はじめに

こんにちは、マレーシア移住オンラインサロン「Malaysia Link」運営者のムーチョと申します。この度、サロンメンバーの皆さんと一緒にこの「マレーシア移住マニュアル」というnoteマガジンを作ることになりました。

マレーシア移住1年未満の人がまとめてる！？

「この人は移住マニュアルをまとめるくらいだから、さぞマレーシアのことを詳しい人だろう」と思うかもしれませんが、実はこのnoteの著者である僕はこの2020年1月書き始めの時点でまだマレーシア在住1年未満だったりします。

そんな経験が浅くてまともなことが書けるのか？逆にそこが良いのです。

移住経験が長ければ長いほど、確かに現地の情報には詳しくなります。しかしそれと同時に、「慣れ」も生まれます。現地に詳しくなり、慣れれば慣れるほど、日常の生活は”当たり前”のものとなり、困ることもなくなれば、疑問に思うこともなくなっていきます。

僕の友人でマレーシア歴3年以上、5年以上の方もたくさんいますが、そういう方々に例えば「移住で最初、どんなことに気をつけないといけませんか？」と聞くと

「もう完全に生活に慣れてしまって、どんなことで困っていたかあまり覚えていない」

という回答がよく返ってきます。悩みを相談しても

「あー、それはマレーシアあるあるだよね」

で済まされたり……

移住経験が長ければ長いほど、移住初心者の気持ちはわからなくなっていく、という悲しい現実があります。

ですので、マレーシア移住マニュアルをまとめるのはむしろ「マレーシア移住したばかり」の人の方が向いているのです。つい最近悩んだこと、困ったことを鮮明に覚えていますから。

在住経験が長くても、知らないものは知らない

またそもそも、移住経験が長いからといって、必ずしもそういう人が幅広く現地に詳しいかと言えば、そうでもありません。

たとえば僕の父はもうすでにマレーシアに20年以上住んでいる”大ベテラン”ですが、マレーシアに最近導入されたキャッシュレス決済の使い方など、ほとんど知りません。父が詳しいのは美味しい日本系居酒屋の場所くらいです笑

特にマレーシアのような新興国は先進国に比べてものすごいスピードで成長・発展し続けているので、数年前と現在とで状況が変わることが珍しくありません。例えば今では”庶民の足”としてメジャーな交通インフラになっているライドシェアサービス「Grab」、”マレーシア版Amazon”のネット通販サイト「Lazada」も、ほんの数年前まではほとんど普及していませんでした。

長く住んでいると、旧来の生活スタイルで上手くいってしまっているため、逆に新しい生活スタイルに疎いこともあります。その点、最近移住した人は積極的に情報を集めて、今の最新のマレーシア国内の環境に即した対応方法を学んでいますから、長年住んでいた人よりも詳しいことがある、という逆転現象が起こるのです。

結局、住み始めると、マレーシアという場所は”非日常”から”日常”に変わり、それぞれのライフスタイルによって毎日の生活も違い、それに伴い持っている情報も変わってきます。東京に長年住んでいるからといって、皆が皆東京全体に詳しいわけでもない、むしろ外国人旅行者の方がよっぽど詳しかったりする、というのと同じです。

初心者とベテラン双方の話をまとめる

移住直後の人はその問題意識は誰よりも高い一方で、やはり情報に偏りが出てしまうことは否めません。また、自分が疑問に思ったことはネットで調べられますが、「自分が予想していないこと」については、ググることすらできません。やはりこういう部分は経験がモノを言うのです。

そこで、このマニュアルでは初心者とベテラン双方の話をまとめる、という形式を取り入れています。初心者が質問をして、在住経験の長い人がそれに対して答える、という形のオンラインサロンの形式を文章にすることで、

在住歴が短い人が持つ「課題意識」

在住経験の長い人が持つ「豊富な知識」

を両立させています。また、それも一人ではなく複数の人たちからのチェック・回答を得ることで「一個人の視点」という情報の偏りをできるだけ少なくしています。

常に更新され続ける”本”

このnoteは、基本的にはオンラインサロンメンバーのために書かれているものですので、内容はサロンメンバーが常にチェックしています。情報が古くなったという指摘があれば、すぐに改訂されることになります。

文字数で言えば一般の書籍レベル以上の文字数があるnoteで、さらにその内容は状況の変化とともに無料で更新され続けます。またその更新も、購入した方には通知が行くようになっています。

通常の本を購入するよりも使い勝手が良く、マレーシア移住直後だけでなく、その後もずっと使えるものなので、マレーシア移住を考えている方にはきっとその価値があるnoteだと考えています。