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不安とは自由のめまいであり、その不安が誘惑を呼ぶ。

もし、自分らしさが一番大切だと考えるのなら
生きるという本来の目的を失っていると言える。
生物の止まることのない変化には、生きることへの貪欲さがよく示されています。

私たちは人間にしても「私らしさ」にこだわって、今を生きにくくなるくらいなら、そんなものにはこだわらず、その時代に合わせて、どんどん変化していく生き方の方が、生物としてはるかに、健康なのではないでしょうか?

とダーヴィンは言う。

セーレン・キェルケゴール 1813〜1855年

誘惑されてしまうのはなぜ?
キェルケゴールは現に今私たちがあることへの私たち自身の不安の現れが誘惑だと考えた。
魅力的な提示があったから、揺らぐのではなく
私たちが今ある状態に安定していないから揺らぐ。

不安とは自由のめまいであり、その不安が誘惑を呼ぶ。

私たちはどのような生き方をしていても、常にそれ以外の可能性があるという意味で自由です。
反対に
今ある生き方以外の可能性もあると「知っている」ために不安になる。

その誘いが素晴らしく魅力的なものを提示しているからではない。
それでも「自分の人生を選び取っていくこと」が自分の人生を生きるという事です。

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