オンライン授業なのに授業料は同じ

うちの娘の学校は、マレーシアのロックダウンにより3月下旬から4月28日まで休校ということになりました。

学校からは「オンライン授業に切り替えて、通常通り進める方針」という連絡を受けましたが、実際はなかなか思うようにはいきませんでした。

さすがにはじめの一週間位は混乱もあるでしょうし、授業がうまく行かないのも仕方ないのかもしれません。しかし2週間目になっても変わらず授業がの内容がグダグダだと、さすがに親も気になります。

私立の学校なので、授業料は決して安くはありません。学校環境が気に入って選んだところではあるものの、オンライン授業となるとその良さが全く活かされず、むしろオンライン環境を整えてきていなかった学校の弱点が露呈してしまった形となりました（まあもっとも、マレーシアの学校ですし、こういうのは今後柔軟にうまく対応していくと、楽観的に考えていますが）。

学校という建物は必要なくなる？

ここで考えされられるのが、コロナ後の世界で果たして「学校」というハード（建物）がどこまで必要なのか？ということ。マレーシアは今のところ4月28日でロックダウンは終了すると言われていますが、今までですでに過去2回延長をしており、学校という3密になりやすいところがすぐに制限解除になるとは考えにくいです。

すると、ロックダウンが終わってもしばらく学校休校措置は続く可能性があり、このオンライン授業は続く可能性があるわけです。専門家の話によれば、この状況は数ヶ月～数年続くという見通しもあります。

"それなら、「学校」って設備、もう必要なくなるんじゃない…！？"

こんな状況なら、こんな風に考える親もきっと多いのではないでしょうか。

少なくとも、”今までと同様”の授業料を支払うことに対して抵抗を感じる親が増えるのは間違いないでしょう。実際、僕も所属している学校の親同士のグループチャットでも、学費の件は話題になっていました。

来期の学費は10％オフ！安い？高い？

そんな親の動きを学校も察知したのか、うちの学校では来期の授業料は10％オフとなりました。10％でも大きいのでありがたい反面、もしも来期の授業が全部オンラインだった場合、それは果たして妥当な金額なのかはわかりません……

収束は数年先と言われるコロナ禍、今後の学校の対応に注目です。