2012年、中継記者座談会

【参加者】
桜木:水沢桂介
蝶結:前野春樹
青葉:松本博文
紬 :藤田麻衣子
牛蒡:岩田大介
銀杏:君島俊介
(2012年2月26日、神宮前「J-COOK」にて)

【青葉】さて、今日は皆さんに集まっていただいたのはですね。

【紬】なんかまじめじゃん。どうしたの? やる気まんまんじゃん。

【青葉】(笑)。中継記者座談会ということで、日頃、ネット上では書けないようなことを語っていただこうかなと。

【紬】自己紹介からする?

【青葉】はい、じゃあ君島君から。銀杏(ぎんなん)記者ね。

【銀杏】何を紹介すればいいんですかね(笑)。

【青葉】銀杏のペンネームの由来はなんですかね。

【銀杏】そうですね、私の出身は栃木県の宇都宮市でして、市役所の近くに樹齢三百年の大きな銀杏があって、それがシンボルなんですね。それが由来なんですけれど、あと、将棋の駒で「銀」が入っている。「香」の字を崩して成香を一文字で表すと「杏」になる。そういう2つの理由でペンネームとしました。中継を担当するようになって、かれこれ6年になりますね。

【紬】最初は何だったの?

【青葉】最初はね、朝日だった。アマプロ戦の一斉対局で。

【銀杏】まだ朝日杯じゃなくて、朝日オープンだった頃ですね。先輩(立命館大)の加藤幸男さんと武田俊平さんが出ていまして。(栃木の先輩の)桐山隆さんも。

【青葉】応援に来てたんで、じゃあ手伝ってよと。

【紬】あははははは。ありがち。中継記者あるある。

【蝶結】荒い。

【銀杏】青葉記者、桜木記者、烏記者の3人が9局中継してる。で、大変そうなんで、何か手伝えることはありませんかと。

【青葉】最初から、超オンザジョブ。局数たくさんあるのに、1人分の日当しか出ないから、おれが個人的に何人かにヘルプを頼んで、1人分の日当をみんなで分けたりしたんだよな。昔はそんな感じだった。そのときにね、勝又さん(清和六段)に、これからずっと君島君に手伝ってもらいますと宣言して(笑)。この前Twitterに勝又さんが「今や将棋中継界のドンとなった銀杏記者」って書いてたね。

【桜木】ドンは間違いないっす。

【青葉】ドラフト1位だもんね。

【紬】なるほど、初手から勉強になりますな。

【青葉】はい、じゃあ次、牛蒡(ごぼう)さん。

【紬】牛蒡ちゃん、よく知らないんだよ、あたし。

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