プレゼンテーション1w

これは無視できない。

技能実習生

私は愛知県の豊橋に住んでいる。農業が主な産業で、ほかに工業地域も点在している。どこも労働力不足に苦しんでいて、「技能実習生」という制度の利用して、ベトナムや中国、カンボジアなどの東南アジアからの労働者を受け入れている。事実この十年で、この片田舎でもよく外国人を見るようになった。

外国人技能実習制度は、我が国が先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和ある発展を図っていくため、技能、技術又は知識の開発途上国等への移転を図り、開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的としております。
平成28年11月28日に公布され、平成29年11月1日に施行された外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律(平成28年法律第89号)に基づいて、新しい技能実習制度が実施されています。(厚生労働省HP)

海外メディアによる報道

そして、彼らを過酷な労働環境で搾取しているという疑いが、今まで国内では所々で聞かれることはあったが、最近になって海外のメディアでも日本の外国人労働者搾取の問題が取り上げられ始めている。

ASIAN BOSS「Why Many Vietnamese Workers Die In Japan」

BBC「Migrant workers 'exploited' in Japan」

日本人はモラルをどうするか

日本は島国で単一民族で日本語しかしゃべれない人が大半だ。つまり、「異文化理解」が苦手だ。「異文化に相対して如何にそれを受容し、それと共生していくか」という命題自体が共有できない程度の水準にいる。そんな中で身近に増えてきた外国人。コンビニにも農場にも、もはや彼ら無しでは社会が機能しないのではないかというくらいよく見るようになった。そしてこれからはもっと増やしていくというのが自民党与党の政府の方針だ。

ここで一つ問題がある。それは道徳のようなものだ。増えていく外国人を日本人はどう理解していくのか。その理解が進まないまま、ただただ賃金が安く、日本語も上手ではなく文句も言わない労働力として、外国人労働者を増やしていけば、このような悲劇の事例を増やすだけだろう。政府は「単純労働者受け入れない」というが現実が見えていないのか。単純労働者がほとんどではないか。

言語交換をしているある中国人は学生として留学しているが、ぞれ以上にバイトをしている。生活費の工面のためにはしょうがないのだという。観光地の土産屋でバイトをしているのだが、おそらく日本人の働き手が集まらないのだろう。最低賃金で働いている。

モラルを養っていくことが本質的な対策だ。しかし、それまでは法律によって規制するしかない。しかし、私の住む地域ではそれら労働者を使っている側の年配者が議員をしていたりする。「会社は利益を出してなんぼ、最低賃金は払っているのだから何が悪いんじゃ。」という論理だ。また、外国人労働者を日本の会社に紹介する仲介業者に悪徳な人間がいて、紹介料60万円~100万円ほどを請求するそうだ。労働者は彼らに対する借金をまず返すことで必死だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?