オンライン英会話のススメ

オンライン英会話のススメ。

オンライン英会話があることの幸せ

私が学生の時にはこれほど手軽に外国人と英語で話すチャンスはありませんでした。日本における英会話史はオンライン英会話前と後に分けられるはずです。今日はオンライン英会話に初めて参加した時の私の感動が伝わるnoteになればと思います。

駅前留学をしようとすれば、週一回のグループ授業で半年数十万円以上かかったと思います。それなのに、多くの人は話せるようになりません。あのビズネスモデルは本当に良くない。英語が話したくても良い方法がないから、ワラをもすがる思いで申し込むのです。情報弱者からお金を吸い取るようなシステムに見えて、私は好意を抱けない。

今はオンライン英会話のサービスがしのぎを削ってサービス向上合戦をしています。駅前留学に比べれば格安です。スマートフォンにも対応していますから、外出先でもちょっとした空き時間を使って英会話の練習ができます。すごい!かつての駅前留学と比べて授業内容が向上したとは思いません。ただ、格段に安くなり、学生だって支払えるレベルにまで下がってきたことは社会に対するインパクトが大きいです。英語学習者に気軽に紹介することができます。

やれない理由「まだ早い」

それでも始めない理由として「まだ早い」というのがあります。しかし、中学生レベルの文法や単語があるのならば早くありません。見知らぬ外国人と話すという心理的なハードルもあるでしょうが、一度話してしまえば消えてしまうでしょう。相手の言っていることが聞き取れないまま30分の授業が過ぎてしまうかもしれません。それでも、毎日30分の授業で6000円程度ですから、「また次」と思えます。それを繰り返すことで聞き取れるようになり、話せるようになる。昨日より明日がもっと上手になる。そういう意味でも、「まだ早い」ではなくて「まず始めてみる」がいいです。一歩目のハードルは駅前留学と比べてずいぶんと低くなっていますから。

語学習慣をつけるためのオンライン英会話

週一回一時間の駅前留学では成果が出なかったとしたら、それは勉強時間の問題だと思います。なかなか成果が出ない、それは語学習得というものが本来難しいからです。

例えば、オンライン英会話を毎日30分を毎日続ければ、週一回一時間の駅前留学に比べて勉強時間が3.5倍になります。また、学習の時間間隔が長くなるほど忘れやすくなります。毎日少しづつ語学に触れることで、実質的な勉強効率はさらに高まります。語学習慣をつけるのに最適な環境と言えます。

ネイティブではない

オンライン英会話の批判として「講師が英語ネイティブではない」があげられます。確かにネイティブの講師を相手にこのような格安なサービスは提供できません。

しかし、講師がネイティブであることは重要ではないと思います。なぜなら、オンライン英会話講師はリスニングの先生ではないからです。リスニングやリーディングの勉強は別途必要です。オンライン英会話というのはスピーキングの練習です。ですから、自分の考えをしゃべって、それに対するフィードバックを受けるのが肝です。もっと自然な言い回しはあるのか、相手とのコミュニケーションは成り立っているのか、発音に問題はないか、など。そのようなアドバイスをすることに問題がない先生がほとんどです。受動的な態度ではなく、主体的に先生に要求していくスタイルがあればネイティブかどうかは問題ありません。そのクオリティを満たしていれば日本人の講師であっても問題はないでしょう。

また、ネイティブ英語にとらわれないことも重要です。英語を話す人はもはや世界中の人で、非ネイティブの英語話者の方が圧倒的に数が多いです。講師が非ネイティブであることは、むしろ実際に英語を使う環境の良い準備になるはずです。

効果的な使い方

先生におんぶにだっこでは効果は出にくいでしょう。毎日講師が違いますし、気づいたら英語が話せるようになっているということはありません。オンライン英会話は手段ですから、自分が主体的に「利用する」という態度がポイントです。

オンライン英会話というのは実践です。日々の勉強の中で覚えた単語や定型文を駆使して、自分の意見をまとめて英語を使って相手に伝える。それに対する相手の反応に対してさらに反応して、会話のキャッチボールを楽しむ。これが英語を使ったコミュニケーションであり、最終的な目的でもあります。

語学の独学においてオンライン英会話は超有効

2019年現在において、語学独学のツールとしてオンライン会話サービスは必須です。なんというか、使わない手はないと思います。高校生くらいから使えばいいのに。これがなかった時代を知っているので、余計に痛感します。日本に住みながらスピーキング能力を上げたければ、英単語と定型文をたくさん覚えて、オンライン英会話で実践する。これが最終回答ですね。

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