見出し画像

小学生の教室で拡大投影機を使った絵本の読み聞かせでゾーンに入る悦。

わたし、本当に音読が好きなんです。思えば小学一年生から得意で、みんなの前で悦に入ってました。この、悦に入るってのが今でいうゾーンに入るということかもしれません。

今朝も小学6年生向けに、

の2冊を読んできました。春の読書週間で朝の準備の時間、正確には8:25-45を使っての活動です。20分の持ち時間のうち、静かにさせたり、本の説明をしたり、挨拶をしたりするのに数分かかったりするので、正味15分以内でおさめないとなりません。

15分を飽きることなく聞いてもらえて、何らかの心のゆすぶりをかける本を選んでいると、いつも落語絵本に行き着いてしまいます。落語絵本『たがや』はこの時期とてもよくて、舞台となる両国の花火はいまでいう隅田川花火です。たがやの奥さんと取り上げ婆さん、相撲取りの寿山がメインキャラクターの粋な江戸っ子のお話です。長家の仲間と花火を見に行くのですが、まず、いまの小学生は、長家がわからないので、マンション、アパートみたいなものね、と説明を入れてすすめなくてはなりません。今日のこどもたちは、6年生なのにしーんと集中して聞いてくれたのにもかかわらず、オチの「たがやー」にぽかんとしていて、ほら、最初に出てきた花火やさんの「かぎや」「たまや」ではなくて、主人公の名前だよ!と説明を入れなくてはならないのがなんともかんともでしたが、それでも読んでいる途中、越に入れました。

ヨガの朝練の最中によく同じ感じになります。プールで泳いでいるときにもなります。すぐに今が過去になってしまって、今は未来だ。今をつかめそうで一生つかめそうになさそうな、もどかしい感覚。どこか冴え渡った感じ、瞑想状態の覚醒に近い感覚かもしれません。わたしがこれまでこの感覚を強く心地よく感じられたのは、本読みボランティアの最中、水泳でいい具合に疲れてきたとき、アシュタンガヨガの練習中(山場のポーズのいくつか後くらい)がベスト3となっています。

これらの共通点はおしりの時間が決まっていること。時間内におさめなくてはならないこと。かもしれません。なにかの終わりに向かってただひたすらにゴールを目指すとき、さーーっと気持ちよくなりますよね。自転車で下り坂を降りてるときなんかもそう。遠くの視界のすみっコで動く小さなものがハッキリと見えたり少しの音が大きく響いたりしますよね、そういう時ってめっちゃ気持ちいいですよね。

単独でクラスに登場して、どの子供も知らないアウェイなおばちゃん役、今月これを3回やりました。最初が2年生、次に1年生と。全部ひとりで完結してしまったので、わたしのNOTEに書き記しての読み聞かせ1人打ち上げでした。お付き合いくださりありがとうございました。🙏

1年生の教室で読んだ本。

↑↑↑めっちゃウケました。

2年生の教室で読んだ本。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?