最近タバコの「時代遅れ感」をとても感じる。

あくまで主観的な感想だけれども、

何故かそう思ってしまう。

タバコを吸っている人を見ると

「うわー、まだタバコなんて吸ってるんだ。」

と、一歩引いて見てしまう。

昔は自分もタバコを吸ってた。

だからこそそう感じてしまうのだろうか。

高校生の頃はちょっとヤンチャな同級生達が吸っているのを

少し吸わせてもらって、

ありえないくらい咳き込んで、

頭クラクラして気持ち悪くなって

大学生の頃は、それにも慣れて

1日一箱吸ってた。

500円しか持ってなくて、

タバコか昼飯か悩んだ時は

タバコを買ってた。

昔はタバコを吸うことが「カッコいいこと」という感覚があって

映画やドラマのタバコを吸うシーンを意識して見てた。

風の強い中、添え手で風を防ぎながら、眉間にシワを寄せながらタバコに火をつける。

やっと火の付いたタバコを思いっきり吸い込んで、ながーい煙を吐き出す。

そして吸い終わったタバコを地面に落とし、

革靴で吸い殻の火を踏み消す。

うわー、カッコいいー！

と思ってた。

当時は。

今では喫煙者の肩身は狭い。

喫煙スペースといいながら、完全に外にある灰皿。

以前はあったけど電車の喫煙車両も今はなく。

当然吸ってよかったはずのパチンコ店や居酒屋でも今では禁煙が常態化。

もはや絶滅危惧種になりつつある。

自分は、年々上がる価格について行けずに
とっととやめた。

健康にも悪いし。

だからだろうか？

自分が過去通り過ぎた所だからこそ、

未だにその場に留まり続ける人たちを見ると

「時代遅れ感」

を感じてしまうのだろう。

むしろノスタルジーすら感じてしまう。

カッコいい→時代遅れへの変遷だ。

だがアイコスはまだマシだ。

時代についていこうしてる感がある。

最新の技術を駆使してる感じだ。

ただアイコスには

カッコ良さはない。

タバコの場合は人差し指の中指の間に挟んで、

顔の半分が隠れるくらいに、顔を覆って

眉間にシワを寄せながら煙を吸い込む。

うん、様になる。

ただアイコスの場合は構造上、人差し指、中指、親指の3本で挟み込むか、

その3本指で下から包み込むように持つしかない。

それでは口周りが隠れないから、

煙を吸い込もうとするすぼめた口もとが丸見えだ。

アイコスにを吸い込もうとするチューチューする口もとにカタルシスなど感じようもない。

しかも吐き出す煙は、しょせん水蒸気なのである。

カッコ良くなりようが無いではないか。

そこに滑稽さを感じる。

ちょっと悪さに憧れがある高校生が、

アイコスを見てカッコイイと思わないだろう。

若年層喫煙者が減る。

健康寿命が伸びる。

日本、元気になる。

将来的にはタバコを吸う人間がいなくなる。

かつて自分が憧れて、通り過ぎていったタバコ。

無くなると分かると少し寂しいかもしれない。

だからこそ感じるノスタルジーなのだろう。

歩きタバコとポイ捨てはダメ！絶対！

喫煙はマナーを守ってね。