第5回法政大学フェアレイバー研究所・公開シンポジウム 「つながれない私たち~労働組合に期待はできるのか〜」2021年12月19日(日)14~16時

http://fair-labor.ws.hosei.ac.jp/index.html

日時: 2021年12月19日(日)午後2~4時 

場所:Zoom

 参加費:無料 

主催:法政大学フェアレイバー研究所  

 企画趣旨: 

ブラック・ライブズ・マター共同代表のアリシア・ガーザは、著書『世界を動かす変革の力』の中で、黒人コミュニティの組織化についてこう語っています。

  “組織化とは、関係を作り、さらにその関係性を活用して、一人ではやりきれないことを連帯の力で成し遂げることだ。しかしそれだけではない。組織化の使命と目的は、力(パワー)を築き上げることである。”(p.89)。 “エンパワーメントが力(パワー)に変換されない限り、私たちが暮らす環境が変わることはない” (p. 90)。

  同書に記されているように、コミュニティの組織化には、粘り強さ、忍耐力、責任が求められる(p.90)。働く人たちの組織化も同様だろう。さらに日本の場合は、力(パワー)を持つことの重要性や、組織化の重要性が、組織化されていない人々にはイメージしづらく、地域における組織化であれ、働く人たちの組織化であれ、より困難であると考えられる。

  本研究会では、働く人たちの組織化の意味や課題という論点を、組織化を進めようとする運動の内側の視点と、組織化の必要性を感じにくい外側の視点、その双方から考えます。また、組織化の意味を、若い世代がどう考えているか、若い世代にどう伝えているか、も検討します。さらに、職場の組織化に取り組む労働運動と地域における組織化に取り組む社会運動が連帯することには意味があるのか、意味があるのならばどのような課題があるのか、も合わせて考えたいと思います。

司会:上西充子(法政大学教授)  

内容: 

趣旨説明と登壇者紹介(5分)

1 ユニオンによる未組織労働者の組織化の意味と課題(15分)   神部紅(前・ユニオンみえ書記長/元・首都圏青年ユニオン委員長)

2 フリーランス・非正規労働者の目から見た労働組合と困窮者支援(15分)   和田靜香(ライター) 

3 職場の組織化と地域の組織化(15分)   菅俊治(弁護士・日本労働弁護団常任幹事・日弁連労働法制委員会事務局長) 

休憩(5分) 

パネルディスカッション(30分) 

質疑応答(30分) 

 参加方法について 以下の参加申し込みページからお申し込みください。後日、zoomリンクをお送りします。 

https://forms.gle/4HdXYju64SDVisNS6