プレゼンテーション1w

国とか会社とかに人格を求めない。

中国とアメリカのケンカ、日本の韓国のケンカ。そこらじゅうでケンカばっかりだ。

「何故ケンカをするんだよ、仲良くしようよ」というのは少しナイーブだ。仲良くするというのは人格と人格の間に成立するもの。国とか、会社とか、組織に人格が宿ることはできない。組織というのは「利益」のみによって動く。自国の利益を求めるのが国だし、自社の利益を求めるのが会社なのだ。

じゃあ仲良くできないのかといえば、仲良くできる。私や、これを読んでいるあなた、そのほか全ての一個人には人格が宿る。少しばかりの苦い歴史を飲み込んで仲良くしようと決めれば、仲良くできる。「仲良くしよう」と期待できるのは、私たち一人一人の人間だけなのだ。だからもう、国同士が仲良くすることを期待するのはやめよう。そして失望するのではなく、私たちが仲良くすればいい。人格が苦みを抱擁することができる。決定権があなた自身にある。簡単なことだ。国とか政治、議員や取締役は「利益」に従って意思決定をする。そういう仕事だ。良くも悪くもない。彼らに「友好」を期待してはいけない。

じゃあ、どうするか。国民一人一人のつながりを作ることだ。韓国に旅行に行く。日本への旅行者をもてなす。友達を作る。ネットの世界をフラットにする。語学を始める。政府とか関係ないレベルで民間の交流を絶やさず、関係性を太く強くしていくことだ。

今はたまたま日韓政府の関係が悪くて、日中政府の関係が良い。これも数年後には変わっているだろう。何せ政府というのは自国の「利益」のために意思決定をするのだから。彼らに期待はしない。「仲良くして友好関係を築く」ためには、政府間の関係性にかかわらず交流を絶やさないことだ。交流をしよう。言葉の壁を乗り越えよう。

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