れ替えるのもアリ。

墓地肥やし(ライロ)型

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 なんとしてでも援軍、ソラエク、ライロモンスターを引いて墓地を肥やすライロ型。落ちたサンドラを素早く除外したいためにレヴィオニアを3枚、雷刧を2枚採用しているが、レヴィオニアが足りない人はカオス・ベトレイヤーやカオス・ソーサラーを代わりに入れるといい。
 ライロの動きはシンプルだが、サンドラを混ぜる + 大量のカードを駆使して動くため、慣れていないとアド損ムーブになったり、タイムアウトする危険がある。サンドラの基本展開を覚えてから練習する方がいい。

●派生型デッキ

・青眼サンドラ

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 サンドラギミックに青眼を混ぜた超パワー型デッキ。レベル1チューナーをサンドラと共有してシンクロに繋げられる他、黄金櫃経由でリクルートした雷電に青き眼の賢士の手札効果を使い、召喚権を使わず即座に青眼の白龍を出して青眼の精霊龍に繋げ、相手の行動を阻害することも可能。青眼ギミック内でモンスター(オルタナティブ)と後ろ(白き霊龍)を消せるため、サンドラの持っていない除去手段を賄えるのもメリット。
 ただし上級モンスターが通常よりも多くなり、手札事故率が大幅に上がる点に注意。

・救世サンドラ

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 すべてのチューナーがスキルに対応するため、容易にアドバンス素材を確保することができる他、豊富なチューナーによってシンクロ展開をしやすくできるため、初動安定率が非常に高い。青き眼の賢士のサーチ先が「光属性・レベル1チューナー」と広く異次元の精霊を手札に持ってこれるので、雷電→ブリューナクで手札が減らさずに効果を使えるのもメリット。
初手にサンドラを引けないとチューナーだらけになってしまうこと、手札にすべて救世竜が来るとスキルが使えなくなる。

この他にも「クリストロン」「不知火」「帝」「魔妖」「罠モンスター」など、強いかはともかく色んなテーマと組み合わせられるのがサンドラの面白みでもあります。各々お好きなカードと合わせて遊んでみましょう。

こんなのも出来るぞ!(なお勝率)

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9. 採用スキル


 いろんなカードと組み合わせられるため、スキルも多種多様。
どのテーマにも言えることだが、スキルは主に「初動を安定させる」「次の一手を強くする」のどちらかを重要視するので、どちらを優先したいかはよく考えたい。

絆の力(遊戯、十代、ヨハン、遊星)
1ターンに1度、自分のフィールドの攻撃力をモンスターの数×100アップするスキル。
→3体展開が容易なので打点を上げやすい。
雷獣が最大2700まで上がってブラマジやBFシンクロ体を超えられるほか、孤高除獣も最大2000まで上がる。
特にスキルに依存しない構築の場合なら、一番採用しやすいスキル。

・粉砕!(海馬、DSOD海馬、クロノス、ジャック、牛尾)
レベル5以上のモンスターがフィールドにいる場合、上級モンスターの攻撃力をモンスター数×300アップする。デュエル中に1回だけ使用できる。
→1回限りではあるが、上級モンスターを容易に展開できるため一気に火力を上げることができる。
3体展開で雷獣が3300、雷刧が3700(効果込で4000)、雷電でも2500まで上がるので、更にワンキルを狙いやすくなる。オーバーパワー感もあるので絆の力の方が使いやすい。

闇からの誘惑(ユベル)
LPが1800減るごとに、次のドローを「闇の誘惑」に変えるスキル。
→闇の誘惑は「カードを2枚ドローし、闇属性カードを1枚除外する。闇属性カードが無い場合は手札をすべて墓地に送る」魔法カード。
能動的に雷電 or 雷獣を除外できるほか、あえて手札のバルブなどをすべて墓地に送ることもできるので相性は抜群。ライフを1800削る手段が必要なのが懸念点。

・魔法の使い手(闇遊戯、パンドラ)
デッキに5種類以上魔法カードがある場合、初期手札に魔法カードが入りやすくなる、初手に黄金櫃 or 援軍を引いて初動を安定させる目的のスキル。
→引ければ強いが、その他に初動足りうる魔法カードがほぼ無い(ギリギリでクロス・ブリードか目覚めの旋律)のが難点。リミット変更によりエネコンや局所を入れられなくなったうえに確実に1枚手札に入るわけでもない(確率は低いけど)ので、以前と比較して有効なスキルとは言えなくなった。

・ドローセンス 魔法・罠(いっぱい)
デッキに魔法or罠が3種類以上ある場合、LPが1000減るごとに次のドローフェイズで魔法or罠を引くスキル。
→リミット変更によりコズサイを積めるようになったので発動はしやすくなったが、初動にはならないことと、先に目的のカードを引いてしまうとスキルが腐りがちになるのがデメリット。
入れるとしたら、黄金櫃 or 援軍(2枚)、コズサイ、各種バックを触れるカード(ナイショとかサンブレとか)だろうか。

ディスティニー・ドロー(闇遊戯)
LPが2000減った次のターン、1度だけ好きなカードを1枚ドローするスキル。
→みんな大好きDドロ。上記同様コズサイを積めるようになったので、幾分か発動はしやすくなった。
クリボールなどを採用してライフを調整して、確実にスキルを使えるようにしたい。

・代償(闇バクラ、ユベル)
LPが1000減るごとに、墓地にカードを1枚落としてLPを300回復する。このスキルはデュエル中に2回まで、1ターンに1度だけ使用できる。
→リミット変更によりコズ(以下略)。墓地肥やしとしては優秀なスキルなので採用圏内ではある。

・スリカエ(キース)
LPが1500減るごとに、手札を1枚デッキに戻して1枚ドローする。このスキルはデュエル中に2回まで、1ターンに1度だけ使用できる。
→リミット変更(以下略)。コズサイ1枚だけでできなくなったのは非常に痛いが、手札事故を起こしやすいサンドラではまだまだ採用圏内か。

・バンデット(ひげ)
LPが1500減るごとに、デュエル中に1回だけ、手札を1枚デッキに戻して相手の魔法罠ゾーンにセットされたカードを1枚自分のフィールドに置くスキル。
→リミ(以下略)。バックに比較的弱いサンドラでは有用ではある。
スリカエよりは採用価値があると思う。

・あーばよ!(DSODモクバ)
デュエル中に1度だけ、自分フィールドのモンスターを1枚手札に戻すスキル。
→孤高除獣や太陽電池メンの回収、雷刧やレヴィオニアの再利用、底なしを踏んだチューナーの回収など様々な用途で使える。
強力なスキルだが、個人的にプレイヤーの習熟度によって強さが大きく変わる中級者以上向けのスキルと思う(初級者並み感)。

レベルコピー(遊星、アキ、クロウ、遊馬)
デュエル中に1度だけ、フィールドのモンスター1体のレベルを手札のモンスターと同じにするスキル。
→サイコウィールダーやレベル6エクシーズを採用していると使いやすい。孤高除獣 + 雷獣or雷電 の2枚から孤高除獣をレベル6にすることで、雷獣 + フォーカスフォースの2体となかなかに強い盤面を作ることも可能。
今後実装されるエクシーズモンスターによっては強力なスキルになる可能性を秘めている。

・オルタナティブ白龍(DSOD海馬)
デュエル中に1度だけ、場の「青眼の白龍」を「青眼の亜白龍」に変化させるスキル。
→青眼サンドラ型で採用される。実質ノータイムでモンスターを破壊できるうえ、手札に青眼がいれば容易に特殊召喚できるのも強み。サンドラの展開を直接的に補助するスキルではない点に注意。

・救世の導き(遊星、ジャック)
1ターンに1度、手札のチューナーをデッキに戻してデッキから「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」を場に出すスキル。
→召喚権を使わずにアドバンス素材を出せるうえ、チューナーであれば何でもいい(救世竜もOK)ので、チューナーを多く採用している場合は初動安定率が格段に上がる。「サイバー流奥義」と違い制限が無いため、エネコンや痛み分けのコストにすることも可能。
ただしスターブラストと同様、2枚で場にサンドラ(上級モンスター)を1体出すだけで終わるため、アドは全く稼げない点に注意。

10. 基本的な展開方法


サンドラの展開として基本的な動かし方を記載。画像を載せるととんでもない長さになるので割愛してます(分かりにくくて申し訳ない!)。
サンドラの基本展開は手札2枚から動けるが、持っているカードによって最終盤面が大きく変わるので、基本だけでも覚えておくといい。

1. 孤高除獣 + サンドラカード(雷族モンスター) 

1. 孤高除獣で雷電or雷獣を除外
2. 雷電で雷鳥をサーチ、雷獣で雷獣or雷鳥をサーチ
3. サーチした雷鳥で雷獣を蘇生
→盤面が獣 + 雷獣の2体となり、雷獣が倒されても次のサンドラをリクルートできる。

獣で手札とデッキから除外して雷電のサーチ効果を使う動きであり、リンクス実装当初から行われる基本中の基本動作。
獣効果は同じ種族のモンスターを除外するため、手札にサンドラがいなくとも雷族モンスターをコストにすれば、デッキから雷電を除外できる。
手札が雷鳥の場合は雷電を除外し、雷鳥の除外効果を使わずに雷電で雷獣をサーチして、雷獣で雷鳥を回収→雷鳥効果で雷獣蘇生で同じ盤面を作れます。

派生型としてレベルコピーを採用している場合、雷獣リクル雷鳥サーチ後にレベルコピーで孤高除獣をレベル6にしてフォーカスフォースをエクシーズ召喚、雷鳥で雷獣を特殊召喚することもできます。

2. 封印の黄金櫃 + サンドラカード or 上級モンスター

1. 黄金櫃で雷獣を除外
2. 雷獣効果で雷電をリクルート
3. 手札のサンドラor上級モンスターをアドバンス召喚、雷電効果で雷鳥をサーチ
4. サーチした雷鳥で雷獣を蘇生
→盤面に上級モンスター2体になるので同じくワンキルされにくい。後攻であれば、アドバンス先が上述したスピリットや帝系の効果も使える。

雷鳥の蘇生先は相手次第な面もあるが、基本は場持ちのいい雷獣が優先。アドバンス先が雷獣しかいない場合は雷電を出してもいい。

3. 封印の黄金櫃 + チューナー

1. 黄金櫃で雷獣を除外
2. 雷獣効果で雷電をリクルート
3.チューナーを通常召喚してシンクロ、雷電効果で雷鳥をサーチ
4. サーチした雷鳥で雷獣を蘇生
→盤面がシンクロモンスター + 雷獣or雷電。

シンクロ先は、先攻なら「PSYフレームロード・Z」「デーモンの招来」「超念導体ビヒーマス」「ハイパーサイコライザー」「閃光龍スターダスト」など、後攻なら「ブラック・ローズ・ドラゴン」「氷結界の龍ブリューナク」で相手の場を崩壊させるのがだいたい。
レベル1チューナーを採用している場合は、ブラロを出すために雷獣(手札が事故の場合は雷鳥もあり)をリクルートする方法もある。

4. 封印の黄金櫃のみ

1. 雷電を除外し、雷鳥をサーチ
2. 雷鳥で雷電を蘇生
→雷電のみが盤面に残る。

唯一1枚で展開できる方法だが、手札にチューナーや上級モンスター、獣などがいない場合に使う手段であり、あまりアドを稼げないのがデメリットでもある。手札が最悪な場合は、雷鳥を除外して手札を入れ替えよう。

5. 太陽電池メン + 雷鳥

1. 太陽電池メン通常召喚、効果で雷電or 雷獣を墓地に落とす
2. 手札の雷鳥で雷電 or 雷獣を蘇生
3. 太陽電池メン効果でトークン召喚

5.1. 太陽電池メン + 雷獣

1. 太陽電池メン通常召喚、効果で雷鳥を墓地に落とす
2. 手札の雷獣で雷鳥を回収
3. 雷鳥で雷獣を蘇生
4. 太陽電池メン効果でトークン召喚
→盤面が太陽電池メン + サンドラ + 電池トークンの3体まで広がる。

場が埋まってしまうのでこれ以上の展開ができないのが弱点。スキルをチューナー化ノーマルにしてトークンをチューナーにするか、異次元の精霊で無理くりどかせばシンクロが可能だし、氷獄龍トリシューラがいれば3体を除外して盤面を空けられる。

6. 光の援軍、ソーラー・エクスチェンジ

1. いっぱい落とす!以上!
→落ちたカードによって展開方法が大きく異なるので、一つ一つ覚えていきたい。基本的に援軍でサーチするのはライデンだが、墓地にライデンが落ちた場合はルミナスを取ってくる。

例1:雷電が落ちて手札に雷鳥がいる場合、ライデンサーチ→雷電蘇生→レベル9シンクロして雷獣or雷刧をサーチ
例2:雷鳥が落ちて手札に雷獣がいる場合、ライデンサーチ→雷獣で雷鳥回収→雷獣特殊召喚
例3:墓地に雷電or雷獣と光属性が落ち、手札に雷刧がいる場合、ライデンサーチ→雷刧特殊召喚、除外効果を使いつつレベル12シンクロ or シンクロせず。雷獣を除外できた場合は雷電リクルート→レベル9シンクロ。

など例を挙げるとキリがない。ベトレイヤーとかバルブを含めるともっと展開方法が異なるし、闇属性が3体落ちて手札にレヴィオニアがいる場合、状況によってはレヴィオニアを出すのもあり(1枚ハンデス)。
先攻はできるだけ雷刧を出して硬い盤面を作る、後攻はレヴィオニアやシンクロ体で相手の場を荒らすことを目的に動きたい。

11.結局サンドラってどれが強いの?

 雷電のリミットが解除されたとはいえ、初動たる援軍や黄金櫃がリミット2に入っているので、安定した初動の確保が未だ難しいサンドラ。ついでによく使われていた局所やエネコンとの共存もできなくなったため、より罠カードへの対策が難しくなりました。
 サンドラ好きの皆さん(サンドラ研究会とか)も日々構築の研究を行っていますが、明確に強い!と言える構築が定まっていないのが現状です。

 個人的な主観で話すと、一番強いのは墓地肥やし(ライロ)型だと思ってます
従来のスタン型(獣や電池メン初動)と比べると圧倒的にスピードが早く、孤高除獣・太陽電池メンより援軍・ソラエクのが2~4倍くらいアドバンテージを稼げるため、相手の盤面を素早く崩しながらワンキルできる率が高いのです。
落ちたカード次第ではレヴィオニアや雷刧も初動カードに変わるのも、スタン型には無いメリットです。

 しかしライロ型は、援軍 or ソラエク以外に初動を増やせないデメリットがあり(孤高除獣や電池メンを一緒に入れてもいいけど)、初動カードを引けないと何もできないという弱点があります。墓地にカードが無いとほぼ何もできないんです。
 もちろんスタン型も初動を引けない時は大いに発生しますが、こっちは壁にできるカードなどを採用する余裕があるため、ライロ型と比べてワンキルされる率が低いです。
まぁライロでもクリボールとかタスケルトンとか採用するんですけどね。

 また援軍やソラエクで落としたカードで何もできないというパターンももちろんあります。ランダム性が高く安定しにくいため、援軍引けた!→何も落ちんかった!と絶望してターンエンドすることもままあります。

 なので、個人的にはライロ型は強いけどあんまし使いたくないデッキと認識してます。だって我は運無いんだもん

 事故率を承知の上で上振れを狙う方が強い、または自分の運に自信のある人はライロ型のが強いと思います。逆に運が無い人安定性に欠けるデッキが嫌な型は、スタン型の方が使いやすいと思います。

★おわりに★

ここまでご覧いただきありがとうございました。
 最初に書いたように、私は今まで優勝経験も無い雑魚の雑魚なので、有識者や有名プレイヤーと比べて有用な情報が無かったり、構築も甘い部分も多くあるかと思います。
 画像が少なく見づらくて申し訳ないですが、何か一つでも構築の参考になれば幸いです。
そして誰か天才構築考えてください。そしてパクらせてください

それでは皆さん、楽しいサンドライフを。

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