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さまよえる漢字人、またはFlying Kanjiman

 私はこれまで、日本語の入力に関してはどうも満足のいかない状態を我慢しながら試行錯誤してきた。
 macOS標準の日本語入力の癖のある仕様に苦戦し、漢字直接入力(漢直)を使っていたいにしえの時代をなつかしみ、Google日本語入力のこなれすぎた感じとこなれない感じのアンバランスさに業を煮やし、かわせみの使い続けるほど馬鹿になっていくような気がする変換に絶望し、そしてとうとう試してみる気になったのが、ATOK for MACである。
 現在は30日間の試用期間中。さすがというべきか、今のところ比較的ストレスは少なめ。試用期間が終わったら、月々330円のサブスクリプション料金を払うかどうかはまだ決めかねているが、この使用感ならほかの選択肢よりはかなりストレスレスなのは間違いなさそうだ。
 しばらく使っているうちに変換が馬鹿になっていくとか、いくら修正しても特定の変換を強要してくるとか、そういうことが起きなければ、課金もありかな、と思う。
 いや、本当は、漢直を導入したい。Google日本語入力のローマ字テーブルを書き換えて漢直にするというような力技があるそうだが、それをやっている人は窓の人らしい。macOSで漢直の環境を構築するのは、まだなかなかハードルが高そうだ。

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