「こころ」を読んで

どうも、今日はラーメンを昼夜立て続けに食べました、食べ盛りの筆者です。

今回は、以前本屋さんで偶然見つけた、夏目漱石著「こころ」をご紹介します。

まだ読んだことのない方も、もう読んだという方も、この記事を読んで本を開いていただけたら幸いです!


著者の人生

誕生から彼の人生は壮絶でした。彼は望まれない子として生まれ、すぐに里子に出されてしまいます。しかしその里親は露天商人で、彼をざるに入れて夜店のかたわらに置いていたというのです。生まれてすぐ、そんなぞんざいな扱いをされていたんですね…

彼の生い立ちを知ると、ますます作品の良さを感じることができるかもしれません。


青春と恋愛

「私はその人を常に先生と呼んでいた。」

この一文から、この物語が始まります。

主人公の「私」は男子大学生で、彼の若い感覚には、私自身とても共感しました。的確でいて心動かされる夏目漱石の心情描写には感服です…!

対して「先生」というのは大人の男性で、その正体は読み進めるうちに少しずつ明らかになっていきます。徐々に暴かれる先生の過去を、あなたはどう感じるでしょうか?


明治天皇の崩御

先生の生きた時代、明治では、それまで江戸と呼ばれていた地を「東京」とし、天皇は京都から東京へと移動なさいました。

そして明治維新や日清・日露戦争など、日本の文明が大きく変化する時代を、この明治天皇が統治なさっていました。

また1890年(明治23年)には、大日本帝国憲法が施行されます。1947年(昭和22年)5月3日の日本国憲法施行までの間、この憲法が施行されていました。

ああ、ということは、今日(2019年5月3日)は現行の憲法が施行されてから72年目か!と、そんな話はさておき。

先生と私が知り合ってしばらくしたある日、この明治天皇が崩御されます。その際、主人公が家の外に「黒い旗」と「日の丸」を掲げる様子が描かれています。私、日本にそんな文化があったとは、これを読むまで知りませんでした…!

ですが今回、平成天皇は生前退位ということで、今上天皇即位のお祝いムードはかなり高かったですね(^^) Happy New Era!



いかがでしたか?

いつも読書感想のときは、できるだけ内容に触れないように書いているので、物足りなさを感じた方は是非手に取っていただければと思います♪

私が購入した本は角川文庫さんから出版された本でした。大まかなあらすじと作者、作品の解説が含まれていて、個人的にはとても勉強になりました。最後にAmazonさんのリンクを貼っておきます(^^)


それでは、またお会いしましょう*°



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