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221219 ムカつきについて

M-1GPにて、ウエストランドが優勝しました。
同郷なので小躍りして喜びました。本当によかった。
今朝のラヴィット!も、穏やかな雰囲気がでてて本当によかった。

ウエストランドはいわゆる悪口をメインコンテンツにしているので、ネットは侃侃諤諤という感じでした。
その中で、コロナ禍に対して思いを馳せたのでそのことを書きます。

コロナ禍に入りたての時期は、自分の周りにはかなり「夜の街」で遊ぶのに前向きな友人が多いので、そういう話を聞く度になかなか慣れられずピリピリして、イライラしたり、また心労でクラクラしたりしていました。本当にしんどかった。
また、転職時期とコロナ禍のスタートが完全に被ってしまい、研修が終わると共にリモートワークが始まってしまいました。会社の方と上手くコミュニケーションがとれず、ずっと疑心暗鬼になり、わたしは精神的な体調を思いっきり崩してしまいました。人生で初めて、完全に出かけられない日々が続きました。

「人を傷つけない笑い」が流行ってきたタイミングを私は正確には認識していないのですが、このコロナ禍の中で過剰に「人を傷つけない笑い」が重用されてきたのではないかと感じました。M-1の議論を見て特に強く思います。
人を傷つける人はもちろんキレていますが「人を傷つけない笑い」を大事にする人は、悪口にキレています。それは恐らく正義のためにキレていて、この、「正義のためにキレる」はコロナ禍でストレス発散のためにずっと用いられてきた娯楽だからです。
反ワクチンを唱える人にキレたり、夜の街で遊ぶ人にキレたり、コロナ自体にキレたり、そういうことがコロナ禍ではずっとされてきたなあと感じています。

コロナ禍では、もうみんなずっとムカついていた。

「人を傷つけない笑い」は「正義」でした。だから気持ちよくなるために「人を傷つける笑い」を否定して″良かった″し、「人を傷つけない笑い」は守る″べき″だった。
そういう″茶番劇″に対してのムカつきが今回のM-1の結果に結びついているような気がします。
いや、もう、正義って全然やばいって!!そのやばさが考えられるくらい生活が元に戻ってきたのかなとも思います。

コロナ禍はみんながムカついてたから、感情の機微に左右されやすい人は大きく体調を崩しがちだったんじゃないかと思う。「みんなで悪い感情は無いことにしよう」がずっと潮流だったんだなあと、その膿がやっと出たんだなあと思い、すごく快活な気持ちになりました。

自分も一人でくよくよ考えすぎてどんどんダメになっちゃう人なので、早く世の中は元に戻って欲しいなと思います。

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