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僕の『未来英文音読日記』 49. 英作文のお作法

1987年3月15日(日)大安

日曜日の夕方。
僕は、ぼ~とテレビを見ていた。
隣には、僕のバイト帰りのタイミングを待ってやってくる、安ちゃんが経済小説を読みながら、僕の万年床に寝っ転がっている。

【寿司】とかけて【すごろく】とときます。

その心は・・・・

どちらも『最後はあがり』でしょう。

TVの中の芸人さんのなぞかけ1

ははっ。と笑ってから、「な~るほど」と僕は、唸った。

【天ぷら】とかけて【授業参観に行った親】とときます。

その心は・・・・

どちらも『あげたて(揚げ立て・挙げた手)が嬉しい』でしょう。

TVの中の芸人さんのなぞかけ2

幾つか見ていて、僕は、ふと思った。

【X】とかけて【Y】とときます。

その心は・・・・

どちらも『Z』でしょう。

なぞかけの流れ

X => Y => Z
の流れに、僕たちは、感心し、唸り声をあげるわけだが。。。

「この芸人さん、落ちが先で、なぞかけ部分は後付けだったりして。。。」
経済小説を読んでいたはずの安ちゃんが呟いた。

安ちゃんも同じことを考えていたんだね。

そう、X => Y => Zではなく、
Z => X or Y 
の方が、思い付きやすいよね。
Xを誰かに与えられると、Z => X or Y はあり得ないけど。。。
Xを自分で決めていいのであれば、Z => X or Y で考える方が楽だよね。。。

僕は、英検一級英作文の問題集を探し、飛びついた。
英作文の第2~4段落は、抽象 => 具体 => 抽象(書き換え)の流れで展開する。
しかし、段落の構成作業は、具体 => 抽象 => 抽象(書き換え)が楽なんじゃないか。。。

英検一級英作文の問題集を手に、僕は、そう思った。

つづく



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