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惨めな高校ライフ#1 部活

軽音に途中入部したかったものの
中学から構築されてるであろう人間関係に
飛び込むのが怖くて入部できず
卒業ライブのセトリを1人で妄想しながら
ついぞ夢を叶えることはなく、ただ
卒業まで妄想するだけの惨めな人間だった

我が運動部に途中入部してきてた奴がいたけど毅然とやりたいことに立ち向かっていくのが
眩しかった
ああいう人が人生を勝ち取っていくのであって、自分はそちら側には居ないんだろうなと。その頃運動部に居るのが苦痛でしか無かったものの辞める時に突き刺さるであろう同期や後輩からの視線が恐ろしくて辞められていなかった私は思ったのだ
しかし実際には誰もそんなこと、気にも留めておらずご挨拶程度に惜しまれながら得たものは苦痛と疲労ゆえにやりたいことにも、勉強にも時間を費やせなかった無為な更地となった数年間、それから退部した部の後輩や同期とたまたま廊下で会ってしまった時の気まずさだけだったのだ。

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