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新宿御苑を歩いて

昨日はnoteを始めてから、初めて投稿をお休みしてしまいました…! 長い人生、いろいろとあるものですね〜(^。^)

さて、そんな昨日は新宿御苑を散歩してきました! これから見頃となる花々も多いので、今回は御苑をもっと楽しく歩ける知識を共有していきます!


カエデとモミジの違い

新宿門から入り、外周を大木戸門に歩くと、カエデの種類についての説明板があります。

カエデとモミジは同じカエデ科カエデ属です。しかし呼び方が違うのはなぜか分かりますか??

答えは、「歯の切れ込みの深さ」にあります。

日本人にとって一番ポピュラーなカエデ、「イロハモミジ」は、葉の切れ込みが深く、例えるなら自分の手を広げたような形になります。
一方、カエデは葉の切れ込みが浅く、葉の縁取りがモミジに比べ丸形に近くなります。

カエデがなぜ「カエデ」と呼ばれるようになったのか知りたい方は、この説明板をぜひ探してみてください(^^)

ついでに「もみじ」の名前の由来も知りたい方は、こちらのサイトを要チェック!



天皇の休憩所

今年の4月30日より、平成13年に重要文化財に指定された「旧洋館御休所」が一般公開されています。

明治時代になってから建てられたこの館は、天皇や皇族が御苑を楽しむ際の休憩所として使用されていました。

明治天皇といえば、この間「こころ」の読書感想で出てきました。現在の天皇は国の「象徴」としていらっしゃいますが、当時は天皇が中心となって政治を動かされていました(親政)。

西南戦争の鎮定や日英同盟の締結など、激動の時代に国内外のあらゆる課題に対応された明治天皇。御苑で過ごすひとときに、美しい植物や庭園から何を思い、どう感じていたのでしょう。

↑不思議な実をつけた木。名前は分からなかった…!

またここでは、天皇や皇族の入っていたお風呂まで見ることができます! 見学した中では、私はそこが一番印象的でした。

植物を楽しみながら歴史の重みを感じることで、心身ともにリラックスできる人が多いのではないかと思います♪ (私はひとり大興奮しながら、くまなく館内を見学させていただきました(°▽°))


大温室

新宿御苑の温室には、豊富な種類の植物をたくさん見ることができます。

珍しい植物から、これって実はそうなんだ!と気付かされるようなメジャーな植物まであり、その種類はとても数えきれません…!

特に「サラソウジュの花の色は何色?」と書かれていたサラソウジュの木の前では、多くの人がその色を確かめようと目を細めていました。

しかし、新宿御苑の公式ホームページによると、

サラソウジュといえば平家物語で有名ですが、あの時代にインドからサラソウジュが入ってきていたとは考え辛く、現在も寺院などでサラソウジュの代わりに植えられているナツツバキのことではないかと言われています。(ナツツバキは新宿御苑の千駄ケ谷門近くでも毎年6月頃お楽しみ頂いています。)

とのことなので、盛者必衰の理を表す花の色(かもしれない)「ナツツバキ」の色を知りたい方は、ぜひ6月に確かめに行ってみてください!




忙しない人の群れが行き交う東京の街で、ここ新宿御苑は日々の生活から離れ、心地よい時間が常に流れています。

物思いに耽るのもよし、お子さんと芝生の上で寝転がるのもよし。人生に疲れた方も毎日が幸せな方も、今を生きているあなたなら、きっとここで素敵な時間を過ごせると思います!


それでは、またお会いしましょう*°

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