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今日から始める"最後の審判"

どうも、タッサの神託者登場以降の最後の審判デッキの解説記事が少なく
友人が困っていると聞いたので、メモ書きも兼ねて記事を作成することにしました。


・まず、''最後の審判"とは


Doomsday/最後の審判 (黒)(黒)(黒)
ソーサリー
あなたのライブラリーと墓地からカードを5枚探し、残りを追放する。選ばれたカードをあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。あなたは自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。



ざっくり解説するとこのカードは、自分のライフ半分と黒3マナを代償に
自分の墓地、デッキから5枚を選びデッキを作成するカードです。

※最後の審判で作った5枚の山札をDoomsdayパイルと呼びます。

???と思う方もいるかもしれません、ただこの5枚のカードだけで勝つ事が出来るのがMTGというゲームなんです。


・どうやって勝つのか?


現在は最後の審判を唱えた後、自分のライブラリーをキャントリップやフェッチランドなどで0~2枚まで削り、タッサの神託者を唱えて特殊勝利を狙うデッキとなっています



余談ですがタッサの神託者登場以前は、灯争大戦で登場したジェイスや研究室の偏執狂、燃え立つ願いを利用したストームプラン
殻船着の島+引き裂かれし永劫、エムラクールのコスト踏み倒しコンボなどで勝つデッキでした



ただオールインコンボに近い構成かつ、プレイングが非常に難しく、既存のストームコンボ(ANT、TES)と比較すると速度が遅く
一部の狂人が使うコンボデッキと言った立ち位置でした。(特に師範の占い独楽禁止後)

※最後の審判でデッキを作る時の専用カードを手札に引いてしまうと、その時点で手札マイナス1枚の評価になるくらい邪魔です。(言うなれば苦悶の触手が手札に来るようなもの)

当時はそんなカードが4~6枚くらい入ってました


・デッキリスト

晴れる屋さんからサンプルを拝借してきました
現在の主流は4CタイプorBUGタイプ

根本的な弱点として土地破壊に弱いと言った点がありますが、花の絨毯でカバーします。


このデッキ不思議な事にストームデッキと比較すると"致命的に刺さる"対策カードが少ないです。

※極論言えば最後の審判を唱えられる状況であれば虚空の杯x=0.1.2、三なる宝球があっても勝てます。



またデッキを紹介する際の呼称は最後の審判→Doomsdayとなります


・Doomsdayはどんなデッキに対して有利なのか

ライフを積極的に削ってこないコントロール、コンボデッキに対して有利です。
最後の審判を唱えた後にターンを対戦相手に返す事が非常に多いですが、返しのターンで死ぬ事がないからです

・Doomsdayはどんなデッキに対して不利なのか

ライフを積極的に削ってくるデッキに対しては非常に不利です、特にデルバーゴーやバーンは非常に苦手です。
勝つために最後の審判を唱える事が必要不可欠であるため、半減したライフをすぐに削り取られてしまうからです。

また、これは特殊な例になりますがインスタントタイミングでこちらのライブラリーを削られるとうっかりで事故死します。
面晶体のカニとか悪夢そのもの、フェッチランド二枚構えられてるだけで一生Doomsdayが打てません

例→丸砥石、狂気の祭壇、面晶体のカニ、予報、思考掃き

↑こんなに可愛いのに…



また、遭遇することは少ないですが対戦相手がコントロールする難題の予見者を山札が0枚の状態で除去されると死にます。

↑こんな感じです、はなふささん(@Flow_ture)から掲載許可いただいてます。


そのため、対戦相手が難題の予見者をコントロールしてる場合は山札1枚+インスタントタイミングで削れる手段(フェッチランド、サイクリング)を用意しておくのがオススメ

※難題の予見者が戦場にいる時点で、アーキタイプ的にインスタントタイミングの除去が飛んでくること自体が少ないですが

・Doomsdayと言うアーキタイプの利点
Doomsdayにしかない利点を取り上げるとすればコンボパーツの少なさです

最後の審判を唱えたターンに勝利する、となると最後の審判を唱えるための黒3マナの他にキャントリップやいくつかの青マナと手札が必要になりますが
最後の審判を唱えた"次のターン以降"に勝つのであれば勝利する為の条件は非常に緩くなります。

ターンを1度対戦相手に返し次のターン以降に勝利するパイルを組む事を目標に立ち回りましょう

それこそこのデッキは手札0枚、土地3枚からでも最後の審判をデッキトップから引き当てれば次のターンに勝利する事が可能です

・基本パイル

ここからはパイルの作り方です。
基本的なパイルを紹介させていただきます。

※パイルは状況によって形を大きく変えるため、ここで紹介するのはあくまで基礎の基礎のパイルです

上述しましたが、パイル作成は基本的に
タッサの神託者+何らかの方法で山札を2~4枚削るカードで組むことになります。

また必要なマナや手札など条件を記載してありますが、これは最後の審判を唱えた後にキャントリップを手札に抱えているのであればそのターン中に即座にコンボに繋ぐことが出来ます。



■ブレストポンダーパイル


必要マナ 青1
必要な手札 ゴミ1枚(パイルに必要なカードでなければなんでもよい)

渦巻く知識
ライオンの瞳のダイアモンド
通りの悪霊
思案
タッサの神託者

・渦巻く知識を唱え、ライオンの瞳のダイアモンド、通りの悪霊、思案を手札に加え
思案、ゴミの順でデッキトップに置く
・ライオンの瞳のダイアモンドを唱え、通りの悪霊をサイクリング、優先権を渡さずライオンの瞳のダイアモンドから青青青を出し思案を手札に加える
・思案を唱え、タッサの神託者を手札に加える
・タッサの神託者を唱える、相手が除去含む妨害を持っていなければ勝ち(山札1枚)


■予報パイル


必要マナ 青1無色1
手札0

予報
ゴミ
ライオンの瞳のダイアモンド
通りの悪霊
タッサの神託者

これは解説するまでもないですね、予報でライオンの瞳のダイアモンドと通りの悪霊を手札に加えてタッサの神託者を唱えるだけです。



■打ち消しも除去も無視して必ず勝つパイル(ただしもみ消しはダメな!)


必要マナ 青1
戦場or手札フェッチランド1枚
必要ライフ 対戦相手に2ターン渡して4ライフが残る事が必須

魂の洞窟
通りの悪霊
秋の際or通りの悪霊
タッサの神託者


相手のブチ切れ虚空の杯x2も三なる宝球も越えられます、自分が実戦でよく使うパイルですね。
フェッチランドを使う事により、マナを確保しつつ無駄なく山札を1枚削れます。
1ターン目に最後の審判をぶっぱなす時によく使います


上記3種が私の考える、Doomsdayの基本パイルだと考えています。

ただ、手札の状況、浮マナの数、対戦相手の妨害によって組むパイルは形を変えていきます。

状況によって変わっていく最適なパイルを作る、考える事がこのデッキの1番の難しい所であり、楽しいところでもあります。


応用パイル

このデッキの弱点として、パイルを組んだ後に山札の順番をぐちゃぐちゃにされると勝つ手順が非常に面倒になります


↑主にコレのせい

今回は外科的摘出をケアするパイルを紹介させていただきます。
条件は複数種類ありますが、その中の2つを紹介

例1
戦場:未起動のフェッチランド×2
手札:思案、定業、渦巻く知識のいずれか
条件:上記キャントリップのいずれかが必ず通り、最後の審判を唱えターンパス

※ターンパスしない場合は、手札のカードが渦巻く知識+ゴミ2枚+青マナ1が追加で必要になります(ただし山札1~2枚残り)

パイル
魂の洞窟
秋の際or通りの悪霊
タッサの神託者
島タイプを持つ土地
島タイプを持つ土地

最後の審判を通す
→フェッチランドを2回起動し、山札を3枚にする
→キャントリップを唱え、秋の際or通りの悪霊を手札に加える
→ターン終了

ターンが返って来れば魂の洞窟を経由してタッサの神託者を唱えて特殊勝利


例2
戦場:未起動のフェッチランド1枚
手札:通りの悪霊+ゴミ1枚
条件:渦巻く知識が打ち消されない+最後の審判を唱えてターンパス

パイル
渦巻く知識
魂の洞窟
秋の際
タッサの神託者
島タイプを持つ土地

この例題に関しては回答を出さないので、立ち回りは自分で考えてみましょう
動き方さえ知っていればどのタイミングで外科的摘出を打たれても乗り越えられます

兎にも角にも山札を3枚にして、渦巻く知識を唱える事
それが外科的摘出攻略の要です。


以上、Doomsdayの解説でした

これも麻雀で例えますが、
和了(勝利=タッサの神託者のキャスト)に持ち込むための役をいくら知っているか、手元の牌で(手札と山札)役をアドリブで作れる知識が重要になってくるデッキです。

使いこなせれば非常に強力なアーキタイプですので、興味がある方は是非触ってみてください。

…久しぶりに真面目に記事書いたからクソ疲れた



最後くらいはうちの担当かわいいで終わらせてください




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