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中国語note 第二课「声調」

tonal language

中国語の特徴はトーン (tone) によって意味が変わるということです。

例えば日本語でも「橋」と「箸」をトーンによって言い分けることがあります。しかし、厳密なルールはありません。中国語はこのようなトーンによる意味の使い分けのルールがはっきりしていて、しかも量が膨大です。

中国語のトーンに関する規則のことを「声調」といいます。

声調は4つある

声調は4種類あります。第一声、第二声、第三声、第四声と呼びます。

・高い音を保つ第一声
・下から上にある上がる第二声
・低い音を保つ第三声
・上から下に急降下する第四声

「ma」を例に挙げる

「ma」の1声は、お母さんという意味の「妈妈mā mā 」の「妈mā 」
「ma」の2声は、日本語の麻布と同じ意味「麻布má bù 」の「麻má」
「ma」の3声は馬の「马mǎ」が代表的
「ma」の4声は罵るという動詞の「骂mà」

この声調は漢字ごとに決まっています。日本人は漢字を見ておおよそ意味が分かりますので、読み方を覚えなければいけません。その時に声調を一緒に覚えることになります。

例文で理解する

中国語の教科書には次のように書かれています。

wǒ shì xué shēng
我   是   学     生。

上段のアルファベットのことをピンイン(拼音)といいます。中国語学習者のための振り仮名です。中国人は小学生の低学年までピンインを使って国語を学ぶそうです。ピンインには4種類の声調記号が記載されているので、これで正しく中国語を読むことができます。

「我」は第三声ですので、低い声を保ちながらwoと発音します。
「是」は第四声ですので、上から下に急降下するようにshi発音します。
「学」は第二声ですので、下から上に上がるようにxue発音します。
「生」は第一声ですので、高い音を保つようにshengと発音します。

声調は難しくない

声調の規則は以上です。あとはこの規則に沿って文章を組み立てて発音するだけです。日本人にとっては新しすぎる規則なので最初は難しく感じますが、慣れです、習慣です。習慣化すれば声調は難しくありません。

中国語で漢字の発音を覚えるときに、それぞれ固有のピンインを覚えるのです。もし覚えてしまえば、あとはピンインをその通りに読めばよい。英語のようなリンキングなどの変な例外はほとんどありません。

最初だけ集中して慣れれば問題なくなります。そして、この壁を乗り越える前に中国語をあきらめる人が多いのも事実ですので、乗り越えてしまいましょう。

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