健康第一

四年前かな。
初めての入院、手術を経験した。
高熱が続き、歩けなくなって救急車で運ばれた。
歩けなくなった原因は、高熱のあまり、両膝に炎症を起こし水が貯まったらしい。
膝の水って抜いた事ある?
めっちゃ痛いの!!
そして、あまりにも高熱続きだったので急遽入院。
全て検査したのに、原因不明…。
「不明熱」と診断。

CT検査した時、熱とは関係ない所の病気が見つかり、入院中、婦人科へ呼ばれた。
また詳しく検査。
結果、右の卵巣が、普通の人は親指位なんだけど、私のは、赤ちゃんの頭の大きさにまでなってるから、早いうちに手術しなければいけないと。
不明熱でも不安なのに、ここで突然の卵巣腫瘍の発表とは…。
でも、今はまだ熱があるから、熱が下がって退院したら今度は婦人科に入院して、すぐ手術しましょうと。4月始めに不明熱で入院して4月後半に卵巣腫瘍手術決定。

一週間程入院して、熱も下がったので退院。
自宅で安静期間中、また高熱に…!!
婦人科に入院する予定より、急遽早く入院。

それから一週間毎日39度~40度の日々。
朝昼晩、座薬挿してた。看護師さんにお尻向けて挿してもらうのも、もう慣れたもんだった。恥ずかしさなんてない。
この時は私、死ぬんじゃないかって本気で思った。
主治医にも、このまま熱下がらないと手術出来ないとも言われた。
でも手術の2日前にピタッと熱も平熱に戻り、予定通り手術施行。
初めての全身麻酔。3秒後、記憶ナシ。
目が覚めた時はもう手術が終わってた。

腫瘍が大きかったので、開腹手術だったんだけど、
夜中、痛み止めも切れて傷口痛いし、寝ている体勢もツラいし、あの夜は今でも忘れられない。
長い夜だった。

朝には病室へ異動。傷が痛くて起き上がるのも大変。
でも、「午後には歩く練習してください」と。看護師が鬼に見えた。
傷口押さえながら、言われた通り、歩く練習。
結局、途中具合悪くなって、倒れてしまい「無理しないで」と。

御見舞いにも沢山来てくれた。病室に入れないから、面会室に行かなければならない。その移動がとにかく大変。傷口押さえながらゆっくり歩いて面会室へ。入院中、人と話す事もないので、面会だけが楽しみ。でも傷口痛くて笑えないのがツラかった。

5月に入って主治医に呼ばれる。
手術時の様子を説明された。
右卵巣を摘出。チョコレート嚢腫とのこと。
筋腫も何個か摘出。子宮内膜症もあるから、薬を飲んで治療しましょうとのこと。
退院日も決まった。

GW明け退院。
桜はもう散っていた。
その年は一度も桜を見れなかった。

あれから、高熱は一度も出ていない。
あの時、一生分の熱を出しきったよ。
今まで、生理の時は生理痛が酷くて、毎回薬を飲んでいたけど、手術してから、生理痛が全くなくなった。薬も飲んでない。

入院手術を経験して思ったのは、検診って大事!!
絶対受けた方がいいと思った。
もう二度と手術はしたくないしね。
気になる所があったらすぐ病院にもいくようにしている。

最近気になる所はシミだけど!!