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きっかけをつくる

大学でillustratorの講習会をしました。と言っても、初めて触る人向けの内容のマニュアルがあらかじめ用意されていて、それに沿って1h程度のレクチャを進める講師役です。

帰り際に「続きを教えてもらえる機会はありますか?」と声をかけてくれた方がいて嬉しかったです。今日初めてillustratorを触った彼が、ここから始まって、デザインに興味もってくれたりするのかな〜と。

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私がillustratorを触るようになったきっかけは、以前にお世話になっていたインターン先での業務です。フロントエンドがやりたくて行ったのですが、メンターで付いてくれたのがWEBデザイナーさんでした。

やらせてもらっていた業務のひとつに、古いサイトをリニューアルするうえで、画像を新しく解像度が高いものに作り変えるというものがありました。保険の仕組み解説のようなサイトだったので、画像やイラストというよりは「図」に近い感じです。これを通して、illustratorの基本を教えてもらいました。

始めはそれこそ、長方形を描くことも好きな位置にテキストを書くこともできなかった私。メンターのデザイナーさんが一通り解説しながら作ってくれたあと
「はい完成、じゃあ今度は自分でやってみてね〜」
ってためらいなくいま完成したデータを全部消すんです...!
(えっ!?いま完成して仕事終わったのに?私に一からまたやらせてくれるんですか!?)って感じでした。いいメンターさんに出会えて、本当に感謝しています。

そんな手厚い指導に応えるべく自分でも勉強し、なんとなく基本的な操作はできるようになってからは、情報デザイン(?)も任せてもらえるように。具体的に言うと、「元画像の見せ方(グラフなど)がわかりにくかったら、わかりやすい見せ方で作り変えていいよ〜」という感じです。いわゆるIAとかインフォグラフィックスとかに近い感じで、この「どうすれば見る人に正しくわかりやすく伝えられるか」考えることがものすごく面白かったです。

振り返ると、これがデザインに対する興味の原点なのかもしれないなーと思います。

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そんな経験をしているので、私もいつか誰かの「きっかけ」をつくれたらいいなと思っています。

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