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「この時代にあえてアルバム単位で音楽を聴く」第2回The Rolling Stones「It's Only Rock'nRoll」

2枚目はローリングストーンズのミックテイラー期後期のアルバム。ミックテイラー期のアルバムは Let It Bleed、Sticky Fingers 、Exile on Main St. など歴史的名盤が多い中やはり少し地味な印象のアルバムですが、さて…


1. "If You Can't Rock Me"
まさにストーンズのオープニング!といったキレの良さがカッコいい。この計算してないガチャガチャした感じから始まるとああストーンズが始まったぜ、と笑
2. "Ain't Too Proud to Beg"
1曲目からの流れが気持ちいい
これテンプテーションズのカバーなんですね
3. "It's Only Rock 'n Roll (But I Like It)"
これはもう歌詞がとにかくいいですよね
「たかがロックンロール、だけど…」
このフレーズはミックじゃないと、ストーンズじゃないとサマにならない
4. "Till the Next Goodbye"
ストーンズのこういういなたい、気怠い、物憂い曲凄く気持ちいいですね。
このブルースぽくフォークぽくカントリーぽく
しかし微妙にどれとも違う「もどき感」こそストーンズだなあと
5. "Time Waits for No One"
後半のジャムがカッコいい
ミックテイラーのこのアルバム最大の見せ場か
6. "Luxury"
ちょっとレゲエ感ありますよね
歌詞はなかなかハードな感じですが曲調は明るい
7. "Dance Little Sister"
楽しいロックンロール
この時代から見ても前時代の曲調なんだと思うけどそのシンプルさが気持ちいい
8. "If You Really Want to Be My Friend"
4同様大好きな曲調。これはまたソウル入ってますがやはり絶妙なもどき感があってそここそ味があって好き。後半テイラーのギターがエモーショナル
9. "Short and Curlies"
いかにもラスト前に配置されそうな「ザ・9曲目」な感じのブギーな小品
10. "Fingerprint File"
そしてラストはファンク。と一枚のアルバムでいろんな事やってるなあ!しかしそれが散漫にならずむしろストーンズの色で統一されてるところにストーンズの凄みを感じます

たしかに若干薄味な気はしますがストーンズの魅力がコンパクトにまとめられた良盤だと思います。スルメ盤な気がするので何度か聴いてみたい!こうやって1時間弱一枚のアルバムただ集中して聴くのって実は凄く贅沢な時間の使い方だなあと思えてきました
いつの間に音楽って「何かしながら聴く」ものになってたので…

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