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「なにを考えてるかわからないの」

よく他人から言われる言葉、ありますか?

僕は「売れないバンドマンっぽい」とか「タイヤの細いチャリをドヤ顔で乗ってそう」なんてよく言われる。
「綾野剛に似てるね!」とか「色気が溢れてるね!よっ色男!」とかであってほしかった。


さて話を戻すと、「なにを考えてるかわからない」これは僕が人生で一番言われる言葉のひとつ。

家族にも、友だちにも、先生にも、子どもの頃からずっと言われる。
恋人との別れの理由なんかはいつもこれだ。

正直、自分の中でそんなに問題だと思っていなかった。
「なにを考えているかわからなくて、なにが困るんだろう」
ずっとそうやって生きてきた。30年以上。

でもどうやら、この考え方は人間関係構築での重大な欠点らしい。
「ミステリアスな男だからね」とか冗談を言っている場合じゃなかった。

なぜこんなにもたくさん「なにを考えているかわからない」と言われるのか、原因を考えてみる。

① わかってもらおうとする努力が足りない

「人間同士なんだから、わからないことなんてあって当然でしょ」
この考え方のスタンスが前に出すぎているのでは。
斜に構えてるとか、こじらせてるとかじゃなくて。

どんなに頑張ってもそれぞれの世界はひとつでしかないのに、みんな全部集めてひとつにしよう!みたいな考え方にアレルギー反応が出てしまう。

どんなに愛し合っても触れ合っても抱き合っても、それぞれでしかない。
でもその事実と歩み寄らなくていいはイコールじゃないんだろうな。

考え方を押し付けられるのを嫌うくせに、自分が無意識に押し付けていた。


② 聞きづらいオーラが出ている

「なんでも答えるから、気になるなら聞きゃいいじゃん。分かんないことを勝手に推測してストレス溜めて、限界になってから爆発させる方が理不尽だろ」

そんな感じで考えてました。自分勝手です。
近しい人にこそ、やってしまいがち。

聞いたらカウンターをくらいそうで怖いらしい。

僕のダメなところに「正解っぽく話す」がある。
専門的な学問や知識が必要ない場面なら、それっぽく話せてしまう。
質問したら屁理屈で論破されそうで怖いのか。なるほど…。

「話してる途中で諦める」もダメなところ。
相手からしたら見切りをつけたと思ってしまうんだろうな。

ケンカになったら「不満は何?理想はどういう状態?そのギャップ埋める方法を考えようよ」とか言っちゃうし。めちゃくちゃ嫌な奴だ…。

そりゃあ聞きづらいよなぁ。

なんかもう、「人間1回目」って感じがやばい。
芦田愛菜さんなんかは人間100回目っぽいのに。

書けば書くほど、反省よりも落ち込んできた。
どれだけ歩み寄ろうとしてくれた人たちを傷つけてきたんだろう。

人間関係を構築するって、みんな明確な答えよりも考えている過程を共有してもらいたいんですね。どうりで関係構築が下手なわけだ。


もっとちゃんとしたいし、綾野剛に似たイケメンになりたい。

サポートしてもらえると、発泡酒ではなくビールが飲めます。