「無駄」製作日記 残り103日

この国は民主主義に向かないのではないかと思う。

これは常々思っていたこと。

議員の待遇がいいことに怒りを覚えるのはおかしいのだ。なぜなら、だれでもそれになれるはずだから。

しかし、多くの人の思考は「議員という種族」がいるかのようになっている。

事実、その民主的な立場が世襲というかたちで、一定の一族に受け継がれている。それはその一族の責任ではなく、それを許す有権者の責任だ。

ぼくらはあまりにも「誰かが悪い」と考え過ぎた。

鏡の中に立っている男こそまずは変えるべきだ。

ぼくらひとりひとりがこの国を良くするために何をすべきか、それこそが民主主義だし、愛国心のはずだ。それは誰かに石を投げることを意味しない。

しかしながら、怒りは対立しか生み出さないだろう。

怒るのではなく、このダイナミックな目の前の現実を、生きたまま腑分けすることこそ必要なのだ。

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