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ハイランド倶楽部【中野山】遅刻して奇跡の再会、そして迷走

月に一度のハイランド倶楽部。
新年最初は彼らの丘陵研究のホームである【中野山】を歩き、神社で安全登山を御祈祷するということで楽しみにしていた。

が、乗換アプリの入力ミスで40分も遅刻。検索結果に違和感があってもいいくらいなのに出かける寸でに気づくという注意散漫。走ったところで間に合う誤差ではないので、先に行ってもらうよう速やかに連絡して移動しながらリスケジュール。すべて任せきりだったので、登山口までのアクセスやコースをにわかに調べるという体たらく。

すると、遅刻した時間にちょうどいいバスが別の登山口に着くではないか。しかもそちらのほうが山頂に近く一団に追いつくことを考えてもよさそうだ。
「別ルートで行く」そう考えついた私、体の奥底から興奮が湧き立つのを感じる。だって「ひとり」で山を歩けるのだ。東京に戻って以来、母の世話を焼く暮らしのなかで後回しにしてきた「自分のため」の時間。それが思いがけず舞い込んだ。

この「遅刻」をきっかけに、この後偶然が偶然を呼ぶ。今回はそのことを書き留めておきたい。
(この先コースガイドなどの山の解説はありません)

バスで知らない町に降り立つ。この感じが好きなのだ。どっちに歩いたらいいのだろうと歩道に一瞬佇むこの感じ。

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