見出し画像

ブロークンウィンドウ理論と学級経営

ブロークンウィンドウ理論とは,「小さな不正を徹底的に正すことで、大きな不正を防ぐことができるという環境犯罪学の理論」のことで,割れ窓理論と言う。

ブロークンウィンドウ理論の具体例

1980年代のニューヨークの街。犯罪が多発していたけれど,この理論に基づき小さな犯罪(落書きや万引きなど)を徹底的に取り締まった結果,犯罪件数を減らすことに繋がった。

この理論に基づくと,学級経営においても同じことが言えるのではないでしょうか。学級崩壊というと,荒れた教室環境がイメージにある。例えば,机が整頓されていなかったり,服装が乱れていたりなど。

最初の小さな乱れ−学級経営で言うと,服装の乱れや掃除の雑さ,決められたルールの違反,机の整理整頓,床への物の散乱など。これらに対してしっかりと取り組むだけでも,経営はうまくいくのではないかと思う。

悪化までの経過

ブロークンウィンドウ理論では,
①建物の窓が割れているのを放置する(=誰も関心を払っていないというサイン)
②もうすでに壊れているから家に入って,何か持っていてもよいだろう。(=犯罪を起こしやすい環境)
③誰かがしているから自分もしても良いだろう(=住民モラルの低下)
などの過程を経て,荒れていくのである。

つまり,「環境が人を変えていく」ということが,この理論から受け取れる。そのため,教室環境を整えることが学級の落ち着きにも繋がるのではないか。

教室環境

①掲示物(古いものが貼りっぱなし)
②床に物が落ちっぱなしにならないようにする
③廊下の物を整頓する
④帰宅時に椅子を入れる,机を整頓する など

小さなことだが気をつけていきたいことでもある。
自戒の念を込めてもう一度,「環境が人を変える」。

ぜひサポートお願いします。自分の成長のため&色々な活動を行うために使わせて頂きます。